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南北連絡事務所爆破事件に対する韓国市民運動・労働組合の声明

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    6月16日、朝鮮民主主義人民共和国は開城工業団地にあった南北連絡事務所を爆
    破しました。
     この爆破事件で、文在寅大統領の南北融和路線は完全に破綻したと日本のマス
    コミは嬉しそうに報じました。文在寅大統領はお終いだとはしゃぎました。

     この爆破事件に対して翌日の17日、韓国の主な市民団体や労働組合が記者会見
    を開いて、声明を発表しました。

     日本や韓国のマスコミが全く伝えなかった声明の日本語訳を転載します。

    (ここから)

    [記者会見文]

    〈南北共同連絡事務所の爆破に際して南北当局に送る文〉

    文在寅政府は板門店/平壌宣言履行に積極的に取り組め!

    北の当局は角を矯めて牛を殺す愚を冒すな!

     南北関係が破局をむかえている。文在寅政府下では、これ以上回復不可能なほ
    ど南北関係が極限対決にひた走っているのだ。2年前、南北首脳が明らかにした
    「新しい平和時代」‘は、きっとこのまま根こそぎ引き抜かれてしまうというこ
    となのか?
     いや、違う!「新しい平和時代」は続かなければならない。日常の中に深く根
    をおろさなければならない。再び極端な軍事的対決に戻ることはできない。民族
    の命運と朝鮮半島平和のた
    めに板門店/平壌宣言と南北軍事合意書は必ず履行されなければならない。これは
    8千万民族と世界の平和を愛好する民衆に対する峻厳な約束であり、南北当局や
    米国の利害によって、その実現が左右されてはいけない。
     
     よって私たちは、その最後が極端な軍事的対決と戦争にならざるをえない、す
    べての政治・ 軍事的措置を直ちに中断し、板門店/平壌宣言、南北軍事合意書履
    行のための前向きの措置を全面的に取っていくことを南北当局に厳重に要求する。

    文在寅政府は板門店/平壌宣言を直ちに全面履行せよ!

     今回の南北対決の発端は、文在寅政府が米国と韓国守旧勢力の顔色をうかがっ
    て、北韓【訳注:「北韓」は、韓国で「朝鮮民主主義人民共和国」を指す言葉】
    に向けたビラ散布を放置し
    たところにあることは新たに言及する必要もない。北韓向けビラ散布は、軍事境
    界線一帯での一切の敵対行為の中止を約束した板門店宣言2条1項の違反だ。こ
    の間、北韓向けビラ散布は、拡声器放送と共に、南北間の軍事的緊張と衝突の根
    源になってきた。

     2014年10月、朴槿恵政府下でも、北韓向けビラ散布のために南北間の銃撃戦が
    起こり、戦争危機を迎えたことがある。

     それでも文在寅政府は、北韓当局の数多《の警告にもかかわらず、北韓向けビ
    ラ散布を放置した。北韓向けビラ散布の放置が南北関係の破綻につながるだろう
    という事実を知らなかったなら、決定的に対応能力を欠いており、分かっていて
    も放置したとすれば無責任の極みの状態に他ならない。

     北韓に対する敵対的立場を取った李明博、朴槿恵政権も、警察官職務執行法な
    どを根拠に、11回も北韓向けビラ散布を防いだことがある。住民の安全が脅威を
    受ける場合、表現の自由を制限することができるという大法院の判例もある。北
    韓向けビラ散布の中止についての大枠での国民的合意も形成されている。それで
    も、本来「新しい平和の時代」を歌ってきた文在寅政府は、これを止めなかった。
    この矛盾を、この無責任を、どのように弁解するのだろうか? 

     6・15共同宣言20周年に合わせて文在寅大統領が出した措置も、事態解決のため
    の実質的方案は一つもなく、抽象的な内容だけだ。

     解決方案は、私たち皆が知っており、あまりにも自明だ。開城工業団地/金剛山
    観光再開、南北鉄道連結など板門店/平壌宣言の、即時の全面的な履行に、その道
    筋がある。「新しい平和の時代」が断絶することなく根を下ろすことができる、
    唯一無二の道だ。         一

    北の当局は角を矯めて牛を殺す愚を冒すな!

     北韓は、南北共同連絡事務所爆破に続き、開城工業団地と金剛山観光地区に軍
    隊を駐留させ、爆破した非武装地帯監視警戒所を再建して韓国向けビラ散布の意
    思を明らかにしている。韓国に対する軍事的対決の強度を高めていくということ
    だ。しかし北韓当局のこのような対応もまた、矛盾だ。韓国の北韓向けビラ散布
    の放置に対する、北韓の一連の韓国に対する極限対応が、韓国の板門店/平壌宣言
    の履行を促すためのものならば、開城工業団地と金剛山観光地区の再軍事化は、
    韓国当局の板門店/平壌宣言履行の道を全面遮断することであり、これによって北
    韓自らが板門店/平壌宣言を破綻させたことになるからだ。

     爆破という方式での南北共同連絡事務所の廃棄は、すでに韓国の国民に容易に
    拭えない大きい衝撃を与えた。ここに開城工業団地と金剛山観光地区の軍事化措
    置までエスカレートすれば
    「新しい平和時代」に対する北韓当局の本気の度合いは、韓国国民から根本的に
    疑いをかけられざるをえない。これは、今後、南北関係を再び回復させるのにも、
    越えがたい障壁としての定着することになるだろう。このような結果こそ、角を
    矯めて牛を殺す愚でなくて何だろうか?

     よって私たちは、北韓当局にこれ以上南北関係を悪化させず、ひたすら対話と
    交渉で現状況を打開することを強くうながす。

     今この瞬間にも、南北は民族を数回も共倒れさせることができる、恐るべき戦
    力を保有している。今の対決と危機の局面が、下手をすれば局地戦と全面戦争に
    突き進むならば、核戦争の惨禍の中で、民族の明日を保障することができなくな
    る。だから、朝鮮半島非核化と平和協定締結、通常兵器軍縮を明らかにした板門
    店/平壌宣言が大切であり、私たちの民族の命綱なのである。だから民族のすべて
    の知恵と力を集めて、ただ一瞬の迷いもなしに、板門店/平壌宣言と南北軍事合意
    書履行に立ち上がらなくてはならない。

     今、履行しなければ、私たちの民族に明日というものはない。

    2020年6月17日

    苦難を共に、改憲民会、東学広場の人々、不平等な韓米地位協定改正国民連帯、
    新しい100年を開く統一義兵、ソウル第一教会、アナーキスト義烈団、皆一緒に市
    民連帯、全教組城南支会、朝鮮日報廃刊運動本部、主権者全国会議、優しい都農
    不二運動本部、平和を作る女性会、平和と統一を開く人々、AWC韓国委員会

    <訳注:文中の「北韓」は、韓国で「朝鮮民主主義人民共和国」を指す言葉です。


    (ここまで)

    坂井貴司
    福岡県
    E-Mail:donko@ac.csf.ne.jp


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      • 2020.10.24 Saturday
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