MBSラジオ ニュースなラヂオ(2020/2/17) ハンセン病患者家族訴訟が問いかけるもの、亘佐和子さんの報告、上田さんによるシリア難民報告&サキドリ 鳩山由紀夫 辺野古新基地を中止しないとこの国は亡ぶ!
永岡です、MBSラジオの、ニュースなラヂオ 、記念すべき第100回、今週も新聞うずみ火代表の矢野宏さんの司会、フリーアナウンサーの北口麻奈さんのアシスタントで放送されました。ニュースキャスターは福本晋悟さんでした。
文化放送サキドリにて、鳩山由紀夫さん、辺野古は中止すべきとコメント、鳩山さん県外移設を言って総理を追われて、そして戦争を否定するが、今の戦争は無人機のリモートコントロールであり、海兵隊の必要性は激減して、普天間の危険性除去のために、代替基地は要らない=海兵隊はいらない=辺野古に作る必要なし、辺野古の軟弱地盤は70mまでしか技術的に無理なのに、90mもあり、埋め立ては技術的に不可能、埋め立ては政府では1兆円、沖縄県の試算では2.5兆円も、大昔の設定の海兵隊のために使うのはバカ、それも抑止力にならず、辺野古は一から議論して、アメリカに交渉して、アメリカも作ったらつぶれる基地は使えない、最低でも地盤沈下は確実=辺野古を埋め立てしても基地にならず、アメリカの言いなりになる以前に、アメリカに忖度している安倍政権、安倍総理、次期の総理は誰かわからないが、新しい安全保障を考えるべき。金子恵美さん、玉城知事は辺野古反対、日本の安全保障は日米同盟が基軸、鳩山さんは県外と言ったことを問われて、鳩山さん、先月グアムに行き、海兵隊基地は入れず、空軍基地の隣、海兵隊はグアムに全部移してもOK、沖縄は近すぎて、グアムに海兵隊を移設した方がいいと説かれました。
22日に、大阪弁護士会にて、人権フェスタがあります、http://www.osakaben.or.jp/event/2020/2020_0222.php 水野晶子さんが朗読されます。原発事故の際に中学生の女の子が自主避難して、罵詈雑言を浴びせられて、大学生になり作った作品を取り上げるのです。
ちなみに、コロナウィルスのこと、ジャーナリストのソ・テギョさん、文大統領がダイヤモンドプリンセスみたいなことをしたら、日本のワイドショーは上げて袋叩きだろうとツイートされています。東京マラソンは一般参加者お断り、天皇の一般参賀取りやめ…クラシック音楽での一般参賀(巨匠指揮者が演奏会の後、ホールに一人出てきて喝さいを浴びるもの)はどうなるかな?ジャム・ザ・ワールドで医師の上昌広さんがお話されて、広がっている、出歩かないようにというものの、感染して比較的軽症の人が出歩いて感染、防ぐためには検査が必要だが、できていない。重い人しか検査しないと、それ以外に多数の軽症者がいて、中国はこれで蔓延して、日本で重度でないと検査しないのはダメ。厚労省の言うように37.5度以上何日で検査はナンセンス、すぐに遺伝子検査が必要、重症になり来ても遅い、政府は国民に寄り添っていない、政府がやると支持率、東京オリンピックが先になる、医師は目の前の患者を診る、今まで会議はあっても専門家は入らず、政府の都合で切り分けたらダメ、患者さんのためにすべき、国は遠隔診断(スマホなどで相談できる)、専門家は限られて、遠隔診断は初診だと厚労省が禁止してこれではダメ、検査も遠隔、検体を郵送して、キットも普及させるべき、しかしキットは健康保険外だが、中国は何万件もやって、日本もやらないとダメ。
市民は、正確な情報を知るべき、若い人は大丈夫、高齢者が心配と説かれました。
ニュースなラヂオ、矢野さん、2018/4開始で今日100回目、昨年秋に寺脇研さん出られて、映画「子供たちをよろしく」(http://kodomoyoroshiku.com/ )、十三シアターセブンで試写会、テーマは貧困、格差、いじめ、自殺と重く、矢野さん、北口さんと行かれて、前川さんも企画から参加、この作品は中学生のいじめと自殺を描いて、この現実を見てほしい、胸が締め付けられるようなもの、舞台は東京に近い地方都市、シャッター街、風俗店でアルバイトする女性が主人公、母親は対人依存症、仲間たちと同級生をいじめて、親はギャンブル依存症、修学旅行の積立金も使い、その子は母親の迎えに来てくれる日を待ち、姉が風俗店で働いていることがわかったら…というもの、北口さん、重いストーリーを見て、誰が子供たちの困っているのを面倒見てあげるのか、他の家の子供のことも面倒を見る余裕が今なく、追いつめられる社会の問題、矢野さん、かつては学校、家庭、地域は二等辺三角形で子供の面倒を見て、それが今崩壊、福本さん、家庭内の問題が地域に見えないと説かれて、矢野さん、プロデューサーの寺脇さん、本当の貧困がここにあり、何かしないと、と大人が見て立ち上がったらと説かれるのです。
ニュースピックアップ、福本さんの担当で、新型コロナウィルス、発熱なら会社、学校に行かない、37.5度以上、だるさだと相談するように、妊婦も2日以上なら相談するように、新たな感染確認は、和歌山県で4人、うち3人は感染していた病院関係、通院歴のない人もいて、和歌山県で感染者9人、神奈川県で看護師一人感染、ダイヤモンドプリンセスでは99人感染、454人が感染、船内での厚労省の職員も感染、宮内庁は天皇誕生日の一般参賀中止、東京マラソンは38000人の一般参加者中止、矢野さん、京都、北九州、熊本で1万人以上のマラソン、マスクを配る、中国からの方を拒否、しかし取り返しのつかないことにならないようにと説かれました。
国会、桜を見る会、前夜祭、安倍事務所では領収書をだしていないというものの、辻元清美氏は安倍総理の言うような例なしと追いつめて、安倍総理は逆ギレ、ホテルは個別の案件に応えず、さらに黒川氏の定年延長について、森法務大臣、検察官にOKと今年適用したというものの、黒川氏の定年延長、黒川氏のためのものと野党が批判して、矢野さん、検察官は特別法で定年が決まり、黒川氏の定年延長は前代未聞、国家公務員法でやったのは不可解と説かれました。
今週のテーマは、15日に行われた、ハンセン病家族訴訟が私たちに問いかけること、というシンポジウム(http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=37093 )が大阪市内で行われて、原告561人のうち、名前、顔を出して闘った人たちはごくわずか、シンポジウムを取材した亘佐和子さんが報告をされました。
ハンセン病家族訴訟、国の隔離政策で差別された、判決で国の責任を認め、何が変わったか、亘さん、大阪徒ハンセン病のドキュメンタリーラジオ番組を作り、大阪府、大阪市、堺市もやるもので16回目、今年のテーマは家族訴訟のこと、ハンセン病元患者の家族の起こしたもの、原告勝訴確定、しかし勝訴して良かったではなく、私たちは何をすべきか?ハンセン病はらい菌で起きて、96年にハンセン病と名付けられて、感染力は弱く、しかし病気だと皮膚に後遺症、日本で1907〜96年強制隔離政策が続けられて、元患者の裁判で、隔離は憲法違反と2001年に判決、小泉総理時代、家族も隔離政策の被害者であり、シンポジウムでの原告の方、ファンさん、在日朝鮮人2世の尼崎の方、1955年吹田市で生まれて、1歳の時に家族はバラバラ、母親がハンセン病だとわかり、近所による通報があり、それで大阪府の職員が来て、岡山の長嶋愛生園に行け、母親はいかず、すると銭湯に入浴拒否、母と、下の姉が愛生園に入り、矢野さん、近所の通報にも驚いて、亘さん、当時無らい県運動を自治体が競い、自治体が患者がいたら密告しろ、患者と確定→療養所行き、大阪府により送られて、ファンさん、大阪府に情報公開を求めて、母親は子供がいると拒否、1956年、ハンセン病は特効薬で治るのにこの始末、当時内風呂はない、職員がいえを消毒、母は愛生園、ファンさんは養護施設、他の家族もハンセン病、そして母親に病気のことを聞いたのは小学校4年生、らい病と告げられて、仕草は衝撃的であり、他人に言えない、小学校、中学校、高校と同級生、先輩にも言えず、子供にとって母親が小さくささやいたのに衝撃、その時のことを今も覚えていて、ハンセン病のことは親友にも言わず、奥さんには結婚後3年で問い詰められて語り、ファンさんは民族差別と闘い、しかしハンセン病家族というのは50歳を超えて初めて語ったもの、家族の中でタブー、触れないものが、家族の傷を深くする。
ファンさんの母親は2003年に80歳でマンションから飛び降り自殺、心の重さに耐えられず、ファンさん、警察に呼ばれて、母の遺体を見て涙は出ず、遺体にしがみつけない、呆然と見ていただけ、なぜ母が80歳で飛び降り自殺か?息子が自分を他人の目で見ていたのに耐えられず、らい予防法は96年になくなったものの、その後も自分の命を否定するのは許せないとファンさん語り、北口さん、ファンさんも母親も苦しんだ、亘さん、年を取り寂しさが募り、隔離政策はひどいもの、こういう話が561人いて、そして原告になるのをあきらめた人も多い。ファンさんのように名前、顔を出したのはたった数人、大半は匿名、匿名原告の一人、70代の方、舞台に衝立をして証言、声が放送されると誰かわかるので放送できず、父親がハンセン病、母と幼い弟が残されて、母は大変、ハンセン病の父親として、学校で生徒はおろか、先生もいじめて、もう学校に来なくていい、辛くて、学校から飛び降りようかと思い、しかし思いとどまり、自分の父親がハンセン病だと、夫には亡くなるまで言わず、子供にも言っていない。友人と食事して、ハンセン病のことが出て、他人に知られるのが大変なもの、こういう証言は、偏見と差別のえげつなさを示して、国は取り組むべき。
元家族に最大180万円支払い、元患者、家族の名誉回復、保証金の申請手続きが始まり、絆のつなぎ直しになるか、元患者は、兄弟と何十年も連絡とっていない、結婚の際に知られないに、しかし、保証金が出ると、今になり連絡、歓迎する兄弟もあるものの、返事のないものもあり、子供に自分が元患者と言っていない、子供と言ってももう結婚して、自分にとって孫もいる、子供、連れ合い、実家はどう受け止めるか、就職、恋愛で傷ついてきた人たちで大変。
矢野さん、私たちに何ができるかと問われて、亘さん、こういう社会を作ったのは誰か、国の隔離政策はあるが、差別してきたのは一般市民であり、市民が一人一人変えていくべき、大切なのは当事者の声を聴くこと、差別はいけないと言っても、関わりたくないとなったらおしまい、シンポジウムでも、当事者の顔が浮かぶ、差別はいけないと言える自分を作るべき、大切な関係であり、幸い関西には話してくれる元患者、家族もいて、そういう機会に参加する、そういう人たちを招くべきなのです。
リスナーより、高校で学ばず、ハンセン病は理解されていないとあり、亘さん、学校教育は大事、先生も参加したものの、副教材は使われず、文科省も教材を配って終わりではダメ、先生に研修、無らい県運動をやった何倍ものことをやるべき、矢野さん、一人一人の責任が問われていると説かれました。
その他のニュースも福本さんの担当でした。
消費税増税により、GDPは1年3か月ぶりにマイナス、-1.6%、年率換算で-6.3%、昨年10月の消費税増税、台風、暖冬で消費低迷、2014年の増税以来の打撃、さらに落ちるリスクもあります。
津久井やまゆり園事件、検察は被告に死刑を求刑、弁護側は大麻精神病で責任能力なしと主張して、検察側は夜に反抗など、責任能力ありと主張して、大麻の影響なし、死刑求刑で被告は表情を変えず、家族は勝手に奪っていい命などないと主張です。
「10分で現代を解説」、上田崇順さんがシリア難民支援について報告されました。
上田さん、シリアのこと、内戦激化、コロナウィルス、桜などありシリアは報じられないものの、内戦は激しく、2011年にシリア内線、反政府勢力はトルコの支援、アサド政権はロシアの支援、イドリブ県は反政府勢力の最後の拠点、560万人難民=兵庫県の人口より多く、トルコで暮らす難民は400万人+70〜80万人増えて、最悪の人道危機、ホープフルタッチの高田さん、帰国時に上田さん取材、臨床心理を学び、シリアに行き、2016年にホープフルタッチを立ち上げて、シリア→トルコで母国語のアラビア語を教える、トルコの学校に通うためにトルコ語、英語、絵を描くことを教えて、そういうことができて表現できて、300人以上支援。
高田さん、シリア難民はイリーガルに入った人、そうでない人、選択肢は難民になく、シリア側、トルコ側で銃口を避けて逃げてきたもので、努力により、滞在許可証を持てるのではない。
トルコ政府もID発行、ビザの取れる人もいるが、努力で解決せず、立場は難民により複雑、生活のためには就労が必須だが、国境にシリア人難民、農業かキャンプ、トルコ政府は市民権を発行しても、手続きは大変で2年手に入らない人もあり、これで難民の間に格差、軋轢も生まれて、難民たちだけではどうしようもないもの、厳しい状況であり、大型難民キャンプで暮らす人、農業で生きる人もいて、一箇所にとどまらず、子供たちが学校に行くのが困難、高田さん、5〜15歳の子供たちに教えて、この活動は3、4年前から、当時笑顔はなく、コミュニケーションなし、しかし絵を描けて、白い紙を渡すだけではダメ、そして表現をして、怒る、不満を説く、何かを見てほしいとなり、他の人たちにも関心、コミュニケーションになる。絵を描いて変わる子供たちもいて、シリア内戦で戦争の恐怖に怯えていた子供たち、ここではカンボジアなどの支援もして、情報は取りに行かないと得られず、高田さん、こういう子供たちに目をむけてほしいと説くのです。
今週のテーマ、ハンセン病家族訴訟、リスナーより、ハンセン病家族訴訟、実名を出せず、津久井やまゆり園と同じ、この国に差別意識があり、人権を確立させるべきとあり、矢野さん、家族、本人と会い、差別を否定すべきと締めくくられました、以上、今週のニュースなラヂオでした。この内容、例によりいくらでも拡散してください!明日のジャム・ザ・ワールド、青木理さんとモーニングショーの玉川徹さんが出られます!
- 2020.02.17 Monday
- テレビ・ラジオ情報
- 23:44
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- by 市民社会フォーラム