市民社会フォーラム08年の企画履歴
OKABYです。
日頃、市民社会フォーラムにご協力いただいている皆様に、今年最後のあいさつをさせていただきます。
市民社会フォーラムが08年に主催、共催、協力、協賛した企画の一覧をブログに載せました。
ホームページにも詳細な履歴があります。
日の近い順番に並べています。
何らかのかたちで市民社会フォーラムのかかわった企画は、37企画。平均すると2週間に1、2回のペースです。
そのうち主催は、15回。実行委員会形式で、市民社会フォーラムが中心に行った企画を含めると、実質22回。一月に2回のペースです。
今年大きなイベントになったのは、まずは2月の「雨宮処凛と考える反貧困近畿3都物語」です。神戸→大阪→京都と満員御礼になりました。その後、雨宮さんが出演する企画に賛同・協力をいくつかしましたが、「反貧困」を主旋律に、今年のキーワードともいえる、「ロスジェネ」「蟹工船」「素人の乱」「労働生存運動」などをテーマに学習・交流が実現できました。
次に、5月の「大事なことはみんなで決めよう 前岩国市長・井原勝介さんと考える市民自治」です。京都→堺→大阪→神戸と連続企画をやりきりました。その中で、「貧者の一灯」の上映もしました。
そして、11月の「アメリカばんざい」上映&薄井雅子さん講演会です。
「市民自治」ともに、「米軍再編」「9条」「イラク」といった、「平和」をめぐるテーマについても、活発にイベントをやりました。
市民社会フォーラムの原点である、「3人あつまれば会をする」という発想で、映画観賞会や読書会なども適宜やりました。こうした少人数の集まりから、悪乗りして大きな企画をたくらんできました。
主旋律は、「労働」生存権と「平和的」生存権を結びつけて考えることだったではないでしょうか。
こうした時間と金と労力を使って、なぜ余暇を楽しもうとするのか?
それは、さまざまな社会問題を考える集まりを通じて、知見を深めるとともに、第一線で頑張られている人たちや、無名でも思いを共有できる人たちと出会えるからです。
メーリングリストでも、毎月400〜600件の投稿で、有益な情報発信と意見交換があります。
選挙になるとなぜか激しい議論が起きているように(笑)、思想信条や政党支持などは多様多彩でありますが、大枠でみれば、自公政権に象徴される新自由主義や偏狭なナショナリズム、米国追随に批判的で、非戦・平和、民主主義と環境、社会保障の充実を志向する、「多様性の中の統一」「ネットワークのネットワーク」の機能を果たしていると思っています。
市民社会フォーラムが生まれたのは、イラク戦争と小泉構造改革の時代でした。隔世の感があるように、新自由主義と改憲策動は破たんし、来年は、深刻な労働・生活問題を解決するために、当面の連帯を追及するネットワークとともに、「よりましな政権交代」と社会保障を充実させるための「財政・財源問題」が争点になりそうです。
今年は「潮目」は変わったが、来年は本格的な「反転攻勢」に向かうことができるか。
来年も討議と交流を広く深めていきたいですね。
それでは、よいお年を!
- 2008.12.31 Wednesday
- 市民社会フォーラム講演録
- 23:58
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