毎日放送VOICE 憤懣本舗 大阪・堺市の詰め込み過ぎの学童保育
永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」の月曜企画の憤懣本舗、今週は大阪府堺市での、学童保
育の施設が足りていないことの報告でした。なお、以下の内容は現在の日本のことであり、テロの起きた
バングラデシュや、戦火のシリアのことではありません。
大阪府・堺市で、母子家庭、4人の娘を育てられるお母さん、末っ子さんを学童に通わせています。が、
何と宿題をする机もなく、ランドセルを机代わりにしてやっているというのです。
これは、堺市の百舌小学校、学童保育は、放課後や休みの日に、子供さんを預かる施設であり、これだ
け共働きの家庭が増えた今、社会に必須のものです。が、ここにある「のびのびルーム」、小学校の教室
二つ分、本来なら定員は80人ですが、そこに174人!も詰め込んで、ランドセルや手提げ袋を預ける場所も
なく、子供さんは置いたランドセルの場所を探すのも大変であり、宿題は先のような結果で、で、おやつ
の時間、全員に配って食べるのに15分!かかるというのです。文科省の通達では、定員40人、児童一人当
たり畳1枚の面積を確保なのに、です。
この詰め込み過ぎの問題は、6年前から課題になり、保護者さんは、改善を申し入れているのです。が、
堺市は、定員にしたら、3年生を待機児童にしてしまう(現状は1〜3年生を預かる)と言って逃げるので
す。
さらに、堺市は、この学童保育、教室を3つ使い、さらに平均の出席率70%としたら、166人収容出来
て、174人は過多ではないというのです。が、文科省もこのような現状は認めておらず、大問題であるので
す。
これについて、奈良女子大の先生は、こういう場合、民家、マンションなどを使えて、それで解決でき
て、このような過多状態はいけないと指摘されます。
ところが、堺市は、つまり施設を広げたらいいのに、これも渋っており、その上、堺市では、当初定員
オーバーの施設は8つのみと言っていたのが、これは先のような詭弁による計算の結果であり、ちゃんと計
算したら定員オーバーは22施設であり、これについて、スタジオで、神戸学院大の中野雅至さんは、開口
一番、これはアカンやろ、と言われて、これは施設を増やすことや、民間の施設を使って解決すべきであ
り、定員にしたら待機児童が出ると、人質を取るようなやり方は良くないと言われました。堺市では、施
設をやりくりして夏休みはどうにか出来るものの、秋以降は全く未定です。
堺市は、大阪市に隣接する政令市であり、おそらく急速に人口が増えているためでしょうが、こんな、
子供を大切にしない国に、未来はあるのでしょうか?子供を育てるのに大変な国に、未来などあるわけは
ないです!そして、大阪が橋下・維新の台頭後、問題を抱えて、シャープの破綻も彼らに責任があり、関
西の中枢、大阪の衰退は、関西の破綻を意味します、以上、VOICEの内容でした。
- 2016.07.04 Monday
- テレビ・ラジオ情報
- 20:11
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- by 市民社会フォーラム