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関西テレビニュースアンカー 須田慎一郎 増加する買い物弱者

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    永岡です、関西テレビのニュースアンカー、月曜レギュラーの経済ジャーナリストの須田慎一郎さんが出られて、今回はニュースな裏話(ウラバナ)、20XX年シリーズ第2弾、買い物弱者が、お年寄りを中心に増えていることが取り上げられました。
     買い物弱者は、最寄の店まで500m以上あり、ネットや車で買えない人で、2010年に何と644万人あり、これが増えています。
     これは、80年代からの車社会で、車で行く郊外のショッピングセンターが増えて、90年代に地元の商店街が衰退し、しかし、地元の住民が高齢化してショッピングセンターもなくなり、これで買えなくなる人が増えています。
     京都大の藤井聡さん、車社会と、大店法の改正で、2000年以降大型店をどこにでも作れるようになり、地元商店街がつぶれて、シャッター街、フードデザート(食料の砂漠)になったと言われました。
     須田さん、こういう買い物弱者は地方だけでなく、大都市にもあり、大阪では都心から離れた周囲にたくさんあり、奈良、和歌山はフードデザートだらけなのです。
     そして、須田さん、買い物弱者エリアの、河内長野市に取材され、大阪市南部、大阪の中心まで30分のところで、高齢化率は30%、団地から店舗がなくなり、買い物難民が増えています。
     ある団地(緑ヶ丘)、住民が高齢化してスーパーがつぶれて、日常品を置く店がまったく無くなったのです。最寄スーパーは、車で15分かかる駅前まで行かないと行けないし、車のない人は、路線バスがいります。
     その、車をお持ちでない方に須田さん同行され、バスは1時間に2本、レジが混んでいたら、帰れないのです。バスで15分、往復500円かかり、緑ヶ丘の住民の方はこうしないと買えず、高齢者でたくさん持てず、生鮮食品も買うのは困難で、ネットの通販も使えません。
     食品は目の前で見て買いたい人が多く、雨の日は大変です。カートでの買い物も困難です。
     その、買い物難民を救う試みもあります。
     この河内長野市、自治会が市に陳情し、改善を行い、生協による巡回車が来て、生鮮食品も含めた1000種類の商品を持った販売車が来て、牛乳、玉子、肉も、生協の店舗と同じ価格で販売されています。これは住民に喜ばれています。また、買い物を支え、地域住民のコミュニケーションの場にもなります。この販売車をさらに住民の近くに、となるのです。
     住民も、買い物が出来ず引っ越す人もあり、これで団地も何とかなっています。
     こういう、買い物弱者を無くす取り組みで、須田さん、河内長野は大阪の都心で、そんなところでの買い物難民があることにショックを受けられました。
     藤井さん、車社会は資本家の論理で、それが地域住民とグローバリズムの行き着いた先と指摘されました。
     スタジオでも、家族が買い物弱者との声もあり、藤井さん、車で大きい店に行くことを止めないといけない、みんなが近所で買うべきで、利便性の追求への疑問がありました。
     須田さんの肝は、「世話役がいる」であり、ハードだけでなく、ソフト面を充実させることで問題が解決され、自治会長のような人がいり、行政も対応すべきで、それで地域コミュニティが維持されると言われました。
     私のいるところもこの買い物弱者に当たり、ただ、こちらではコープ神戸が週に1回宅配をしてくれますが、大都会でも買い物弱者がたくさんあるのに驚き、それがグローバリズムの結果とも驚きました。以上、今週の須田さんのお話でした。

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