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湯浅誠のメルマガ Vol.001

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     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    湯浅誠のメルマガ Vol.001
    2013.10.08

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆ はじめに 〜メルマガを一新します〜


    猛暑も過ぎ、道ゆく人々の服装が徐々に秋めいてきました。とはいえ、
    日中は汗ばむ日もあり、私は依然として真夏と同じ格好をしていますが、
    みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

      さて、本号よりメルマガを一新します。

      これまでのようなイベント紹介で終わらず、ウェブサイトに上げた文章の紹介、
    過去に新聞等に寄稿した文章の紹介など行います。また、イベントは、
    湯浅が参加するイベントのみに限定してご紹介します。

      発行ペースは、当面2週間に1通を目指します。

      本メルマガは、名刺交換させていただいた方で名刺にメールアドレスの
    記載があった方、およびホームページよりメールアドレスの登録をいただいた方、
    約7,000名に配信させていただいています。

      このメルマガを受信されていない方で、新規に配信を希望される方は、
    以下のサイトより、メールアドレスの登録をお願いします。

    http://yuasamakoto.org/



    ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    :: 目次
    ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


    1. 近況
    2. ウェブより
    3. 参加イベント・出演メディア紹介
    4. 寄稿文から


    ……………………………………………………………………………………

    ■ 1. 近況

    ……………………………………………………………………………………

    〜 法政大学教授に就任します 〜


    2014年度より、法政大学・現代福祉学部教授に就任することが決まりました。
    (5年の任期付です。専任ではなく、いわゆる特任教授的なものになります)。

      これまで、いろんな大学でゲスト講義を行ってきましたが、長期的に決まっ
    た学生さんたちとお付き合いさせていただくのは初めてです。講義やゼミなど、
    年間を通じて4コマを担当します。

      いろんな現場で支援活動に従事する学生さんたちとはお付き合いしてきまし
    たが、関心の異なる一般の学生さんたちとお付き合いするのは、また違った感
    慨があると思います。

      楽しみです。



    ……………………………………………………………………………………

    ■ 2. ウェブより

    ……………………………………………………………………………………

    ◆ 我が家のネコ(にーたんの話)・9月28日(土) ◆

      家には2匹のネコがいますが、今回は8年前からいるお兄ちゃんの話。

    http://ysmk.org/14P40qv



    ◆ 加藤紘一さん、河野洋平さんとお会いしました・**月**日(*) ◆

    いまの日本政治をどう見るか、以前からお話を伺ってみたいと思っていま
    したが、かないました。

      加藤紘一さん http://ysmk.org/17ssNBG
      河野洋平さん http://ysmk.org/19nBMR2

    なお、加藤さんからごちそうになった山形県のお酒は「杉勇」の純米酒でした〜。
    うまかった!



    ◆ TEDxTODAIのスピーチ・9月19日(木) ◆

    今年6月に東大で行われたTEDxTODAI。路上で活動していた時期の話をした
    その8分間のスピーチがYouTubeにアップされました。

    http://ysmk.org/16GQLWe

    (YouTubeの映像はコチラ)
    http://ysmk.org/19hWYrM



    ……………………………………………………………………………………

    ■ 3. 参加イベント・出演メディア紹介

    ……………………………………………………………………………………

    10月の湯浅が参加するイベントと出演するメディアの一部をご紹介します。



    ◆ 大竹まことゴールデンラジオ・紳士交遊録 ◆

    文化放送(AMラジオ1134kHz)
    毎週火曜日 15:05〜15:30
    *毎週レギュラーで生出演しています。
    10月の放送は、1日, 8日, 15日, 22日, 29日

    http://ysmk.org/1eT9YMy



    ◆ 反貧困世直し大集会2013 〜もう一度リアルに向きあおう〜 ◆

    10月14日(月・祝日)11:00〜17:00(開場:10:30〜)

    主催: 集会実行委員会
    場所: 四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87 四谷区民センター内9階)

    http://ysmk.org/15DTKUB



    ◆ 第17回障害者問題全国交流会 in 神奈川 ◆

    10月24日(木)25日(金)(24日 13:00〜20:00・25日 9:00〜12:15)

    主催: 中小企業家同友会全国協議会
    場所: ロイヤルホールヨコハマ
    *25日午前の記念講演に出演します。

    http://ysmk.org/18DVfki



    ◆ 未来政治塾 平成25年度講義第七回「雇用」 ◆

    10月26日(土)10:00〜15:00

    主催: 未来政治塾
    場所: 大阪商工会議所国際会議場

    http://ysmk.org/15EUVxA



    ◆ 明日(あした)へ〜いのちと向き合う現場から〜 ◆

    10月27日(日)10:00〜12:00

    主催: (社)日本いのちの電話連盟
    場所: 大阪国際交流センター 大ホール
    ※申込不要、先着200名


    http://ysmk.org/1fVnuOM



    ……………………………………………………………………………………

    ■ 4. 寄稿文から

    ……………………………………………………………………………………

    比較的最近の新聞等への寄稿文から1つピックアップしてご紹介します。なお、校正前
    の原稿ゆえ、誌上に掲載された文章と一部異なる箇所がありますので、ご了承ください。


    (わたしの紙面批評)生活面の挑戦  

    ◇困難な実態、ルポで浮き彫り 深いところで権力と対峙

    政治も経済も、暮らし(生活)のためにあるはずなのに、新聞紙面では生活面
    は後ろの方。
    それが昔から不思議だった。

    政治や経済が生活から遊離するのは、こうした新聞の紙面構成にも原因があるのではないか。
    天下国家を論じることにしか関心のない男性たちが、引退後に地域でどんな居場所
    のない思いをするか、今さら指摘するまでもないのに。

    それでも最近の生活面には読み応えのある記事が多く、奮闘ぶりが心強い。

    巨大な社会問題となっている認知症に関する記事が充実している。特に「認知症と
    わたしたち」シリーズは読ませる。読者の反響も大きかったようだ。
    「ともに暮らす<2> 夫の退院 喜べなくて」(3月22日)では、「早く家に帰りたい」
    という夫の言葉に「思わず自分の顔がこわばるのがわかった」と戸惑う妻の内面が
    吐露されていた。きれいごとでは済まない生活の困難が浮かび上がる。
    こうした実態を浮かび上がらせるルポが下敷きになっていると、「虐待の6割 孤立介護」
    (4月7日)といった1面トップ記事や「病院から出られない/精神科に入院 過去最多5万人」
    (3月1日「認知症とわたしたち」)といった社会課題の指摘を受けたときに、
    読者の想像力が羽ばたく。さらには「認知症のケア/ありのままに生きる支えを」
    (3月15日「中村秀一の現場から考える社会保障」)といった専門家の寄稿文の
    読み方も変わってくるだろう。

    「きれいごとでは済まない」と書いたが、これが最近の生活面の基本的な考え方
    になっているように感じる。生活面にありがちな情実たっぷりの美談や、それを
    背後から支える古典的な家族像に挑戦しているように見える。

    「通わぬ心 結婚17年目の診断」(3月28日)では、アスペルガーの夫を題材
    にした漫画家と、結婚生活25年で離婚した妻の複雑な気持ちをつづった。
    「息子に『失恋』母の傷心 『見るな』とにらまれ/女子のメールに嫉妬」(5月23日)
    では、「記者(43)は近頃、まるで失恋をしたような気持ちで日々を送っている。
    反抗期に入った中学1年の一人息子に『ウザイ』『キモイ』と遠ざけられているからだ」
    と、思い切って記者自身の独白から入った。「息子に『失恋』」などと、聞きよう
    によっては穏やかでない響きも持つが、少子化による母子の親密化、超長時間労働
    による夫の不在という社会的課題の余波の表れと見れば、現在の日本社会の諸課題
    の結実点として象徴的な現象とも言える。

    父親が犬で兄がアフリカ系という、ありえない家族構成のCMが人気を博し、長く
    シリーズ化している。「夫婦と未成年の子」という家族が“標準”という古典的
    家族像は、私たちの周囲に現存する実際の家族の姿と大きくかけ離れてきている。

    危機や転換点における人々の反応は常に2通りあり、一つは受容、一つは反発と回顧だ。
    後者を、一時のブームに倣って変化に対応できない「抵抗勢力」と呼ぶなら、
    古典的家族像に縛られがちな現在の政権は、社会の不可逆的な変化を受け入れ、
    そこから新たな創造性を獲得できない「抵抗勢力」と呼ぶこともできよう。
    大方の世論調査でアベノミクスが好評を博しているのとは対照的に、人々が違和感
    を抱き続けている最大のポイントがここにある。

    権力の監視を主要任務の一つとするマスメディアにおいて、一番深いところで権力
    と対峙(たいじ)しているのは、政治や経済面よりも、ずっと後ろの方に控えてい
    る生活面かもしれない。健闘を祈る。

    2013年7月9日 
    朝日新聞紙面審議会委員として寄稿




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