calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>

categories

archives

カウンター

twitter

カレンダー

プラセンタ 効果

ランキング

かたやまいずみ『福島のおコメは安全ですが、食べてくれなくて結構です。』

0
    okabyです。
    この本、
    http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ha/0753.html
    まだ発売される前から、ほとんどの人が読んでいないはずだけど、
    ネット上でどんどん叩かれていますね。
    http://togetter.com/li/786793
    http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1424602670/
    2ちゃんねるでは、コメントが1000を超えちゃって。
    本の内容なんて関係なしに暇な人が多いんですね。
    読まれる前に炎上しちゃって、大ブレイクの予感ですね。

    私はお玉さんから献本が昨日とどいたのでさっそく拝読しました。
    とても読みやすい文章で、
    三浦広志さんの前向きで楽しく生きていこうとする人柄、東電や政府とうまくやり合う交渉好きさなどが知れて、
    ほんとお会いしてお話をきいて、自分らの取り組みの中にも参考にしていきたいなと思いました。

    福島のコメ出荷はいまでもサンプル検査ではなく、全袋検査していて、昨年は100ベクレル/Kgを超える米は出荷前からゼロだった。
    三浦さんのところでも、2013年からの収穫米は検出限界10ベクレル/Kgを超えないそうだ。
    この本でも、安全なコメを作るために並々でない努力も描かれていますが、
    私も2013年の10月に友人の紹介で福島の農民連や農協を訪れ際にも、眼で見て耳で聞いて納得しました。
    ある農協では祝日17時過ぎても、コメの全袋検査をしていました。
    職員さんから、「写真も撮っていいから、福島ではコメの全袋検査を一つひとつしていることを伝えてほしい」と言われました。

    それでも、福島のコメを食べたくない人はいるだろう。
    100ベクレル/Kgの基準は緩いとか、ちゃんと検査しているか怪しい、たまに高いベクレル出ていることもある、
    とにかく国の言っていることは信用できない(から、デマを流している人の方を信じたり)、などなど、
    そこまで極端な考えではなくても、「心」の問題は大きい。
    <ハエが止まったケーキを前にして、ハエが触った部分を取り除き、多の部分には影響がないことを測定によって証明したとしても、食べられない人はいるのである。>
    だから、安全だからと言われても、無理に食べる必要もない。福島の人が率先して食べろという筋合いでもない。
    三浦さんは、科学的態度としてきちんと計って安全を示すことを続けて、たとえ5年、10年かかろうとも消費者が安心して食べてもらうまで「待つことが大事」だという姿勢だ。

    原発事故を防げず広大な土地を放射能で汚染してしまった敵は国と東電本社であって、福島のコメを食べてくれない消費者ではない。
    福島で働く東電社員だって原発事故の犠牲者でもあるわけだし、敵の本丸は東京有明(東電本社)にある。
    しかし、交渉の場で感情的に怒りをぶちまけたところで、相手は話しを聞くわけではないし、具体的な要求を実現することもできない。
    相手の建前や理屈に乗っかりながらも、実をとっていく交渉戦術はすばらしい。

    絶望的な状況から立ち直り、楽しく、しなやか、そしてしたたかに闘っている三浦さんの経験と実践に、私たちもいろいろと学ぶことが多いかと思いますので、
    まさに「食わず嫌い」せずに読んで「堪能」してください。
    一回読んでも「消化不良」なら頭の中で「咀嚼」するよう読むといい「かもね。
    ほんと、真面目な話、帯封にあるように、
    <福島のコメは安全だという声と、
    食べるのが怖いという声と、
    その接点がここにある。>
    さらにいえば、脱原発がほんとに勝つためにどうするか?
    「被曝」の問題をどう考えるか?
    科学リテラシーの脈絡でのアプローチも大事だけど、
    運動論や市民感覚から模索するアプローチこそが大事なのかもしれない。
    だからこそ、この本は「科学(者)不信」の方々にぜひ読んでもらいたいです。

    コメント
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック