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「南京事件II 歴史修正を検証せよ」

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    責任逃れの詭弁「自衛発砲説」に止めを刺したNNNドキュメント
    「南京事件II 歴史修正を検証せよ」

    https://www.youtube.com/watch?v=S9LUdL4ud6M   
    NNNドキュメント 2018.5.13

    ■ 今回のテーマは歴史修正主義との対決

    前回の『南京事件 兵士たちの遺言』(2015年10月4日放送)に続き、南京大虐殺の実
    証に正面から取り組んだNNNドキュメント『南京事件II 歴史修正を検証せよ』が、5
    月13日に放送された。(5月20日、BS日テレにて再放送予定。)
    ・・・
    前回の番組も、従軍兵士たちの陣中日記や現場に居合わせた元兵士たちの証言、さらに
    は各種の公的記録を突き合わせ、南京を占領した日本軍が行った大量虐殺の事実を否定
    し難い形で立証した優れたドキュメンタリーだったが、今回はそこから更に踏み込んで
    、日本中にはびこる歴史修正主義(=史実の改ざん・捏造)の検証を行った、すばらし
    い番組だった。

    ■ 前回番組への唯一の「反論」だった自衛発砲説

    前回と今回の番組で共通して扱われているのは、南京陥落(1937年12月13日)後の16・
    17日に揚子江岸で連続して行われた中国軍捕虜(一部一般市民も含む)の大量虐殺事件
    である。実行部隊は山田支隊(第13師団の一部)歩兵第103旅団歩兵第65連隊ほか、被
    虐殺者数は推定約1万5千から1万8千名。これは、南京大虐殺を構成する大小無数の
    虐殺事件の中でも、一度に行われたものとしては最大級の虐殺と言っていい。
    ・・・
    他にもこの事件を記録した従軍日記がいくつも残っており、それぞれ独立して書かれた
    日記の内容がよく一致していることから、この虐殺事件の存在と、これが軍命令による
    殺戮だったことを疑う余地はまったくない。
    ・・・
    これに対し、前回番組が放送された約1年後、産経新聞が反論を試みている。その際に
    持ち出したのが、日本軍はこれらの捕虜を解放する目的で揚子江岸に連れ出したのに、
    殺されると誤認した捕虜が暴動を起こしたためやむを得ず射殺したという「自衛発砲説
    」だ。

    ■ 自衛発砲説のルーツを追跡し、戦犯逃れのために言い出された詭弁であることを立


    事件の体験者によってリアルタイムに書かれた一次史料である従軍日記には、捕虜が放
    火したという話も、中国側からの発砲も、捕虜の暴動も一切現れないことから、この自
    衛発砲説が成立し得ないことは明らかだ。しかし、今回の「南京事件II」ではそのレベ
    ルにとどまることなく、この説のそもそもの始まりにまで遡って、その正否を追求して
    いる。
    ・・・
    番組は第65連隊の地元、福島県会津若松市を訪ねる。そして、『郷土部隊戦記』出版の
    さらに2年前、1962年に地元紙「福島民友新聞」に連載された記事にたどり着く。
    ・・・
    さらに番組は取材を進め、両角連隊長の残したメモには17日の記事として「捕虜解放」
    の記載があるが、前日の16日に海軍倉庫で行われた数千人の銃殺については何の記載も
    ないこと、また17日には連隊長自身は現場に行っておらず、現場で銃殺作業を指揮した
    第1大隊田山大隊長からは、戦後、戦犯訴追を恐れて「あれだけはしゃべらないでくれ
    」と箝口令が布かれていたことが明らかになる。
    ・・・
    さらに番組は、この連載記事を書いた阿部輝雄氏(両角連隊長から直接この話を聞いて
    記事にした唯一の記者)を訪ね、両角メモは戦後になって書かれたものであり、事件当
    時の一次史料ではないことを確かめている。
    ・・・
    そして阿部氏自身も、今は、あの状況は「虐殺と言われても仕方がない」ものだったと
    述べている。
    ・・・
    自衛発砲説は、抵抗の意志もその手段もない人々を一方的に虐殺しておいて、「お前た
    ちが反抗したから射たざるを得なかったのだ」と、加害者が被害者に責任を転嫁する卑
    劣極まりない言説である。このような言説の横行を、決して許してはならない。

    「自衛発砲説」に止めを刺したこの番組の意義は極めて大きい。前回の番組も含め、4
    年もの歳月をかけて旧日本軍の歴史的犯罪行為の実証に取り組んでこられた番組スタッ
    フの皆さんに、改めて敬意を表したい。

    ===


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