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『検証 陰謀論はどこまで真実か』

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     OKABYです。
     
     911事件を検証する公開討論会
    http://911social.net/
    をやりますので、いろいろと事前学習していますので。

    ASIOS、奥菜秀次、水野俊平・著
    『検証 陰謀論はどこまで真実か』(文芸社)
    http://asios-blog.seesaa.net/article/180363054.html
    はなかなかおすすめです。

     諸々の陰謀論の信憑性をパーセントで示していて、
    たとえば、
    地球温暖化説について太陽活動が関係している説について(15ページ)
    「湾岸戦争アメリカがしかけた」(175〜186ページ) 真実度10%
    とか。

     もちろん、
    「9・11テロはアメリカの自作自演だ」(187〜201ページ)は真実度0%。
    この項目を執筆された長澤裕さんは、Skeptic's Wikiを主宰し
    911陰謀論について膨大・詳細な反論を蓄積されていて
    http://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A3%B9%A3%B1%A3%B1%B1%A2%CB%C5%CF%C0
    この本ではこのサイトの内容をコンパクトにまとめられています。
    ですので、本を読まれなくてもSkeptic's Wikiを読めば長澤さんの立論はわかるでしょうが、
    逆に、Skeptic's Wikiの論旨を知りたければこの本を読まれればわかります。

     911陰謀論の本格的批判書『陰謀論の罠』
    http://civilesociety.jugem.jp/?eid=6303
    の著者・奥菜秀次さんは、別項で911陰謀論について若干ふれられています。
     
     「ナチスによるガス室でのユダヤ人虐殺はなかった」(真実度0%)では、ホロコースト否定論者が、ネットに逃げ込み9・11陰謀論者に転身しているとのことで、米政府の自作自演、ユ
    ダヤ人が背後にいるだの説いている『アメリカン・フリー・プレス』を紹介しています(154ページ)。
     また、「仇敵通信傍受システム・エシュロンが私たちの生活を監視している」(真実度30%)では、米国諜報機関の排他的体質に関連して、次のように述べています。

    < 9・11テロ自作自演説の根拠に、アメリカ諜報機関がテロリストの行動や通話内容を知りながらテロを防げなかった事実がある。
    陰謀論者はそこから進めて「テロが起こるのを知りながら黙認した」と主張する(陰謀論ではこの意見は少数派。テロ自体がアメリカの自作自演である説が最も人気がある)
     拙稿「湾岸戦争はアメリカがしかけた」でも述べたが、古今東西、奇襲攻撃情報を得ながら防げないことはよくあり、それが陰謀論を喚起することもまたよくある。
    9・11テロの場合、各情報局が個別にテロ情報を得ながら情報の統合ができずテロを防げなかった。
     FBI、CIA、NSAという米三大諜報機関は犬猿の仲で、情報共有や意思疎通どころか、同席して状況説明を受けることを拒否するほどだ。
    そのためハイジャック犯の動きをモニターできても当該人物の危険性情報とつなげて情報解析ができなかった。
    WTCビルに二機目が突入した直後、CIA本部ではみなが「ビン・ラディンのしわざだ」と叫んでいたが、ラディンの手下が航空機操縦を学んでいた事実は情報コミュニティ内で広く伝わっていなかった。>
    (212ページ)

     私はつい最近まで、911事件について、アメリカ政府の「自作自演説」はありえないかなと思っていたにしろ、「見逃し説」はありうるかもと考えていました。しかし、アメリカ政府も一枚岩ではなく、情報機関の連携の悪さでテロを事前察知できなかったと考えるのが合理性があるなと思うようになりました。
     これも
    『9/11委員会レポート ダイジェスト―同時多発テロに関する独立調査委員会報告書、その衝撃の事実 』
    http://booklog.jp/asin/4872903269

    『9.11 オフィシャルレポート 』
    http://www.eastpress.co.jp/shosai.php?serial=600
    も読んだからですが。
    とくに『9.11 オフィシャルレポート 』はコミックですから、すぐに読めるのですが、恥ずかしながら911事件の公式説はおかしいと思っているのに、読んでいなかったので、そもそも公式説が何であるかを理解していなかったのです。

     さて、諸々の陰謀論が反駁されていって、「あとがきに代えて―陰謀論にだまされないためにはどうしたらよいか」では、総論的に「陰謀論の構図」の一覧を載せています。
     911陰謀論に関係しそうなものを下記抜粋しました。
        ↓
    ===========================
    陰謀論の構図(奥菜秀次作)

    ○「陰謀の目撃者」の語る目撃談や「陰謀論の主要論客」の解説するところの「陰謀の構図」は、後になればなるほど脚色が加わり話が大きくなっていく。
    ひどいケースとして、目撃談が映画に採用されると、記憶の中の目撃談に再改変が加わり映像的映えるシーンが加えられたりする。

    ○有名人、もしくは分野違いの専門家が論客になっている。
    彼らは広告塔や人寄せパンダとして利用されている。

    ○陰謀論者は持論への批判どころか、検証されることさえひどく恐れる。

    ○不自然なほど大手メディアを批判し、インターネット情報に頼り、“タブーに挑戦”を連呼する。

    ○持論の欠点を指摘されても直接の反論はせず、持論を繰り返すか論的の欠点の指摘をもって反論とする。

    ○2次資料を多用する。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ○規模も時代背景も異なる「実在した陰謀」を前例として引き合いに出し、「陰謀論」を説く。

    ○公式説の証拠が多いと「不自然すぎる」と文句をつけ、少ないと「これしかないのか」と言って、どちらのケースでも納得せず陰謀論を持ち出す。

    ○そのものズバリのダイレクトな証拠がなく、証拠を関連づけて説明しないと事実関係がわかりにくいケースに陰謀論者はつけこみ、「なぜ決定的証拠がないのでしょうか?」と因縁をつける。
    証拠の総量が膨大でも、その内容は解説しない。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ○パッと聞いてあまりに話がトンデモナイ。

    ○引用に間違いが多い。
    伝言ゲームの世界。
    自分でデタラメな説明をして、“こんなデタラメがまかり通っています”という自作自演を繰り返す。

    ○誘導尋問を多用する。
    たとえばその手法は、自説に都合のよい情報のみを聴衆に提示し、「我々は事実を示すだけで、何が真相か持論を下すのは皆さんです」と、公正を装う。
    論的にも同じ情報を提示し、「これを見てどう思いますか」「これだけを読んで公式説が正しいと言えるのですか」と、イエス・ノー式の単純な回答を、しかも即答せよと迫る。
    論敵が単純な回答をしないのを「(単純)明確に答えられない」、即答できないものを「口ごもった」と批判するためである。
    また、多数の情報が公開済みであってもあらかじめ情報を限定して披露し、持説に都合のよい回答しか出てこないパターンを作り上げる()。

    ○議論で追い込まれた場合、もしくは陰謀論を否定せざるをえないような場合、「わかりません。だから再調査が必要なのです」という逃げの一手に出る()。

    ○「真相究明」を叫びながらも、自己判断すると公式説に都合のいい(持説に都合の悪い)返答をせざるをえないことを絶対に避けるため、「自分たちの目的は公式説の疑問を提示し、再調査の開始もしくは皆を納得させるような問答を要求することにあります」と返答する()。

    ○上記3パターン( 銑)は陰謀論者内で想定問答集としてマニュアル化されている。

    ○巨大権力が100の嘘をつけば、対する民間人陰謀論者は「それよりはまし」「民間人の嘘で戦争が起きるわけではない」という感覚で、自分の嘘を99まで正当化する。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ○持論の矛盾には気付かない。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ○「反権力」「反権威」に魅せられた人々はだまされやすく、陰謀論者はそれに付け込む。

    ○事実関係再現における「正確さ」を無視して持論を説くが、正義や倫理という面での運動方針・活動方針の「正しさ」を盾にして、反論を封じる。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ○事象に関連する報道や証言、証拠の絶対数が膨大な場合、全体の1万分の1しか不審なアイテムがなくとも「陰謀を裏付ける200の証拠」の提出は可能で、陰謀論者はそこに付け込む。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ○公然と権力者が嘘をつけばメディアやインターネットで袋だたきに遭うが、“被害者”“遺族”“勇気を出して他人を救った英雄”が同じ行為に出た場合、ツッコミにくいため嘘が蔓延する。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    ===========================
    (329〜331ページ)

     「あとがきに代えて」は座談会形式ですが、そこで長澤裕さんが陰謀論の流行る原因の一つとして、「超常現象」が廃れてしまったと説明していたのがなるほどと思いました。

    <1970〜80年代はそれこそ「超常現象」の隆盛期で、宇宙人が地球に密かに来ているとか、ネス湖のネッシーとか、ユリ・ゲラーとかの超能力が大ブームで、本気で研究がなされたこともあります。
    ところが、20世紀が終わると同時にこうした「夢のある話」も廃れてきました。
    いまどき「UFOだ!」「超能力だ!」と言ってみたところで、これだけ科学がすすんだ現代では、すぐ「それCG?」「手品でしょ?」と言われてしまい、牾擇靴つ蕎鏝従櫚瓩了代は終わってしまったのです。
    本来はそうした「夢のあるトンデモ」に流れるはずの人たちが、現代では陰謀論に流れ込んできているのではないか?と個人的には思っています。
    超常現象が猊活瓩靴覆いぎり、今後も陰謀論は廃れることはないでしょう。
    これだけ先行き不透明の世界情勢ですから、陰謀論のネタが尽きることもありません。
    陰謀論をなめてはいけません!>
    (338〜339ページ)

     70〜80年代って、私が小中高生の時代だったので、UFOやら心霊写真がはやっていましたのを覚えています(あぁ〜僕も歳をとったなぁ)。「木曜スペシャル」や「水曜スペシャル」とか。さすがに「川口浩探検隊」には騙されなかったけど、スプーン曲げは真剣にやったことあったりして。ネッシーや雪男の写真なるものもあったし。
    口裂け女に逢わないかと夜道が怖かったこともあった。
     21世紀の今日、ネットやPCでいくらでも合成写真みたいなものをできるので、「楽しい超常現象」はしらけるので風化しちゃった。情報量も膨大になり、検索エンジンで調べればトンデモかどうかすぐにわかる時代になった。
     そのかわりなんでしょうか?画像や映像に独自の解釈をつけて、怪しくないものをさも怪しいものだと騙るなんていうフェイクがネット上にあまたに流れているのは・・・・


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    • 2017/07/29 6:09 AM
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    • 2016/12/21 6:09 PM
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