J−WAVE JAM THE WORLD(2020/2/26) 安田菜津紀&児玉晃一 強制送還拒否の外国人刑事罰問題を語る、難民の人権を蹂躙する日本国に五輪を開催する資格はない!コロナにより生活破綻する人を助けないといけない&山崎久隆 女川再稼働は地震で破壊された原
永岡です、J−WAVEのJAM THE WORLD、グローバーさんのナビゲート、水曜日のニューススーパーバイザーはフォトジャーナリストの安田菜津紀さんでした。…ちなみに、町の薬局でマスクや消毒用アルコールがないorボッタクリとの書き込みが殺到して、今日のジャムのメッセージテーマは東京オリンピック中止のことですが、IOCがタオルを投げ入れる前にパーかもしれません。プロ野球はオープン戦を無観客試合、もちろん前例がありません…そして、海外からのオーケストラ、エーテボリ交響楽団は来日中止になりました(http://www1.gcenter-hyogo.jp/news/2020/02/0226.html )、私は来月、ロシアのオーケストラを聴く予定が心配です、すでに週末の、MBSラジオの健康川柳の集いは中止になりました…
女川原子力発電所の再稼働を、再稼働推進委員会((c)今中先生)が認めた件、たんぽぽ舎の山崎久隆さんが解説されました。東日本大震災で被災した2号機、東海第2に続くもので。山崎さんのお話、審査合格は東北のものでは初めて、しかし地震で1000か所以上破損「地震でつぶれたものは揺れに耐えられない」+8時間の火災事故、2007年の柏崎刈羽原発の被災時と同じ=過去の教訓を生かしていない。
規制基準は、被災した原発の再稼働は西日本の原発と根本的に異なるのに、結果は同じ、審査は6年かかり、長時間の理由は、女川は震源に近く、500ガルを想定して600ガルにやられて、それを1000ガルにして大丈夫か(=もっと強い地震だとパー)+13mの津波に襲われて、福島原発みたいに津波モロではなかったものの、もう一度やられたらダメ、被災原発+福島第一原発と同じ沸騰水型であり、推進委員会の判断は、津波を23mに想定して29mの防潮堤を作ったものの、地震、津波対策は不十分、再稼働には地元の同意が必要で、問題点は、女川は沸騰水型、地震の揺れで出力コントールが出来なくなる、重大な事故、メルトダウンした燃料が水に落ちて水蒸気爆発について推進委員会は無視、地元の同意、この原発再稼働の住民投票は県議会で否決されたものの、議員立法でやり、東海原発と女川は地震の直撃を受けて、30km圏内で反対の自治体もあり、簡単に再稼働したらダメ、山崎さんは女川町の声を代弁できないが、欠陥原発の再稼働をなし崩し的にしたら破局だと締めくくられました。
世界的なコロナで安田さんも取材大変、ラグビートップリーグを観戦して、谷口真由美さんがラグビーの理事で行こうとして、中止or無観客試合、正しく恐れるのは難しいが難しさから逃げたらダメだと説かれて、安田さんの気になったニュース、コロナ、取材に行くのが難しく、イラクに入国禁止、イランで死者8人、感染拡大、イラクは商社など出入りがあるが、日本は入れず、安田さん3月にイラクに行く予定がだめ、しかし現地の感染者が心配、貧困地帯、戦争で傷ついた人が命を落とさないか、実質的な恐怖+不確かな情報蔓延の大変さ、学校の閉鎖もあり、日本のネット上で、薬局にマスクなし、東京も東北もどころか、イラクも、不当に高く売った店が摘発、コロナでフェイクニュースを流した医師が摘発、イラクに残っている日本のNGO関係者から、日本、アジア圏は大丈夫か、とみられて、バスの中でコロナと揶揄される、恐怖を感じさせることになり、NGO活動に支障+現地に渡航できず支援できず、現地で避難者は大変、日本国内から何ができるか?
日本国内の対応、コロナの保険適用は検討の段階であり、風邪の人までは難しくても広げるべき、身体的検査だけでなく、社会的な影響は、人の行き来、物流が止まり、輸入資材が来ないor値上げ、東日本大震災の復興工事が、資材なし、高価だと破綻、それ以外にも無数の自然災害があり、被災地だけでなく、勤労者のことも心配、リモートワークは、販売者だとダメ+非正規雇用の方は休むと生活破綻、コロナにどう対応かだけでなく、生活のひっ迫する人をどうケアするか?
さらに、日本国内、ダイヤモンドプリンセス、日本の乗船者のことも、対応の不備、乗客は日本人だけでない、インドネシアの方もいて、4人感染してSOSを出している外国メディアに出て、助けてほしいと発信、インドネシア大統領が乗組員救出を日本政府に問い合わせてゼロ回答、緊急性の高い事態だから、自分だけでない、インドネシアのクルーのこともケアしてほしいと説かれました。
UP CLOSE、強制送還を拒否する外国人への刑事罰適用について、弁護士の児玉晃一さんのお話がありました(児玉さんの紹介記事https://www.tac-school.co.jp/tacnewsweb/professional/pro201901.html )。この問題を含めて長期収容を告発して、帰れないのに刑事罰にしていいのかということ、出入国管理、6回専門部会、国外退去を求めて応じない人に刑事罰はどうしてか、入館問題調査会の代表の児玉さん、昨年青木さんの回で長期収容を取り上げて、強制送還を拒否して刑事罰はなぜか、強制送還を命じられているのは、入管の発表で8000件以上、どういう理由で国外退去か、大半はオーバーステイ、配偶者、技能実習は不明だが、75%は不法残留、刑事事件を5%起こして、滞在資格でできないことをやるのもあり、国外退去を求められて、オーバーステイだけでなく、難民申請の方もいて、パスポートなしor偽造は不法入国にされてしまい、難民申請する方は、やむを得ず不法入国せざるを得ないもので、追い返すのは難民条約違反と安田さん説かれて、児玉さんその通り、安田さん、国に帰れないと拒否する人の数を問われて、児玉さん、送還拒否は入館の発表だと2019/6で858人!それぞれの事情がある。
強制送還を拒否したらどうなるか安田さん問われて、児玉さん、収容して強制送還であり、前置主義が建前、安田さん、トルコ出身のクルド人は半年収容されて、それでも短い、数年収容されるのが定番、強制送還NOだとそうなるのかと問われて、児玉さん、家族とも遮断してあきらめさせるもの、安田さん、仮放免の立場をどれだけ得られるのか問われて、児玉さん、激減している、2018年に通達、従来なら1年で仮放免に人道的としたのに、その後は仮放免を認めず、8つの累計、難民申請乱用とか当局の認めたもの、刑務所から民間に来た人など。
安田さん、難民申請乱用は入館の言い分でそれだけではおかしいと説かれて、捕まえた人を放免したくないのかと問われて、強制送還YESと言わないと放免しないが、国連からも批判されて、収容者は罰を与えられている、児玉さん、難民は本国に帰ると殺される、アフガニスタンで迫害された方、タリバンは殺していいと、モンゴル系の顔なら、タリバンに殺されるor刑務所行き、帰れない。児玉さんは収容者の裁判も担当されて、入管が銀行口座残高から難民でないと屁理屈、誹謗中傷されたものがあり、アフガン以外では、イランで反政府運動して帰れない。安田さんの会った中では、ナイジェリアの方、女性器切除をされる、命の危険がいる、児玉さん、日本以外なら難民だと認められる、安田さん、家族が日本で長いものと説かれて、児玉さん、帰れるなら生まれたところに行くが、裁判で国は無責任、子供に会いたければ飛行機で来い、もちろん自腹!
安田さん、日本人男性と結婚した女性、一時的に帰国しても戻れないと説かれて、児玉さん、それをみそぎ帰国と、入管から呼ばれるもの、保証はしないが悪いようにしない、それで帰れた人がいても、統計上滞在者をへらしたい!送還される人の立場ではなく、統計を取る方の都合。刑事罰を与える意味、これは案として出ていて、昨年6月にナイジェリア人が餓死して、強制送還にナイジェリアが拒否、本人が承認しないとダメであり、それ以外にもいくつかの国で本人同意がいり、それで刑罰を科して強制的に送還。ナイジェリア人はハンスト+家族がいる、しかし刑事罰だと、入管施設に拘束されて、刑務所行き、入管→刑務所の無限ループ、難民は死ね。安田さんが問題視されるのは、刑事罰導入の資料にデマがあったと問われて、児玉さん、仮放免の際の犯罪について、警察官に刃物というものがあり、しかし本人(被告)と弁護士が確認したら無罪になり、銃刀法違反はあっても殺人未遂は起訴すらされていない。
安田さん、その方は、仮放免時の殺人未遂として載っていて、誰が資料を作ったかと問うと、法務省=判決をだしたところ、入管で確認していない=判決を確認していないのではなく、危ない人がいると喧伝するデマと安田さん説かれて、児玉さんも同意。収容、送還の専門部会での議論は、議事録はネットで公開されてもかなり遅れている。安田さん、刑事罰だと難民には大変、国民の目の届かないところで論議したらダメ、児玉さん、仮放免の際に逃亡だと専門の罰を作り、しかし現行法で対応できるのに、であり、なぜ刑事罰を導入するか疑問符。入館の発表で、仮放免で逃亡者は増えても、理由は語られず、2週間仮放免はそんなことをする入館の責任、ずっと収容は過酷であり、仮放免で逃亡、危ないことをしている証拠は示されても、なぜ逃げたのか、そもそもなぜ帰れないかは議論されていない、児玉さん、圧倒的に多いのは難民申請の方、どうして難民申請しているかは考慮されず、日本の難民受け入れは諸外国より1/100以下、国際社会の批判を受けて、しかし帰国は無理、そんなことで帰れない人を何年も拘束していいのか、分析したら入管が悪い、難民制度を変えるしかないとされるので分析しない。
安田さん、日本は外国の方の力なしに成り立たず、どうやって受け入れるべきかと問われて、児玉さん、人間の移動は自由であるべき、渡り鳥はビザなしで来られるのに、難民はどうしてビザを求められるのか、同じ人間を、国家ありきで外国人排除はダメ、渡り鳥と同じにすべき、みんな同じ人間、安田さん、人権に立脚すべき、オーバーステイだから人権蹂躙は許されない、オリンピックで外国人を受け入れて、他方このような弾圧は許されないと締めくくられました、安田さん、長期収容の問題、医療のこともあり、収容者がコロナ感染で治療されるか、外から面会されないと大変、コロナは収容者にも大変なのです、以上、安田さん、児玉さんのお話でした。…こういうお話、ジャム・ザ・ワールドでないと聞けません、この内容も、例により拡散してください!
- 2020.02.26 Wednesday
- テレビ・ラジオ情報
- 23:45
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- by 市民社会フォーラム