文化放送ラジオ 大竹まことゴールデンラジオ(2020/2/11) 深澤真紀 映画「パラサイト」アカデミー賞受賞から世界の格差の深刻さと、日本の自己中心的主義の絶望的なものを語る
永岡です、文化放送ラジオの、大竹まことゴールデンラジオ、今週火曜日の大竹紳士交遊録は獨協大学特任教授でコラムニストの深澤真紀さんでした。大竹さんお休みで司会とパートナーははるな愛さんでした。
ジャーナリストの立岩陽一郎さん、マスメディア幹部と安倍総理の会食がなぜなくならないのか、新聞労連の南彰さんの見解から問われています、https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20200209-00162252/
今回のテーマは映画「パラサイト」のアカデミー受賞と各国の映画で描かれる格差社会のこと、スタジオはアイドルの話で盛り上がり、深澤さんもアイドルのファン、で、パラサイトが92回アカデミー作品賞に輝き、アジア単独+外国語映画は初の受賞、4部門受賞、取れても国際映画賞と思い、深澤さんポン・ジュノ監督のファン、半地下に住む家族が規制する、前半はブラックコメディ、三谷幸喜さんみたいで笑えて、後半は、PG12、小学生単独はだめ、衝撃の展開で悲鳴が上がり、いい映画は様々な要素、グロテスク、エロもあり、太田さんもはるなさんも絶賛、地上にいるのはIT長者、美術賞もノミネートされてみんなセット、韓国映画は予算が使えて、韓国はDPRKと交戦状態で避難先として半地下があり、そこに80万人もいて、下水道でトイレは上にあり、不思議なところ、クライマックスに大雨、去年の日本の台風の被害者はそれを見るのはしんどく、深澤さんもウッとなり、においもテーマ、台風でホームレスの避難所拒否と通じて、格差の象徴をにおいにして、パラサイトはカンヌの最高賞を取り、2017年にはケン・ローチさんのもの、2018年は是枝監督の万引き家族、貧困がテーマの映画が3年連続で受賞、ケン・ローチさんのもの、生活保護をたらい回しされるもの、ケン・ローチさんは80歳を超えても描くものがあり、宅配ドライバーと家族を描いて、万引き家族は素晴らしいキャスティング、是枝監督は子役が素晴らしく、疑似家族、さらにジョーカー、バットマンの悪役が主役のもので、主演男優賞を取り、アメコミが80年代のニューヨークの格差社会にて、コメディアンをジョーカーにしたもの、日本、韓国、アメリカ、イギリスでは格差が最も広がり、それが映画で描かれて、パラサイトも万引き家族もアメリカで自国のように理解された。
NHKで、ローチさんと是枝さんが対談、万引き家族にアベウヨが因縁をつけたら、ローチさんもイギリスの恥と言われて、しかし権力者が労働者の富を盗んでいて、日本もなぜ貧しいか、日本はメディアが富裕者、権力者のためにあり、ブレグジットも移民のせいにする=貧困層のせいにするとローチさん言われて、アメリカも韓国もそう、万引き家族は文化庁の助成で、それでバッシング、文化庁の助成で、是枝さんに国の言うことを聞けと、桜を見る会の前にバッシング。是枝さんは安倍政権に批判的で、どの作品も、貧困をテーマにして、素晴らしいのは、どの作品も娯楽作品として第一級、映画として面白く、その中で描かれて、中学生には見てほしい。
アカデミー賞、カズさん受賞、その際に日本人の誇りと言われて、昨年アメリカ国籍を取り、日本が嫌いになり、日本には個人のアイデンティティなし、日本人受賞というのに批判、しかしテレビではカズさんを日本人としてワイドショーでもてはやされて、格差がテーマの映画が増えて、これは世界の課題、またパラサイトはエンディングで希望と取るか、絶望と取るか、最後の5分が衝撃的と締めくくられました、以上、深澤さんのお話でした。
- 2020.02.11 Tuesday
- テレビ・ラジオ情報
- 23:53
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- by 市民社会フォーラム