永岡です、TBSラジオの、荻上チキ・セッション、19時台は今週人権TODAY特別編、ダイバーシティトーク、本日は中京大学の風間孝さん、日本の性的マイノリティ、LGBT運動の変遷を語られました。パートナーは南部広美さんでした。YouTubeで聞けます。https://www.youtube.com/watch?v=nemiHMFDHNo
ロシアのテロ、慶応義塾大学の廣瀬陽子さんが解説、廣瀬さん痛ましい、しかしこれをロシアがウクライナ侵攻に悪用の危惧、廣瀬さんの見立てでは、ISが犯行声明でウクライナは無関係なのに、プーチン大統領はウクライナのせいにして、報復措置でウクライナに攻撃。チキさん、実行犯はタジキスタンのもの、廣瀬さん、タジキスタンは人口1000万人、100〜200万人がロシアに出稼ぎ、それがタジキスタンのGDPを支えて、タジキスタンの方はロシア出稼ぎかIS入るかしかない、タジキスタンの方はウクライナ侵攻に動員、ロシアで差別されて、ロシアにいながらISにリクルートされる、タジキスタン語はペルシャ語に近く、他方アフガニスタンの言語に近く、ISではアフガニスタンが重要拠点でリクルートされてしまう。チキさん、タジキスタン人が入るとISは有利、そして、廣瀬さん、タジキスタンに行かれて、国内でお祭りであったが、タジキスタンでは1月にもテロで安定していない、タジキスタンのテロリストがイラン、トルコでテロ、タジキスタンはテロリスト輩出国として、名誉が傷ついている。
この事件のロシアの捜査は手荒で疑問、ロシアは厳しく扱い、テロリスト弾圧のため他の見せしめ、このテロはアメリカから通告されていて、プーチン大統領は何をしていたと言われないためにやっている。このテロは、ISの常套手段、しかし残虐、アメリカが事前に察知していて、プーチン大統領は厳しい反応、しかしロシアでは3月に2度テロ、一度は未然、アメリカの助言は聞いていたが、ロシアの自作自演の噂もあり、廣瀬さんはそれを否定、しかし、ISの犯行を知りつつやらせた、警察が来るのが1時間遅れて、あえてロシア当局のヤラセも言われている。そして、ロシアの世論は、情報錯綜、プーチン大統領に従順な層はウクライナの仕業と思い、他方ロシアの、プーチン大統領の自作自演、1999年にもFSB主導のテロがあり、それを口実にチェチェン侵攻をした。チキさん、ロシア国内での移民、タジキスタンの方は大変かと問われて、廣瀬さんそれは心配、するとロシアに出稼ぎの方もISに入る。チキさん、ロシアの大統領選挙の直後、ウクライナ侵攻の戦局を問われて、廣瀬さん、選挙前は警備厳しい→選挙の後テロで、ロシアは不安定、ウクライナへの報復措置がえげつないものになると締めくくられました。
二階氏が裏金事件に関与、次期衆院選に出ない件、TBSラジオ国会担当の澤田大樹さんが報告されました(この件、日刊ゲンダイ記事ありhttps://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/337962 )。政治責任あり、裏金パーティー謝罪、自民党から処分の前にやり、国会でも追及、澤田さんスタジオで解説、立憲民主党から裏金議員の証人喚問をと求め、アホの岸田総理は支離滅裂、証人喚問は日程など判断というもの、しかし捜査は関係ない、自民党には調査能力、自浄能力なしと野党が第3者機関でやれと立憲民主党石橋氏から追及、そして二階氏、次期衆院選に出ないもの、岸田総理の説明は毎度おなじみ支離滅裂、野党から二階氏に証人喚問に出ろ→自民党は証人喚問の超消極的、澤田さん、テレビ東京で二階氏記者会見と報じられて15分の記者会見、澤田さん取材、裏金で政治責任あり、次期出ない、記者から二階氏政倫審に出るべきというと、事務総長武田氏出させた、武田氏では不十分だと記者追及、二階氏以外の人がでなくていいと通訳者!がいて、林氏、自民党経理局長、二階氏の側近中の側近が記者会見6割、二階氏は出ないと言ったのみ、記者会見は15分に満たない。
中国新聞、選挙違反の河井夫妻のもの、二階氏3300万円の質問があり、二階氏、表の金と嘘をいい、中国新聞嘘だと追及→通訳者林氏答えて、二階氏、手元のメモを見てか細い声で、記者も聞こえない、しかしそれなら不出馬、が後半二階氏声を荒げて、MBS大八木さん、裏金の責任でやめるのか、年齢のためかと問い、通訳者林氏の後、二階氏、年齢制限はないと怒鳴り、大八木さんにお前もこの歳になる、バカヤロウ!二階氏、次期衆院選、出るつもりから、裏金事件で不出馬、しかし辞職ではない(この件は東京新聞記事https://www.tokyo-np.co.jp/article/317145 )。
チキさん、二階氏の証人喚問のものを7問われて、澤田さん、予算委員会の後、党本部で二階氏、岸田総理が7分会談、チキさん、証人喚問など残っている、澤田さん、安倍派幹部は岸田総理自ら聞き取り、処分の重いのは4人、しかし岸田総理自ら聴くことは意味なし、今までのもの以上出ず、処分の中身は決まっている、それで選挙に当選だと禊ぎ、国会でも実態解明されず、処分はおかしい。日本共産党紙智子さん、森喜朗氏を国会に呼ぶのを求めて、岸田総理は森喜朗氏の関与の証拠なしと言い、しかし、森喜朗氏の関与は、一番長く会長をして、裏金の始まったであろう時期に会長+存命で国会に呼ぶべきだと説かれました。
19時台、人権TODAY特別編、ダイバーシティトーク、風間さん、日本の性的マイノリティの差別の研究、1990年代の同性婚の訴訟の原告、府中青年の家のもの、どういう言動が性的マイノリティに差別かを語り、90年代にはLGBTという言葉はなく、広辞苑に同性愛は異常性愛、文部省は倒錯・非行!と書いていた→子供を同性愛から遠ざけるのが健全と言われていたのが30年前、裁判で、東京都に拒否、同性愛者は異常と広辞苑にあるためとの理由であり、それの削除は大変。
風間さん、府中青年の家裁判、91年に開始、国内で初めて同性愛者の人権がテーマ、風間さん、ゲイ・レズビアンの合宿をしようとして、ホモ、おかまと差別発言をされた(これはそのまま書きます)、正直に同性愛の団体と言い、が、青年の家は、あんたたち来たらまたマイノリティ来ると拒否、青少年の「健全」育成のためのもので、東京都は同性愛は「健全」でないとムチャクチャ、青少年の中には同性愛者もいて、同性愛者排除は東京都自体の理念の否定。裁判は、90年4月に東京都に拒否、風間さん20代前半で東京都と裁判できるか、しかし青年の家のルールを守り拒否はダメと裁判を起こして、周囲は、風間さんたち、34年前は性的マイノリティが注目されて大変だと拒否反応、裁判時に、風間さんたち原告は顔を出して、そして同性愛を出して勇気づけられたの反応もあり、当時、メディアは同性愛はお笑い、性風俗と見て、同性愛の裁判の扱いに問題、TBSでも報じられて、動くゲイとレズビアンの会を動くホモの会!と茶化したもの、裁判、人権を23時台のニュースすらそう報じて、TBSだけでなく、全体でそうされた。
チキさん、レズビアンをレズと略すのは今は問題になる、風間さん、91年同時、LGBT当事者を傷つけた、そしてLGBTをホモ、おかまと茶化したもの、それで学校にいけない事態もあった。チキさん、「そう」「そっち」があった、風間さん、34年前、LGBTのことをまじめに扱うものはすくない。91年に東京地裁に提訴、94年に一審判決、97年に高裁判決、損害賠償を東京都に求めて、風間さんたち勝ち、東京都は高裁判決で、上告せず風間さんたちの勝訴確定。
性的志向という言葉をこの裁判で初めて使い、それまで性的「嗜好」とされて、しかし、同性愛は異性愛と向く方向が違う、行政はマイノリティに対する責務で、性的マイノリティの人権を守るものを求めて、負けられない裁判、この裁判に勝つのに、裁判官の意識を変えないとダメ、しかし世間は広辞苑の表記のまま、文部省も同性愛を認めるのを求めて、メディアに、ホモ、レズは蔑称だと啓発。広辞苑の差別表記はなくなり、出版社、精神医学で同性愛は社会的なコンセンサスなし→アメリカでは同性愛は病気ではないと、日本の精神学会に働きかけて、同性愛者の人権の主張は、当時日本の法律分野で資料は少なく、外国の文献を見て、セクシャルオリエンテーション、アメリカ、外国の証人に来てもらい、ゲイの方で、サンフランシスコの教育委員長に来てもらい、教育行政、東京とサンフランシスコの違いを解説、同性愛者が同じ部屋だと性的行為と東京都はいい、それはもちろん男女でも同じ、同性愛の差別はダメと証言してもらった。
この裁判の影響は、行政当局は同性愛者の人権配慮をすべきとなり、法務省で同性愛者差別はダメとなり、しかし、今同性婚の訴訟があり、法的な根拠は、風間さんたち基礎は作っても、まだまだのものがある。チキさん、広辞苑、恋愛は異性間のものというのから変わった、風間さん、性的志向、自分の意図で゛選べず、同性婚の否定は人権否定と札幌高裁で出て、風間さんたちの活動はそこに反映。
チキさん、メディア、法曹界も34年前は性的マイノリティのことを理解していなかった、風間さん、社会を変えるための活動をした。そして、裁判を終えて、裁判を始めてここまで勝訴と思わず、東京都の施設利用拒否にNO、日本は隠れていたら差別されない→足を踏まれたら痛いと言おう、性的マイノリティには人権があり、LGBTは前向きに歩けると、風間さん自身の生き方も変わり、この裁判の意義は大きかった。チキさん、足を踏まれて痛いと声を上げて、足を踏まないように、となった、風間さん、34年前、性的マイノリティは社会を信じられず、しかし裁判で社会を変える意味もあった、想像を超える判決。
チキさん、同性婚の訴訟、経産省のトイレのもの、性同一性の裁判もあったと説かれて、風間さん、最近は裁判所も性的マイノリティに配慮になり、しかし風間さん、名古屋にいて、同性婚の訴訟に参加、同性婚の訴訟に意見書を出して、積み重ねの上に判決、社会は変わりつつあり、その背後に原告、弁護団の血のにじむ努力で、社会は少しずつ動いている。チキさん、風間さんたちの大変な努力の結果、風間さん、最初裁判に勝ったのは運がよかったと陰口叩かれて、しかし今は性的マイノリティのことも、選挙の公約に入る。チキさん、同性婚反対は自民党の岩盤保守のみ、風間さん、世論調査では同性婚OKは7割なのに、国会は自民党、同性婚の合法化をせず、それは歯がゆい。チキさん、多様性というが、現実が多様で、社会制度をそれに合わせるべきが、社会が変わってしまうと岸田総理はいう、風間さん、札幌高裁判決、岸田総理は社会変わるというが、同性婚できて、ライフスタイルの認められて、異性愛者に同性婚しろの制度でなく、マイノリティを大事にする社会は人権が守られると締めくくられました、風間さんを始め、皆さんの努力は実を結び、そして自民党の岩盤保守のアホぶりがよくわかりました、以上、風間さんのお話でした。