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ショック・ドクトリンが熊本に

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    坂井貴司です。
    転送・転載歓迎。

    熊本地震で今、心配していることがあります。
    「復興」にかこつけて、ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)が熊本
    に導入されるのではないかということです。

    地震や津波、台風などの自然災害からの復興を名目に、そこに住んでいた住民
    を追い出し、あるいは犠牲を強いる形で再開発を行い、グローバル企業や富裕層
    に利益をもたらす現実を暴露した『ショック・ドクトリン上下』(ナオミ・クライ
    ン著 岩波書店)と、『(株)貧困大国アメリカ』(堤未果著 岩波新書)を読ん
    で、そう思いました。
    インド洋大津波で壊滅したスリランカの漁村は、復興の名において高級ホテル
    とプライベートビーチが建設され、リゾートになりました。もといた住民は追い
    出されました。
    超大型ハリケーンのカトリーナで大きな被害を受けたアメリカのニューオーリ
    ンズ市は、貧困層が住む地区を遊水池にし、その他を高級住宅地にする「復興」
    を行いました。避難した貧困層の住民は帰ることができなくなり、四散しました。
    この復興事業を請け負った不動産会社は「ハリケーンのおかげで、不可能に近
    かった再開発を行うことができた。まさに神の恩寵だ」と言いました。
    (『ショック・ドクトリン』より)
    似たような事が、「復興事業」の名の下で熊本で行われるのではないか、と私
    は思います。

    イラク戦争後、アメリカは農業復興の名の下に、モンサント社が主導して遺伝
    子組み換え作物の種子を使わせる契約をイラク人農民に結ばせました。一刻も早
    く農業を再開させたいイラク人農民は、契約書にサインしました。
    あっという間に、イラクの農地から在来種の種子は消滅し、モンサント社の遺
    伝子組み換え作物がイラクの農地を覆い尽くしました。そしてイラク人農民は、
    遺伝子組み換え作物を栽培するために、高額の著作権料をモンサント社に半永久
    的に払わされるはめになりました。(『(株)貧困大国アメリカ』より)

    現在、消費者の拒否反応が強いため、日本では遺伝子組み換え作物は栽培され
    ていません。
    しかし、日本で有数の農産物の生産地である熊本県の農業復興の名の下に、復
    興特区を設定して、遺伝子組み換え作物の栽培をするのではないかと、私は疑っ
    ています。
    農業が大きな被害を受けたことを聞いたモンサント社が、ジャパンハンドラー
    ズの手玉にされている安倍政権に、遺伝子組み換え作物の解禁を働きかけている
    のではないでしょうか。

    この他にも、人手不足を理由にして外国人研修生を大幅増員したりするのでは
    ないでしょうか。
    また、産業復興の名目で労働基準法が「緩和」されて、解雇自由、賃金切り下
    げ、残業代不払いなどが合法化される特区に指定されるのではないでしょうか。

    熊本がショック・ドクトリンの実験場にならないよう、警戒する必要があると
    思います。

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      • 2019.08.20 Tuesday
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      • 07:00
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