【8/31東京新聞】《社会》怒りぶつけず「僕らは歌う」 自由の森学園200人合唱/《核心》ドキュメント 大規模デモ 国会前 埋め尽くす声
若本です。
昨日の国会前での高校生たちの歌声です。
(動画)
Sing For Peace
自由の森学園有志大合唱@国会前
https://www.youtube.com/watch?v=Ex6Rs5xBPME
その記事が東京新聞社会面に載っていました。
それと、核心が昨日のドキュメントでした。
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怒りぶつけず「僕らは歌う」 自由の森学園200人合唱【東京新聞】
2015年8月31日【東京新聞】
自由と平和をテーマにした曲を歌い、安保法案に反対の意思表示をした自由の森学園の生徒ら=30日、東京・永田町で
「怒りだけでは届かないから、僕たちは歌う」−。埼玉県飯能市の私立中高一貫校「自由の森学園」の生徒ら約二百人が三十日、国会前で、「民衆の歌」など自由と平和をテーマにした曲を合唱した。安保法案に反対する生徒有志に、卒業生や保護者も加わった。
正午すぎ、生徒たちは英語で「平和のために歌う」と書いた横断幕を掲げ、歌いはじめた。一曲ごとに聴衆が増え、曲と曲の間には生徒たちがマイクを握った。山森要さん(一八)は「戦争法案が国民の意思と関係なく作られようとしているのが悔しい」と叫び、平山連−れん−さん(一七)は「政権に怒りをぶつけても、勝手に決められちゃう」と訴えた。
「歌うことは学校の伝統だから」と生徒自らが発案した。実行委員の高校一年田上凪−なぎ−さん(一五)は「僕たちの表現方法は歌。今、何が起こっているか、日本中の人に気付いてもらいたかった」と話す。
学園は自主性を重んじる校風で、不登校や引きこもり経験のある子どもたちも集まる。かつて学校周辺にゴルフ場の計画が持ち上がったときや、国連平和維持活動(PKO)協力法が可決されたときも、先輩たちは歌で抗議したという。(加藤健太)
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ドキュメント 大規模デモ 国会前 埋め尽くす声
2015年8月31日【東京新聞・核心】
車道に人「決壊したぞ!」
「きょうが終わりじゃない」
「三十日は国会へ」。インターネットなどを使った呼び掛けは全国に広がり、安全保障関連法案に反対する人の波に国会が包囲された。人々はデモが始まる何時間も前から、拡声器、プラカード、のぼりなどを抱えて永田町へ。国会正門前で抗議する人々は警察の規制線を越えて車道まで埋めつくした。集会の終了時間を過ぎても、「戦争法案反対」の声はやまなかった。
午前8時30分 参院議会館前で二十七日から抗議のハンストを続げる大学生四人が、デモ参加のため、国会の正門前に移動してきた。四日目に入り、メンバーには疲れの色も。専修大四年の嶋根健二さん(ニ三)は「今日がヤマ場だと思うので、カを出し切るつもりで頑張りたい」。
午前8時50分 警視庁機動隊のバスが、国会前に次々と到着。隊員が警備の準備を始める。
午前10時30分 警察官が国会周辺の歩道にデモ参加者と通行人を分けるコーン標識などを設置し始める。国会正門前の通りに人が集まり始め、その数は数百に。
午後1時 正門前に設置されたデモのメーンステージ付近は、すでに身動きできないほどの人が集まる。
午後1時15分 騒がしい通りから少し離れた憲政記念館の庭で、埼玉県八潮市の男性(六五)がパロディーで作った「平成永田町百人一首」のパネルを並べている。「景気回復はうつりにけりないたづらに/あべのみくすをながめせしまに」
午後1時20分 法案に反対する創価学会員たちが青、黄、赤の学会旗を掲げ、署名集めに声をからす。「安倍政権を支える公明党の責任も問いましょう」「公明党は嫌いでも創価学会は嫌いにならないでください」
午後1時25分 日曜日の利用者はあまりいない霞ヶ関駅の出口から、次々と人が出てくる。参加者の列は国会まで途切れることなく続く。
午後1時40分 国会正門付近の歩道にひしめく群衆から「決壊したぞ!」と叫び声が上がった。デモは歩道だけで行うよう規制されていたが、一部の人たちが警察官の制止を振り切り、車道と歩道を区切っていた鉄柵を乗り越えると、雪崩を打って次々と車道に人が流れた。あっという間に正門前の車道は人で埋め尽くされた。しかし、ほかの場所は車道には出られず、参加者は狭い歩道に密集し、人の帯はどんどん延びていった。
午後1時50分 憲政記念会館前に「ボー、ボー」という音が響く。埼玉県飯能、日高両市から来たグループが吹くほら貝ならぬ「竹ぼら」。竹筒に穴を開けた竹ぼらは、江戸時代の百姓一撲で使われた。約三十個を手作りした男性〈六八)は「竹ぼらの音で盛り上げ、廃案に持ち込みたい」。
午後2時4分 野党党首が次々とメーンステージに上がる。民主党の岡田克也代表、共産党の志位和夫委員長、社民党の吉田忠智党首に続いて、生活の党の小沢一郎共同代表が紹介されると、周囲がどよめく。 「廃案」コールのなか、四人が手をつなぐ。
午後3時10分 「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」メンバーの奥田愛基さんの紹介でメーンステージに音楽家、坂本龍一さんが登場。初対面の二人、握手を交わす。集会の盛り上がりは最高潮に。
午後3時50分 主催者が参加人数を「私たちの集計で十二万人。安倍政権に絶対にこの声は届くはず」と発表。歓声がわき起こる。
午後4時20分 デモ終了を二十分過ぎたが、最寄り駅から国会前に向かう人は途切れない。
午後5時15分 国会正門前の車道を埋めた人たちの叫びの声はやまない。シールズのメンバーはこう締めくくった。「今日この日が終わりじゃない。九月にこの法案が可決されたら、もう一回、この絵をつくってやりましょう」
(写真)人の波は国会を包囲した=30日、東京・永田町で、本社ヘリ「あさづる」から
(図)8・30大規模デモでの人の広がり(午後2時半現在)
昨日の国会前での高校生たちの歌声です。
(動画)
Sing For Peace
自由の森学園有志大合唱@国会前
https://www.youtube.com/watch?v=Ex6Rs5xBPME
その記事が東京新聞社会面に載っていました。
それと、核心が昨日のドキュメントでした。
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怒りぶつけず「僕らは歌う」 自由の森学園200人合唱【東京新聞】
2015年8月31日【東京新聞】
自由と平和をテーマにした曲を歌い、安保法案に反対の意思表示をした自由の森学園の生徒ら=30日、東京・永田町で
「怒りだけでは届かないから、僕たちは歌う」−。埼玉県飯能市の私立中高一貫校「自由の森学園」の生徒ら約二百人が三十日、国会前で、「民衆の歌」など自由と平和をテーマにした曲を合唱した。安保法案に反対する生徒有志に、卒業生や保護者も加わった。
正午すぎ、生徒たちは英語で「平和のために歌う」と書いた横断幕を掲げ、歌いはじめた。一曲ごとに聴衆が増え、曲と曲の間には生徒たちがマイクを握った。山森要さん(一八)は「戦争法案が国民の意思と関係なく作られようとしているのが悔しい」と叫び、平山連−れん−さん(一七)は「政権に怒りをぶつけても、勝手に決められちゃう」と訴えた。
「歌うことは学校の伝統だから」と生徒自らが発案した。実行委員の高校一年田上凪−なぎ−さん(一五)は「僕たちの表現方法は歌。今、何が起こっているか、日本中の人に気付いてもらいたかった」と話す。
学園は自主性を重んじる校風で、不登校や引きこもり経験のある子どもたちも集まる。かつて学校周辺にゴルフ場の計画が持ち上がったときや、国連平和維持活動(PKO)協力法が可決されたときも、先輩たちは歌で抗議したという。(加藤健太)
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ドキュメント 大規模デモ 国会前 埋め尽くす声
2015年8月31日【東京新聞・核心】
車道に人「決壊したぞ!」
「きょうが終わりじゃない」
「三十日は国会へ」。インターネットなどを使った呼び掛けは全国に広がり、安全保障関連法案に反対する人の波に国会が包囲された。人々はデモが始まる何時間も前から、拡声器、プラカード、のぼりなどを抱えて永田町へ。国会正門前で抗議する人々は警察の規制線を越えて車道まで埋めつくした。集会の終了時間を過ぎても、「戦争法案反対」の声はやまなかった。
午前8時30分 参院議会館前で二十七日から抗議のハンストを続げる大学生四人が、デモ参加のため、国会の正門前に移動してきた。四日目に入り、メンバーには疲れの色も。専修大四年の嶋根健二さん(ニ三)は「今日がヤマ場だと思うので、カを出し切るつもりで頑張りたい」。
午前8時50分 警視庁機動隊のバスが、国会前に次々と到着。隊員が警備の準備を始める。
午前10時30分 警察官が国会周辺の歩道にデモ参加者と通行人を分けるコーン標識などを設置し始める。国会正門前の通りに人が集まり始め、その数は数百に。
午後1時 正門前に設置されたデモのメーンステージ付近は、すでに身動きできないほどの人が集まる。
午後1時15分 騒がしい通りから少し離れた憲政記念館の庭で、埼玉県八潮市の男性(六五)がパロディーで作った「平成永田町百人一首」のパネルを並べている。「景気回復はうつりにけりないたづらに/あべのみくすをながめせしまに」
午後1時20分 法案に反対する創価学会員たちが青、黄、赤の学会旗を掲げ、署名集めに声をからす。「安倍政権を支える公明党の責任も問いましょう」「公明党は嫌いでも創価学会は嫌いにならないでください」
午後1時25分 日曜日の利用者はあまりいない霞ヶ関駅の出口から、次々と人が出てくる。参加者の列は国会まで途切れることなく続く。
午後1時40分 国会正門付近の歩道にひしめく群衆から「決壊したぞ!」と叫び声が上がった。デモは歩道だけで行うよう規制されていたが、一部の人たちが警察官の制止を振り切り、車道と歩道を区切っていた鉄柵を乗り越えると、雪崩を打って次々と車道に人が流れた。あっという間に正門前の車道は人で埋め尽くされた。しかし、ほかの場所は車道には出られず、参加者は狭い歩道に密集し、人の帯はどんどん延びていった。
午後1時50分 憲政記念会館前に「ボー、ボー」という音が響く。埼玉県飯能、日高両市から来たグループが吹くほら貝ならぬ「竹ぼら」。竹筒に穴を開けた竹ぼらは、江戸時代の百姓一撲で使われた。約三十個を手作りした男性〈六八)は「竹ぼらの音で盛り上げ、廃案に持ち込みたい」。
午後2時4分 野党党首が次々とメーンステージに上がる。民主党の岡田克也代表、共産党の志位和夫委員長、社民党の吉田忠智党首に続いて、生活の党の小沢一郎共同代表が紹介されると、周囲がどよめく。 「廃案」コールのなか、四人が手をつなぐ。
午後3時10分 「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」メンバーの奥田愛基さんの紹介でメーンステージに音楽家、坂本龍一さんが登場。初対面の二人、握手を交わす。集会の盛り上がりは最高潮に。
午後3時50分 主催者が参加人数を「私たちの集計で十二万人。安倍政権に絶対にこの声は届くはず」と発表。歓声がわき起こる。
午後4時20分 デモ終了を二十分過ぎたが、最寄り駅から国会前に向かう人は途切れない。
午後5時15分 国会正門前の車道を埋めた人たちの叫びの声はやまない。シールズのメンバーはこう締めくくった。「今日この日が終わりじゃない。九月にこの法案が可決されたら、もう一回、この絵をつくってやりましょう」
(写真)人の波は国会を包囲した=30日、東京・永田町で、本社ヘリ「あさづる」から
(図)8・30大規模デモでの人の広がり(午後2時半現在)
- 2015.08.31 Monday
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