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和泉通信(2011年、中東民主主義革命)

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      このところ、イランへの制裁問題、シリアでの流血、エジプトでの人民会議議員選挙等、中東のニュースが絶えません。そこで、アップデートができないできた「2011年、中東民主主義革命」をアップデートし、1年分の動きを各国別に纏めて見ました。

     2010年12月のチュニジアのジャスミン革命から始まり2012年1月のエジプトでの人民会議議員選挙で終わる中東でのこの1年余りの期間の出来事は、中東にとってのみならず、世界各国に大きな影響を残すものとなりました。中東を変えた最大の要因は、貧困化の進行と格差の拡大を国民は黙って我慢してはいないということを街頭に出て示したことです。この問題は特に若者の長期失業者数が高止まりしていることに端的に現れていました。そして、怒れる青年や壮年層の人々が人間としての尊厳を求めて、「仕事」を求めたのです。
     経済危機の中で、先進国でも同様の問題に直面していました。金融機関救済時の政府負担により深めた財政危機を解決するために、貧困と格差の問題に対応するための社会福祉を切り下げ、或いは庶民に増税する、財政健全化政策或いは緊縮財政を国民に求めてきたのです。「アラブの春」の影響は、緊縮財政政策を1%の富裕層が、99%の貧困層・中所得層から収奪する政策と批判し、人々が早々に街頭に出る形で始まりました。不況時の緊縮財政政策に対しては、個人消費の縮小を招き景気後退を一層強めるものとして、社会主義者からだけでなく、ケインズ主義者からも批判が出されています。スティグリッツやクルーグマンからの批判がその例です。

     しかも、この抗議が、人々が街頭に出る形で行われたことが特に重要です。タイム誌の2011年の人は、「抗議する人(The Protester)」でした。日本では大規模な街頭運動はあまり見られませんが、国民の意志を政府や他の人々に示してゆくことは政治を変えてゆくために不可欠です。勿論街頭運動を偏重し過ぎてはなりません。今回のエジプトのデモを組織する中心となったグループは、人民会議議員選挙では、僅かな議席の獲得にとどまりました。何れにせよ、正しい政策を持ち、それを実現できる政治的力関係をも作り出してゆくことが求められているのです。

     中東民主主義革命は、2012年1月を以って終わったものではありません。各国で現在進行形で進んでいる所です。この資料が中東民主主義革命を考えてゆくのに役立てれば幸甚です。

    → 2011年、中東民主主義革命 ( 2010/12-2012/1 )

    以上

    森 史朗、 和泉通信 2012/01/27

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