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サンテレビニュースPORT 防災特集 岐路に立つボランティア

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    永岡です、サンテレビのニュースPORT、火曜日に久々の震災特集、ボランティ
    アのことが取り上げられました。
     その前に、今日は昼前から新幹線火災事故一色で、毎日放送の津村健夫さん(熊取
    6人衆の番組などを作られた方)が事故車両におられて中継されました。乗客が後ろ
    に避難し、大変であった模様です。
     そのボランティア団体のこと、ボランティア元年と言われた阪神・淡路から20年、
    2600団体より、活動者が減少している、高齢化していると言うアンケート結果が出て
    います。
     毎年1月17日の阪神・淡路追悼のつどい、竹灯籠に祈りを捧げます、神戸・再度山
    にボランティア団体が来て、空き地に炭灯篭があり、いい炭を作ろうと、眠らずメン
    バーが作られましたが、神戸市民交流会でやるのは、これが最後です。
     この団体は震災から3年後に活動開始、手作業でやっていたものの、15人のメン
    バーは70代で、事務局長の山川さん、解散を決めました。
     メンバーも、解散をひとつのけじめと考えて、震災当時は50代、今は70代になり、
    限界を感じられ、1・17をただのイベントに終わらせたくなく、やりました。
     他方、被災地NGO共同センター、結成以来の代表の村井さんが退き、27歳の頼政
    さんが代表になり、これから、新しい試みにチャレンジするといい、村井さんも頼政
    さんを評価されています。
     頼政さん、神戸大のサークルでボランティアに参加し、各種災害で活躍し、東日本
    大震災後スタッフになり、去年結婚、奥様も頼政さんの活動を応援されています。
     頼政さん、収入も多くなく、安定はしていないが、ボランティアに参加されます。
     ボランティア団体は、人材、資金不足に悩まされ、村井さんも、この20年間自分た
    ちが何をしてきたか、社会に伝わっていなかったと指摘されます。
     頼政さん、代表になり初の会合、ボランティアのその後を語られ、若い世代がNG
    O、NPOで働くのが少なく、若い人が来るように尽力したいと言われます。
     曲がり角に立つボランティア、当初の精神を、社会で支える仕組みも必要なので
    す、以上、サンテレビの内容でした。

    今こそジュビリー運動を!【ATTAC+北沢洋子さんの論説:ギリシャ:ツケは国際金融マフィアが払え】 IMFはギリシャへの融資で25億ユーロの儲け+ギリシャの債務監査委員会

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      IMFはギリシャへの融資で25億ユーロの儲け
      http://www.jca.apc.org/~kitazawa/debtnet/2015/vol10_3.htm

      2015年5月18日

      北沢洋子
       
       4月9日、ギリシャは、IMFに4億6,200万ユーロを返済した。これはギリシャ政府にとっては、血の出るような思いであった。 

       英国の「ジュビリー債務キャンペーン(JDC)」によると、IMFは、2010年以降、今年4月までに、ギリシャへの融資で、25億ユーロの利益を上げたと言って.いる。そして今後ギリシャが返済を続けるならば、その利益は43億ユーロに上るだろう。 

       IMFのギリシャへの融資は3.6%の利子を課している。この額は、IMFのギリシャ融資に対するコストをはるかに上回っている。現在は0.9%の利子で十分だ。もし利子がこの0.9%であったなら、2010年以来、ギリシャは25億ユーロも余計に支払ったことになる。 

       2010年から2014年までの間、債務危機に見舞われた国々からIMF が得た利益は84億ユーロに上る。その4文の1は、ギリシャの債務返済えあった。IMF はこの利益金を準備金に入れている。IMFの準備金は、現在、190億ユーロに上っている。この準備金は返済不能になった国に対する損失に充てることになっている。ギリシャのIMFに対する債務総額は240億ユーロである。 

       JDCのTim Jonesは、「IMFのギリシャへの融資は、第一に、無制限にギリシャに融資をした市中銀行を救済するためだった。そればかりでなく、IMFはギリシャからより多くのお金を奪ったのであった。この高利貸し的利子は、ギリシャの人々にしわ寄せされている。




      ギリシャの債務監査委員会
      http://www.jca.apc.org/~kitazawa/debtnet/2015/vol10_2.htm

      2015年4月28日

      北沢洋子
          
      1.ヨーロッパで初めて債務監査 

       今年2月、ギリシャの与党SYRIZAによって、ギリシャ議会の議長にノミネートされ、300票中236という圧倒的多数で選出されたZoe Konstantopoulou(Zoe K)は、4月4日、議会の中にギリシャの「対外債務の監査委員会」を設置した。それは、またの名を「債務の真実を追求する委員会」と呼ばれる。 

       4月6日、彼女は、委員会がギリシャ人と外国人で構成され、「ギリシャの債務の中で、どの部分がIllegal、Illegitimate、Odious、Unsustainableであるかを検証することが主な任務である」と語った。 

       これはまた、ギリシャの債務の真実を明らかにすることである。そして、結果が、ギリシャ議会、EU議会、EU加盟国の各議会に伝えられ、ギリシャ国内と国際世論を巻き起こす。Zoe Kは、「債権者の無理な要求で、ギリシャの市民がいかに苦しんできたかを、知ることになる」と語った。 

       Zoe Kの提案は、Prokopis Pavopoulos 共和国大統領、Alexis Tsipras首相も閣僚もともに、このイニシアティブを支持する議会演説を行った。Zoe K は、続いてSofia Sakorafa議員に発言の場を提供した。彼女は債務の監査委員会の設置を要求してきた人々の5年間に及ぶ長期の裁判を物語った。

      監査委員会のメンバーは; 

      Cephas Lumina 対外債務が人権に及ぼす影響についての元国連専門家、 
      Margot Salomon ロンドン大学経済学部人権研究センター所長 
      Maria Lucia Fattonrelli エクアドル債務監査委員会のメンバー、ブラジルの市民債務監査運動のコーディネーター 
      債務監査委員会のいくつかの原則

      Illegitimate Debt:政府が公共の利益を考慮せずに契約したプロジェクトによる
      Illegal Debt :当時の民主的制度に違反したプロジェクトによる
      Odious Debt : 基本的人権(社会的、経済的、文化的、市民的、政治的権利)に違反した契約による
      Unsustainable debt:債務の返済が、基本的人権を侵害する(人びとの生活水準の急激な悪化、医療保険、教育などへのアクセスを失う)場合、つまり、債務を返済することによって、政府が市民に基本的なサービス(良い健康制度、良い教育システム、良い社会的保護、十分な賃金、年金)を提供できない
      一口で言えば、基本的人権に違反するすべての債務である。 
      債務監査で重要なことは、市民の参加である。 

      2、ギリシャ融資のさまざまな不正行為 

       ギリシャの債務は、IMFの介入が始まる以前の2009年にはGDPの113%であった。しかし、EU、ECB、IMF(トロイカ)のメモランダム以後の2014年には175%に増大した。この急激な増加をどう説明するのか。これには、どのような違反があったのか。 

       ここに、EUの機能についての協定がある。その125条には、EUメンバー国は、他の国の財政・金融に関与することを禁じている。ギリシャのケースは明らかにEU憲章に違反している。
      2010年、EU14カ国の名において、IMF、EU ,ECBがギリシャに539億ユーロを融資した。ここでは、借り手、すなわちギリシャの了解をとっただろうか。貸し手が高い利子など、一方的な条件を押しつけただろうか。EU14カ国はそれぞれ2国間で、自国の法律に従ってギリシャに融資をした。この場合、借り手のギリシャの法律は考慮されただろうか。 

       債務監査でもう1つ考慮しなければならないのはIMFである。2010年5月9日、ギリシャに対する融資をめぐって、理事会内で、ブラジル、スイス、アルゼンチン、インド、中国の理事が留保した。それは、「ギリシャに課せられた緊縮政策のもとでは、到底融資の返済は出来ない」というのがその理由であった。 

       最近、ブラジルのPaulo Nogueira Batista理事が、「IMFの理事たちは、ギリシャに対する融資が、実際には、ドイツとフランスの銀行を救済するためだということを知っていた」とリークした。実際、当時2010年は、IMFの専務理事だったドミニク・シュトラウス=カーンはフランスの大統領選挙に出馬するために忙しく、IMFの仕事はほったらかしだった。ドイツの銀行は、金融に弱いメルケル首相を「ギリシャの債権が不渡りになれば、恐ろしいことになる」と脅かした。そして、トロイカの2010年のギリシャ救済融資は見事、とくに独、仏の銀行の債権がトロイカ、すなわちIMFの公的債権にすり替わったのであった。

      オバマ大統領あての請願署名:核軍縮とギリシア問題

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        浅田です。

        オバマ大統領あての請願署名です。賛同の方の署名をお願いします。どちらも転送・転載歓迎です。

        1.8月の広島、長崎の平和祈念式典に出席し新たな各軍縮のための演説をするよう求める署名が

        https://secure3.convio.net/ucs/site/Advocacy?cmd=display&page=UserAction&id=4749

        で行われています。

        2.ギリシア問題についてギリシア人民の民主的要求に従うよう求める署名が

        http://action.workingfamilies.org/p/dia/action3/common/public/?action_KEY=11469&tag=GreekAusterity-pic

        で行われています。

        ギリシア問題については内富さんからの情報、北野さんからの問題指摘がありますが考えるべきことが多いとおもいます。上の署名が何かの参考になれば幸いです。

        オバマ大統領あての請願署名:核軍縮とギリシア問題

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          浅田です。

          オバマ大統領あての請願署名です。賛同の方の署名をお願いします。どちらも転送・転載歓迎です。

          1.8月の広島、長崎の平和祈念式典に出席し新たな各軍縮のための演説をするよう求める署名が

          https://secure3.convio.net/ucs/site/Advocacy?cmd=display&page=UserAction&id=4749

          で行われています。

          2.ギリシア問題についてギリシア人民の民主的要求に従うよう求める署名が

          http://action.workingfamilies.org/p/dia/action3/common/public/?action_KEY=11469&tag=GreekAusterity-pic

          で行われています。

          ギリシア問題については内富さんからの情報、北野さんからの問題指摘がありますが考えるべきことが多いとおもいます。上の署名が何かの参考になれば幸いです。

          緊急トークセッションのお知らせ 7月18日 柳澤協二さん×高遠菜穂子さん(主催:イラク戦争の検証を求めるネットワーク)

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            皆様
            イラク戦争の検証を求めるネットワークの石田です。
            緊急トークセッションを開催することになりました。
            お近くの方はぜひご参加ください。拡散もよろしくお願いします。
            ***************************
            緊急トークセッション
            安保法制で日本と世界は平和になるか?
            戦争のリアルから問う安倍政権の「積極的平和主義」
             憲法違反の安保法制(戦争法案)の可決に固執している安倍政権。
            その安保法制で本当に日本と世界の平和は守れるのでしょうか。
            むしろ米国の戦争に加担することで、紛争地の人々も日本の人々
            も犠牲になる恐れ があるのではないでしょうか。
             そこで、防衛官僚の実務トップであった柳澤協二さんに「集団的自
            衛権で抑止力が高まる」「米国の戦争に巻き込まれることはない」等
            の安倍政権の主張が本当か嘘かを解説してもらい、イラク支援ボラ
            ンティアの高遠菜穂子さんに、日本が支持・支援した「私達の戦争」
            であるイラク戦争の実態やその後の現地の混乱について、語って
            もらいます。
             安全保障のプロの視点、現場にもっとも近い視点から、リアルな
            議論と問題提起を行います。
            日時:2015年7月18日(土)19時〜21時(18時30分開場)
            場所:伊藤塾 東京校(東京都渋谷区桜丘町17-5)
                     JR・東急・京王・地下鉄各線 渋谷駅 南改札西口より徒歩3分
            資料代:500円(+カンパ歓迎、学生及び無職の方は無料)
            スピーカー:柳澤協二(元・内閣官房副長官補)
                    高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)ほか
                    *追加ゲストあり
            司会進行: 志葉玲(ジャーナリスト)
            主催:イラク戦争の検証を求めるネットワーク
            共催:市民社会フォーラム
            お問い合わせ:
            イラク戦争の検証を求めるネットワーク
            〒171-0033 
            東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303
             090-9328-9861
            ☆ご参加は予約不要です(^^)

            週刊東洋経済7/4号「日韓和解に向けた徹底対談  慰安婦問題 右も左も大間違い」

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              Okabyです。

              現在発売中の週刊東洋経済7/4号

              http://store.toyokeizai.net/magazine/toyo/
              に、「日韓和解に向けた徹底対談  慰安婦問題 右も左も大間違い」ということで、

              『慰安婦問題をこれで終わらせる。 理想と、妥協する責任、その隘路から。』
              http://civilesociety.jugem.jp/?eid=30189
              を書かれた松竹伸幸さんが、漫画家の小林よしのりさんと対談しています。
              それも意気投合して。
              詳しいこと書くと買って読まれなくてはいけないので、特記すべきことだけとして。
              よしりんって、最近は安倍首相を徹底批判して右側から政権と対峙していますけど、
              この対談でもかなり踏み込んで、日本の保守派にまっとうな批判をしています。

              <でもわしはこの数年、外国(白人が中心の先進国だけど)から見たら、慰安婦は「セックススレイブ」と変わりないのではと考えるようになった。
              結局は人身売買されて慰安婦としている働いている、当時の貧しい社会では仕方ないと日本人は考えてしまうけど、白人の価値観ではそれは許されない。
              その感覚の違いを理解していない日本人が多い。>
              <日本の保守派の言い分は世界的には通用しないし、安倍首相が慰安婦問題で解決に向け今まで以上の積極的なことはしないと思う。
              むしろ次の政権に期待する。>

              なんと松竹さんも言わないのに、よしりんは、慰安婦は「性奴隷」だったというのが世界的な感覚であることを認めろと言うわけだ。
              左翼に対しては相変わらず「ゴーマンかましてよか」モードだけど、ここまで「謙虚かましてよかですか?」

              詳しくは手に入れてお読みください。

              【記事】元内閣官房副長官補と元自衛官が対談:非核の政府を求める兵庫の会市民学習会(兵庫民報Web版)

              0
                ■協賛企画
                2015/06/19 【兵庫】柳澤協二×泥憲和 亡国の安保政策〜安倍政権と「積極的平和主義」の罠(動画) 
                http://iwj.co.jp/wj/open/archives/249755

                報道記事が載っていましたのでご紹介です。

                兵庫民報Web版 元内閣官房副長官補と元自衛官が対談:非核の政府を求める兵庫の会市民学習会
                http://hyogo-minpo.blogspot.jp/2015/06/blog-post_39.html
                ============================
                非核の政府を求める兵庫の会は6月19日、神戸市内で市民学習会を開催しました。
                「亡国の安保政策 安倍政権と『積極的平和主義』の罠」と題し、講師に柳澤協二元内閣官房副長官補、対談者として元自衛官の泥憲和氏を迎え、130人が参加しました。

                イラク戦争のときに自衛隊を送った側の柳澤氏は、「あのときも、もしイラクで自衛隊員が殺されるというようなことがあったら、撤退するのか兵を増強するのか、真剣に考えさせられた。
                今回の法案は、そんなものではない。自衛隊幹部が自らの判断で武器を使用できるという条項もある。必ず犠牲者を出してしまう」と安倍内閣の「平和安全法制整備法案」などに懸念を示しました。

                対談では、柳澤氏の講演をうけた泥氏が、柳澤氏に質問し、回答をもらうという形式でした。
                泥氏は、「軍隊が紛争中に人を助けるということが実際にできるんですか?」「かけつけ警護の例って実際にあるんですか?」など質問。
                柳澤氏は、「おっしゃるように、実際の戦場で、軍人、民間人を救出した例というのは、ほとんど知らない」と回答しました。

                逆に柳澤氏からは、泥氏に「自衛官は、たとえば今回のような集団的自衛権の行使という上官の命令を、どういう思いで聞いているんでしょう」と質問。
                泥氏は、「自衛隊員である以上、日本を守りたいという思いですから、命令には積極的にこたえるでしょう。
                そういう教育も受けていますから。私も自衛隊員のときには、そのとき最前線といわれた北海道にすすんでいきました。命がけでがんばると思います。
                そんな自衛隊員にたいして、集団的自衛権みたいなでたらめな命令を上司に出させたくない。今回の法案は、やめてほしい」と語りました。

                本日6/30(火)言論の弾圧を許すな!怒りの緊急集会@参議院議員会館

                0
                  永岡です、本日、東京で言論弾圧反対集会があります、ご案内いたします。
                  <以下、転送>
                  (以下、転送・転載歓迎)

                  言論の弾圧を許すな!怒りの緊急集会

                  日 時: 6月30日(火)18時〜19時半
                  場 所: 参議院議員会館 講堂(地下鉄永田町駅、国会議事堂前駅下車)
                  国会周辺図http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/kokkaimap.htm

                  発 言: 永田浩三さん(武蔵大学教授)
                      新崎盛吾さん(新聞労連委員長)
                      樋口聡さん(出版労連中央執行委員)
                      岩崎貞明さん(民放労連書記次長) 
                  報 告:島洋子さん(琉球新報東京支社報道部長)
                      宮城栄作さん(沖縄タイムス東京支社報道部長)ほか多数

                  自民党若手議員の勉強会において「マスコミを懲らしめろ」「沖縄の2紙を
                  つぶせ」などという言論弾圧発言が堂々と行われ、大きな問題となっています。
                  報道の自由、表現の自由を真っ向から否定するこのような発言を、私たちは
                  絶対に許すことができません。
                  報道の自由、表現の自由を守るため、緊急集会を開きます。
                  たくさんの市民、報道人、議員が集まり、大きな声を上げましょう!
                  多くの皆さんの参加をお待ちしています!

                  呼びかけ人:近藤昭一(民主)、赤嶺政賢(共産)、小池晃(共産)、
                        照屋寛徳(社民)、福島みずほ(社民)、玉城デニー(生活)、
                        山田太郎(元気)、糸数慶子(無所属)ほか
                  お問い合わせ: 福島みずほ事務所(03−6550−1111)
                   

                  【市民社会フォーラム協賛企画】俳優 宝田 明さんが語る「私の戦争体験・子どもたちに平和な未来を!」(8/22土@神戸)

                  0
                    以下転送転載拡散歓迎
                    =======================
                    ■□■市民社会フォーラム協賛企画のご案内■□■
                         俳優 宝田 明さんが語る
                    「私の戦争体験・子どもたちに平和な未来を!」

                    日 時 8月22日(土)開場12:00 開会13:30〜 
                    会 場 神戸国際会議場(第2会場あります)
                        JR.阪神・阪急三宮駅からポートライナー「市民広場駅」下車(三宮より 20 分)  
                    参加費 1000円(学生500円)

                    お 話 「戦争法案をめぐって・・・市民が声をあげるとき」
                        石川 康宏さん(神戸女学院大学教授) 
                    司 会 小山 乃里子さん(ラジオパーソナリティ) 

                     「昭和20年、11歳の少年だった私は満州ハルピ
                    ンで終戦を迎え、戦争というものがいかに残酷かをつくづく思い知りました。 
                    ひとりの人間として発言をして、太いバトンとなって次の世代に平和を手渡していかなければならないと思います。」
                    (「戦争する国ゴメンです」九条の会東京のつどい
                    スピーチより  2015年6月4日)    

                    著書「いのちと平和の話をしよう」
                    (宝田明、日野原重明、澤地久枝共著)販売中(つどい終了後サイン会があります) 

                    主 催:8.22「憲法は宝だ」集会 実行委員会
                    事務局:「NHK 問題を考える会・兵庫」「兵庫革新懇」 
                    連絡先:事務所 電話・FAX 078-351-0194 西川 090-5054-7171

                    ■宝田明さん / Akira Takarada (俳優) 
                    旧満州ハルピン出身
                    1954年第6期東宝ニューフェイスとして、『かくて自由の鐘は鳴る』でデビュー。
                    『美貌の都』、『大学生』シリーズ、『香港の夜』シリーズ、『放浪記』などの文学作品、『あげまん』『ミンボーの女』などの伊丹十三作品に出演。
                    映画出演本数は200本を超える。 
                    1964年『アニーよ銃をとれ』で、ブロードウェイミュージカルに挑戦し、芸術祭奨励
                    賞を受賞。
                    以後、『サウンド・オブ・ミュージック』『風と共に去りぬ』『マイフェアレディ』
                    など数多くの作品の主演をこなし、第6回紀伊国屋演劇賞、第10回ゴールデンアロー
                    賞を受賞。 
                    2012年には、宝田明プロデュース・演出・出演のミュージカル『ファンタスティックス』
                    を全国公演し、平成24年度文化庁芸術祭賞大賞を受賞。
                    日本を代表するミュージカル俳優として不動の地位を築く。
                    また、世界の美の親善大使であるミス・ユニバース
                    日本代表大会の総合司会を29年間務め、その間2度にわたって世界大会での審査員として参加した。 
                    2014年には、芸能生活60周年を迎え、舞台・映画・テレビ等、多方面にて活躍中。 

                    ■石川康宏さん / Yasuhiro Ishikawa (神戸女学院大学教授) 
                    1957 年、北海道札幌市生まれ。京都大学大学院経済学研究科卒。
                    2004 年より神戸女学院大学教授。
                    「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」代表幹事。
                    全国革新懇代表世話人。「子どもと教科書全国ネット21」代表委員。
                    西宮市在住。著書多数。 

                    こんにちは。ミキといいます。よろしくお願いします。

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                      こんにちは。ミキといいます。よろしくお願いします。

                      いきなり戦争だなんて、大袈裟だとか、またか、とか思う人がいると思います。でも私
                      は怒り狂ってるわけでも、バカの一つ覚えみたいに反戦を叫んでいるわけでもありませ
                      ん。たしかに私は怒っているけれど、どうにかそれをぐっとこらえて、怒りをこういう
                      形に変えて、話を聞いてほしくてここにきています。少しだけ足を止めて話を聞いてく
                      ださい。


                      日本は今年、戦後70年を迎えました。「戦争はいけない」そんな当たり前のことを訴え
                      ることが当たり前になりすぎて、いつしか日本人にとって戦争はどこか野蛮な国の人た
                      ちが行う、違う世界の出来事となっていったのかもしれません。そして、戦争は悲しい
                      、泣ける、物語になっていきました。

                      最近はよく志半ばで亡くなった人の、悲劇のストーリーが映画化されるけれど、あれは
                      美談なんかではありません。日本人がかつて行った侵略戦争で、人々は憎んで殺し、殺
                      される論理のなかにいました。それは、悲劇以外の何物でもありません。

                      だけど、今の生活と、その物語とが、あまりにかけ離れすぎて、まさか日本人が戦争な
                      んてしないだろうといつの間にか私たちは、思い込んでしまいます。だけど、戦争は70
                      年前だから起こったんでしょうか。

                      今の私たちだって、目の前に武装した兵士が現れたら怖いし、突然家族が殺されたら憎
                      しみを抱きます。ISILの人質殺害事件の時のように、自らの安全や利益のために、自己
                      責任論といって他人を切り捨てろという世論も生まれます。

                      今、起こっている戦争は、決して「中東だから」「アフリカだから」という理由で起こ
                      っているわけではないんです。それぞれの信じる正しさが違っているだけで、大切な人
                      や自らが攻撃されたとき、恐怖を覚え、憎しみを持つ気持ちにきっと変わりはないはず
                      です。そうして人々は武器を持ち、自衛のために戦ってきたのでしょう。

                      今の日本があるのは、別に日本人という種族が優秀だったわけではない。私たちの持つ
                      人を憎んだり、恨んだり、そういう負の感情を放っておくと簡単に争いが起こるから、
                      何百年もかけて世界の人々は、暴力的な感情との付き合い方や折り合いのつけ方を、繰
                      り返し反省し、話し合って、ようやくいくつかの約束事としてかたちにしてきたのでは
                      ないでしょうか。

                      その積み重ねの最たるものの一つが、日本国憲法です。そうやって戦争の恐ろしさを受
                      け継ぎ、平和な世の中を積み重ねていった人々がいたおかげで今、ちょうど戦争をしな
                      い日本に私たちは生まれてきました。だから、歴史上の今の日本だけを切り取って、武
                      器を持ちながら戦争に絶対参加しないなんて、そんな理性的でいられるなんて、簡単に
                      確信を持てません。一度戦地にいけば、いくらでも戦争のきっかけは生まれ、「やり返
                      せ」と、私たちの感情に訴えてくるはずです。

                      私たちがすべきことは、その積み重ねを「時代が変わったから」と言って簡単に捨てて
                      しまうことなんでしょうか。捨てることは簡単かもしれないけれど、私は、先人たちの
                      思考した歴史を蔑ろにしたくはありません。むしろそれを生かして、犠牲のない世界を
                      作れると信じたいのです。馬鹿な理想主義者かもしれないけれど、その理想を掲げてい
                      たいと思うのです。

                      戦争に参加するなら、武器を作って売るのなら、人を殺すという自覚と覚悟が必要です
                      。私にはその責任はとても重く感じられます。だけど今、そのことについて本当によく
                      考えられているでしょうか。

                      日本だけが、イラク戦争について検証も反省もしていません。それは物資の支援だけで
                      多くの民間人が犠牲になったことについて自分達には関係ないという、自覚のない参加
                      をしたからじゃないでしょうか。今、安倍政権は「後方支援」といって、また覚悟のな
                      いまま、戦争に参加しようとしています。自分は本当に悪いところには手をつけていな
                      いと思って、その責任の重さに目を背けています。

                      まずは、過去から振り返ってその責任に向き合うべきでしょう。

                      テロリストたちはどうしてテロリストになったのでしょうか。彼らの多くは報復を目的
                      としています。それは戦争が原因だったり、社会への不満があったりします。日本はそ
                      んな社会作りに加担していなかったでしょうか。協力したアメリカの政策に、落ち度は
                      なかったでしょうか。本当に向き合うべきなのは、テロリストを生み出した今の世の中
                      ではないでしょうか。

                      テロリストは残酷で、武力に頼っていて、彼らもまた悲劇をもたらします。だから、私
                      は彼らも許せません。自分たちの正しさを押し通すために武力を用いる彼らを私は許せ
                      ません。だけど、だからこそ、何があってももう武器を持って戦争をしてはいけないは
                      ずなんです。

                      9.11以来、対テロ政策として武力行使が正当化されてきたけれど、なにがあっても、ど
                      の国の人も、アメリカ人兵士の犠牲さえも、許されるべきではないはずです。なぜなら
                      、戦争はまた憎しみを生み出し、武力の応酬は何の解決にもなりません。これ以上の連
                      鎖をとめるために、私たちは自らその負のサイクルから降りるべきだったのです。

                      聞き慣れた言葉かもしれないけれど聞いてください。

                      戦争は人を傷つけます。子供や未来も傷つけます。戦争は町や人を破壊します。

                      70年間言われ続けた、戦争の恐ろしさを伝える言葉たちに、新鮮さを感じなくなって蔑
                      ろにするようになっていませんか。どうか想像してみてください。戦争の恐ろしさと過
                      去の過ちから目をそらし、武力行使を正当化する私たちと、戦争の恐ろしさを反芻して
                      学びながら過去を悔いて、武力行使を放棄する私たち。それぞれの道の先には何が待っ
                      ているのかを。

                      私たちはかつて後者にいたはずで、そしてこれからも、同じ選択をしていきたいのです
                      。私は長い長い紛争で何が傷ついたのか、その一端をこの目で見て知っています。

                      3年前、生きるために親元を離れて治療をするアフガニスタンの子供たちに出会い、数
                      カ月を共に過ごしました。アフガニスタンでは、長い紛争によりインフラが破壊され、
                      国内では簡単な治療も受けられない状況にあります。亡くなる子供も少なくなく、治療
                      をしに来られる子はまだ幸運な方と言えます。怪我や病気があっても彼らはとても元気
                      で、尊重されるべき命で、決してかわいそうな存在ではありません。

                      手足がなくても、顔に火傷を負って差別されても、子供たちは助け合い、大抵のことは
                      自分たちで出来るようになります。けれど時間はそうはいきません。もっと色々な経験
                      ができたはずの時間が治療やリハビリに費やされています。そして、大切な成長期に親
                      元にいられないことや、恐怖や憎悪の記憶は彼らの心にしっかりと刻みつけられている
                      のです。怪我や病は確実に彼らの可能性を奪っています。これが、これこそが、報復戦
                      争の結果で、戦争の現実にほかなりません。

                      子供たちがあんな思いを今しているのは、「アフガニスタン人だから」ではなく、憎悪
                      にかられた武力行使のせいでしょう。それさえなければ彼らがあんなに苦しむ必要はな
                      かったでしょう。私が出会った子どもたちの人生は、物語でもないし美談でもありませ
                      ん。アフガニスタン人が傷つくことは普通じゃないし、そんなことはあってはならない
                      んです。彼らがこれ以上傷つくことを私は許せないし、日本人がそれに加担し、私自身
                      がその責任を背負いながら、彼らにまたどう向き合っていけばいいのか分かりません。

                      だから、こういう現実を見たからこそ、なお、私は理想を掲げ続けたいのです。戦争は
                      なくせるという理想を掲げ続けたいのです。その一歩を日本が、日本こそが踏み出せる
                      、そう信じています。

                      きっと、1人目の日本人犠牲者が出たらその憎悪が拡大していくのはあっという間でし
                      ょう。国の政策も国民の感情も歯止めがきかなくなります。今、もうすでに様々な犠牲
                      の上に私自身生きているけれど、これ以上の犠牲の上に生きることを、ここでやめまし
                      ょう。

                      この法案が通って初めの自衛隊員が亡くなる前に、または、自衛隊員に人を殺させてし
                      まう前に、こんなバカげた話し合いを終わりにしましょう。私がこの法案に反対するの
                      は、日本に普通の国になって欲しくないからです。

                      アフガニスタンには大切な小さな友人たちがいます。彼らやその家族を日本人が、日本
                      人の作った武器が、傷つけることに私は耐えられません。この国の平和と国民の命を守
                      るために、友人やそのまた友人が戦地で傷つくことに私は耐えられません。

                      やられたらやり返す、やられる前にやる、そんな報復合戦に参加し、これから先も誰か
                      の犠牲の上に自らの平和が成り立っていくことに、私は耐えられません。

                      私たちの憲法は、今ある普通の国のその先へ行くことができる、先進的で素晴らしいも
                      のだと信じています。徹底して武力行使をしないことこそが、世界の平和と安全をかた
                      ち作るものだと信じています。

                      今、実は反対しているのに、声を上げていない人が私の周りにはたくさんいます。そう
                      いう人たちに聞いてもらいたい。犠牲者が出てからでは遅いんです。福島の原発事故で
                      、そのことを痛い程私たちは突きつけられました。法案が通って、人が亡くなった時、
                      「だからそうだと思っていたんだ」と、「僕の、私の思っていた通りになった」と、優
                      越感に浸るんですか。反原発を長年訴えてきた先生は、原発事故以降、間に合わなかっ
                      たと肩を落としていました。そんなことを、また繰り返すんですか。

                      声を上げるなら今です。

                      SNSでいいね!が増えても、安倍さんに危機感を持たせることはできないでしょう。彼
                      は彼の人生における大きな使命を今全うしようとしているのですから。

                      私たちも、それに見合うだけのエネルギーを注がなくてはいけません。国会前に集まっ
                      てください。デモで一緒に歩いてください。想像力の乏しい首相には、実態で反対の姿
                      勢を見せなくては私たちの意志は伝わりません。忙しいのにわざわざ来るからこそ、意
                      味があるのです。疲れてるけれど、行かなくては、と思うそのエネルギーに驚くのです


                      彼も私たちと同じ人間ならば、何万、何十万の人が集結したその事実に、向き合わずに
                      はいられないでしょう。私たちが反対の意思表示にかけたそのエネルギーを目の当たり
                      にして、無視してはいられないでしょう。

                      憎悪の連鎖を私たち自身が止めましょう。過ちは繰り返さないと、70年前の犠牲者に私
                      たちは誓ったはずです。

                      私たちなら止められる。私たちが止めるんです。2015年6月27日、私は戦争法案に反対
                      します。

                      http://iwj.co.jp/wj/open/archives/251003

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