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TBSラジオ 荻上チキSession-22(2017/8/9) 崎山敏也 原発スペシャル エネルギー基本計画、核廃物の最終処分場のこと

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    永岡です、8月9日の荻上チキSession-22、特集は崎山敏也さんの原発スペシャルでした。TBSクラウ
    ドで公開されています。パートナーは南部広美さんでした。
    https://radiocloud.jp/archive/ss954/
     TBSラジオ記者の崎山敏也さん、東京電機大学の寿楽(じゅらく)浩太さんのお話で、原発の新設は
    どうする、核廃物のこと、エネルギー基本計画、これは3年をめどに見直し、2014年のASS政権のものは
    核をベースロード電源とするものであり、政府は7/28に核廃物の最終処分場についての科学的な特性マッ
    プを公表、候補地として好ましいのは日本の国土の7割、ドイツでは核が糞詰まりで脱原発であり、これに
    ついて崎山さん、今日は長崎原爆の日、長崎原爆はワシントンで制作して、72年前のこれで出来た核廃物
    は今も漏れて処置なし、核廃物の処理方法は72年前のものすら処置なし、何とかなると思って72年、核エ
    ネルギーは核廃物の困難さを抱えて、原発を作りまくって核廃物が無数に出来て糞詰まり、最初から処理
    は困難ではあり、エネルギー基本計画と核廃物が今回のテーマ。
     エネルギー基本計画は3年ごとに見直し、民主党政権時に2030年代に原発をゼロ→ASS政権で原発に頼
    るものの、依存度は下げて、しかし20%は核に頼ると2014年に決めて、3年経ち、見直しの議論であり、ポ
    イントは何か、世耕大臣の挨拶が最初にあり、3・11によるエネルギー計画の見直し、計画の骨格は変える
    段階ではないが、忌憚のない意見を出せというものの、さすがに全員は出席せず、14人から結論ありき、
    原油価格、もんじゅは廃炉で、再稼働も思ったほど進まず、委員から老朽化原発の建て替えの意見もあ
    り、そういう議論がいる=結論が決まっているのはおかしいとの意見、核の依存度を減らすと言って2030
    年代20%に異議を言った人もあり、原発の新設は時間もかかり、早く議論すべきという声もあり、それで
    なぜ、最初に骨格を変えないと言うのか、資源エネルギー庁も意見を聞くというものの、大きな骨格は変
    えない=政府は結論ありきにしたく、小松製作所の出身の顧問の方は新設を容認しても、今ある原発の再
    稼働ができるのになぜ新設かと、島根原発、1号機は廃炉、2号機は審査中なのに明日にも再稼働というの
    は原子力マフィアの本音であり、座長は世耕氏と同じ方向ではあり、電力会社の大半は今ある原発の再稼
    働に必死、関西電力は1兆円かけて安全対策、しかし審議会のあり方は問題で、中長期的な計画には願望、
    夢があることもあり得ても、最初から世耕氏が骨格を変える必要なしと言うのは、これから議論するの
    に、石油、再生可能エネルギー、温暖化の問題も絡みあい、核だけの問題ではないのに、世耕氏の意向で
    委員会が行くのはおかしく、結論ありき、委縮することになり、座長の姿勢は問題、事務局は説明して
    も、核をどうするか、願望と現実の区別がなく、審議会の存在意義がない。
     もんじゅ廃炉で、もんじゅは研究用→廃炉で巨大なゴミ、しかし核燃料サイクルは建前でやるものなの
    に、その中核はもんじゅであり、これについてちゃんと審議しておらず、議論するには時間もかかるの
    に、骨格を見直さず、かなりデタラメ。
     今の原発の状況、政府は30基の再稼働を意図して、しかし5基、それも西日本に偏り、全体の2%、これ
    を20%にするのには無理やり再稼働させることになり、エネルギー基本計画は核の割合を減らす方向では
    あり、しかし委員は核を減らすとしても、座長は島根原発を動かせととんでもない発言、高浜原発、川内
    原発、伊方原発のみ再稼働、玄海原発もさらに安全審査が必要で、ちゃんとやっているか国民の監視が必
    要。

     最終処分場のこと、寿楽浩太さんも参加、経産省の核廃物のことも担当されて、寿楽さん、エネルギー
    基本計画の評価は難しいが、どれくらいの時間で合意するのか?何を議論するか、迷走しないようにと言
    われても、崎山さんのお話だと迷走している。
     科学的特性マップ、地下300mに埋める最終処分場を示す地図が公開されて、火山や断層から離れてい
    る、海で運ぶ利便性を示し、崎山さん、科学性を突き詰めたものではなく、日本の65%がOKとデタラ
    メ、火山、油田、炭田を除くものの、火砕流、発見されていない活断層のこともあり、しかしこれは科学
    的にちゃんと決められるのか?政府のいうことに一般の庶民は恐れ入るもので、議論したい気分にさせる
    ものと言われて、寿楽さん、最新の調査ではなく、詳しく調べたところと既存のデータで不公平、401年前
    に国の決めたことにも関与して、今回改めて全国を調査したのではなく、すでに分かったことを載せただ
    け、新たに活断層が見つかるなどの知見はなく、化学的な有望地を示すとしていたが、科学的特性マップ
    とデタラメな名前で、石炭が必要になるか、科学的だけでない要素があり、科学を突き詰めたものではな
    く、社会、経済面を突き詰めたものではなく、自分の町は関係ないと一喜一憂するものではない。
     特製ない→危険かとなる場合もあり、沿岸部が多く、輸送のコストで決まり、科学的な面ではなく、南
    海トラフ地震、津波の懸念されるところすら好ましいとされて、深く埋めたら津波にも耐えるというもの
    の、輸送には内陸部に封鎖は困難であり、直感的な判断で沿岸20km、しかし21kmはどうか?火山から15km
    で大丈夫か?これを機に国民が考えるきっかけになるか、寿楽さん、一般の方に伝わっているか、どこが
    向いているか、知事、市町村からコメントが出て、崎山さん、問題を知ってもらう程度のものと言われ
    て、地図だと東京と沖縄が最適になり、問題。
     高レベル放射性廃棄物、世界では使用済み核燃料を高レベル廃棄物とするところもあり、日本ではプル
    トニウムを使用済み核燃料から取り出して、残りを高レベル廃棄物、最終処分=人が触らなくていいもの
    にする、補修などに膨大なお金がかかり、埋めたら何万年保管できる埋めっぱなしが最終処分、しかしこ
    れは世界で見つからず、日本は高レベル廃棄物もあるが、使用済み核燃料は大半がそのままで原発の敷地
    の中で溢れて満杯糞詰まり、福井県知事がこれを何とかしろ(中間貯蔵施設)と言い、使用済み核燃料の
    問題も決まっていない。
     そして、放射性廃棄物は液体で放射線が強く、ガラス化→四重のバリアで、ドイツは深く埋める意向、
    日本は300m、最初は面倒見ても、何万年後、無害になったら後世の人が掘り出しても安全!後は野となれ
    山となれ、であり、また暫定保管のこともあり、今最終処分せず、地上で暫定処分してその後地層処分の
    こともあるものの、日本は最初から地層処分であり、寿楽さん、日本は火山があり地層処分は難しく、ロ
    ンドン条約で海への核廃物の処分は禁止されて、ポイントは時間が何万年で、後世の人に押し付けられ
    ず、国は栄枯盛衰もあり、科学技術が進歩するか?未来の人が新しい技術で処理することもあるが、今や
    るのは、地層処分は消去法、苦渋の選択、ベストだからやっているのではない。
     海外で核廃物を埋め立てる国は「最終処分はどこでも出来ていない」、アメリカでは軍事用核廃物の小
    規模処理は、岩塩層に埋めることはやっても、ここに水が入らないと思ってやっているものの、ドイツは
    高レベル廃棄物もやり、進んでいるフィンランドというものは国全体が日本のように地殻変動はなく、長
    時間の安全が日本より担保される土地であり、しかしフィンランドもスウェーデンも土地を見つけるのに
    20〜30年かかり、日本の成田空港のような闘争もあり、技術改良etcで紆余曲折があり、フィンランドとス
    ウェーデンは使用済み核燃料を再処理せず地層処分であり、日本のようにとりあえず地層処分として、
    フィンランドとスウェーデンの原発の推進派もちゃんと核廃物の処理を考えてやり、しかし日本は60年代
    の東海村原発ができたのに、核廃物の処理は21世紀になり考え始めて、もんじゅで核燃料サイクルを最初
    にやって、核廃物の処理は後回し、後は野となれ山となれ的なやり方でやって破綻。
     再処理が未来に可能になると思ってやったものの、地層処分は深いところから鉱物を取り出しており、
    それほど難しいとは思われなかったが、長期間安全なのか、倫理的な問題はないのか?核廃物の処理がこ
    んな社会的な課題になるとは思われず、核廃物の処理は世界で研究されても、まだ解決されていないこと
    ばかり、ドイツは最終処分場の場所を白紙撤回、核での事故、スキャンダルで核技術は信用されず、ドイ
    ツは低レベルの処分場も後で漏れていたことが分かり、今掘り出してやり直しに何十年もかかり、アメリ
    カはユッカマウンテンを決めても、オバマ大統領がアカンと言い、トランプ大統領がどう出るか?州が法
    律違反と、核廃物の処理をどこでするか揉めており、フィンランドとスウェーデンでは大きな核事故はな
    く、政府や公的機関への国民の信頼はあり、批判、反対はあっても、国民のコンセンサスの元にやって、
    フィンランドとスウェーデンも核事故があったらおしまいとしてやっている。
     もんじゅ、3・11などあり、国民に核への信用があるのか?アメリカはスリーマイル事故があり、相談し
    たら決まらないとして、揉めて政治的な知恵でやってしまい、枠組みを決めてやるという日本のやり方で
    は何も決まらない。
     科学的な根拠は今もなく、アメリカは先住民の聖地、ラスベガスのネバダ州には処分場を作ったら風評
    被害、150
    Kmしか離れず、オバマ大統領の反対もネバダ州の議員の進言により中止されて、政府が信用されている国
    でも揉めて、日本は候補地の立候補を期待してもにっちもさっちも行かず、日本の核政策は破綻して、核
    廃物という特別なものをどうするか、社会的な議論もしているが、社会的な経験として、日本人は地層処
    分には否定的であり、自分のこととして考えておらず、政府もアリバイ作りの政策であり、他に選択肢は
    なかったか、未来の人間に負担をかけることへの問題もあり、問題を取り上げ続けることが大事だと締め
    くくられました。以上、崎山さん、寿楽さんのお話でした。


     


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