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平和的生存権を脅かす自衛隊は憲法違反である

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    坂井貴司です。
     転送・転載歓迎。
     
     韓国と朝鮮民主主義人民共和国の南北首脳会談の興奮で、重要なテレビ番組の
    紹介を忘れました。

     在日アメリカ軍の存在は憲法違反だとして伊達判決と並ぶ画期的な判決が下さ
    れた「恵庭・長沼事件」です。
     
     ベトナム戦争真っ最中の1969年、北海道夕張郡長沼町馬追山に航空自衛隊のナ
    イキJ地対空ミサイル基地建設のために、当時の農林水産大臣は森林法第26条第
    2項に基づいて国有保安林の指定を解除しました。
     これに対して付近住民が、自衛隊は違憲の存在であること及び洪水の危険を理
    由に「基地建設に公益性はない」とし、保安林解除は違法だと行政処分の取消し
    を求めて札幌地方裁判所に行政訴訟を提起しました。

     1973年9月7日、札幌地方裁判所は

    「自衛隊は憲法第9条が禁ずる陸海空軍に該当し違憲である」

    との判決を下しました。その根拠は憲法前文にいう「平和のうちに生存する権利」
    (平和的生存権)を侵害されるおそれがある、というものでした。

     平和的生存権を司法が初めて認めた画期的な判決でした。

     この判決は二審の札幌高等裁判所が持ち出した「統治行為論」によってひっく
    り返されました。最高裁判所も同じ論で違憲審査を回避しました。

     しかし負けたとはいえ、自衛隊の存在を憲法九条違反であるとし、その根拠を
    平和的生存権に求めたことは、平和を求める大きな力となりました。平和運動、
    反基地運動に法的根拠を与える判決となりました。

     砂川事件と並ぶ「恵庭・長沼事件」をNHK教育のETV特集が放送します。

     再放送です。

    NHK教育
    ETV特集
    「平和に生きる権利を求めて〜恵庭・長沼事件と憲法〜」
    http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2018-05-02/31/3905/2259619/


    TBSラジオ 荒川強啓デイ・キャッチ!(2018/4/30) 青木理 板門店宣言をどう読むか?共和国相手に安倍政権は独自外交なし、いずれ行き詰る、国民は読売の言うように9条改悪を認めていない&二木啓考 安倍政権はスキャンダルを放置して外遊に逃げるな!

    0

      sage body

      永岡です、TBSラジオの、荒川強啓デイ・キャッチ! 月曜日のコメンテイターはジャーナリストの
      青木理さんでした。
       毎年恒例?の閣僚のGW外遊は必要なのか、ジャーナリストの二木啓考さんが出られました。森友学園
      文書改竄問題、福田氏のセクハラもあり、二木さんのお話、総理、閣僚の外遊、アラブ首長国連邦は日本
      の石油の生命線だが、ヨルダン、イスラエル、パレスチナと政治的に厳しい、UAEがメイン、イスラエ
      ルとパレスチナの問題に日本がどうかかわるか、「安倍氏の地球俯瞰外交というものの、国内のことを片
      付けてからすべき(=スキャンダル続出で外遊どころではないだろう!)」、閣僚の外遊はGWと夏休み
      でも、そんな重要なところに行っているのか&その後の国内政治にどうかではあり、河野外相はヨルダン
      でポンペオ氏と会うのは共和国関係、韓国、アメリカで安倍氏の露払いで行き、向こうの感触、下調べに
      行き、麻生氏は財務省のスキャンダルの中でフィリピン、アジア開発銀行、ASEANでドゥテルテ氏と
      会い、強啓さん、麻生氏は卒業旅行かと問われて、二木さん、旅行に行く前は家を掃除するのに安倍政権
      はやらない、安倍政権は支持率低下の中で外交に頼るというものの、トータルで6億かかり、こういう日程
      は半年前から組み、現地の大使館は対応で大変で、キャンセル→相手に失礼であり、秘書官も大変、地元
      のお土産を買わないとならず、半年前からのスケジュールは変えられないと怒られて締めくくられまし
      た。

       青木さんはゴールデンウィーク、父親の墓参り、渋滞はすごい、渋滞で家族連れは大変と説かれまし
      た。

       ニュースランキング3位は共和国が韓国との時差をなくす、2位は天皇退位へ1年、1位は広島での受刑者
      逃走の拘束であり、1位についてなぜ島で拘束できなかったか、後2年で満期でなぜ脱走したかと問われ
      て、強啓さん、間もなく出所の人がこういう誘惑にかられると刑務所関係者の発言を問われて、青木さ
      ん、脱走、脱獄で大騒ぎでも、窃盗の受刑者で騒ぎすぎ、脱走より重要なニュースがあるとも説かれまし
      た。
       2位の、天皇退位まで後1年、新元号などあり、青木さん、89年に平成元年、2019年はコンピューターの
      変更が大変であり、平成は天皇制と元号には懐疑的、平成を区切ると、バブル崩壊、冷戦終結、次の元号
      には興味を持つ人があり、5月1日を祝日にすると、メーデー、官邸と宮内庁の駆け引きがあり、世論調査
      では象徴天皇制を容認しても、今上天皇自身がどうするかメッセージを出して、男性のみ天皇でいいの
      か、女性天皇のことも考えるべきと問われました。
       3位の、朝鮮民主主義人民共和国が標準時を韓国と統一、30分早めて、2015年から30分遅いものを是正、
      金正恩委員長から民族和解の初の実行措置と語り、韓国のキム・アソンさんが参加されて、強啓さんの通
      訳、アソンさん、南北朝鮮首脳会談をメディアはこれ一色であり、大変良いこと、市民の反応もあり、ソ
      ウル市内でも中継されて、9時30分から出勤の遅れたサラリーマンらかせ、軍事境界線を超えた瞬間喝采で
      あり、ソウル市民の反応は、南北首脳があったことを評価するもので、政治的なことはあるが南北会談は
      市民から評価されて、板門店宣言については反応がわかれて、非核化というものの具体的なものなし、歓
      迎する声もあり、文在寅大統領に対する韓国国民の反応は支持率が上がり、歓迎する見方が多く、韓国で
      南北統一について、まだ統一は早いものの、仲良くなれたらからで、統一は課題もあり、メディアも南北
      朝鮮首脳会談から米朝会談に関心が移ったと締めくくられました。青木さん、韓国の内部は、大枠は歓
      迎、しかし保守派は新しいものなしと批判して、韓国の進歩派と保守派の対立、世代にもより、高齢者は
      北に家族、朝鮮戦争の記憶、軍部独裁の記憶もあり、若い世代は豊かな韓国にいて、生活保守主義、共和
      国が崩壊したらエライことで、これを回避して、世代での考えはあり、強啓さん、労働党の人間で内部を
      固めて、邪魔な兄や叔父を手にかける金正恩委員長の現実を説かれて、青木さん、独裁体制は許しがたい
      ものの、そう思うとどんなに憎くても、不快でも、国家の元首で向き合わないとならず、対話の際にどう
      win-winの関係を作るか、憎しみだけでは進展しないと問われました。

       ランキングで3位未満の中で、青木さん、読売新聞で憲法改悪に賛成が51%、反対46%、3年ぶりに賛成
      が上回ったことを取り上げられました。自民党の、自衛隊を追加するのに賛成は55%を取り上げられて、
      安倍総理は改悪の理由に自衛隊違憲論を取り上げても、自衛隊合憲は7割などで、リスナーより、憲法改悪
      に賛成が反対を上回ったものの、戦争準備法案も共和国の脅威と言ってゴリ押し、共和国の脅威は薄れた
      件を問われて、青木さん、これは郵送でのアンケート、憲法改悪の賛成が反対を超えるのは新しいことで
      はなく、共同通信では改悪の賛成は58%であり、読売より多く、問題は憲法を変えるのは、青木さん、天
      皇制のことで変える、環境権、プライバシー権などあり、64%は条文が時代に合わないであり、改憲は安
      倍政権に従うのではなく、しかし読売は支持率低下でも憲法改悪は変わらないというものの、共同通信だ
      と9条を変える必要なしが上回り、さらに安倍政権下での憲法改悪は反対が賛成のダブルスコアであり、9
      条改悪は多数派ではなく、読売の世論調査は、聞き方により、自衛隊をどうするかと問うと9条に入れるの
      に、災害時の活動からこうなり、しかし9条ズバリはNO+安倍政権での憲法改悪は反対で、読売の世論調
      査で政界は安堵というものの、そんな単純なことではなく、モリカケスパ問題でスキャンダルまみれの安
      倍政権に憲法改悪できるのかと説かれました。

       デイキャッチャーズボイス、南北板門店宣言について青木さんがコメントされました。画期的なこと
      で、日本がどうすべきか冷静に考えようと問われました。
       青木さん、27日の南北朝鮮首脳会談、最初は胸が熱くなり、最後に疑問と問われて、強啓さんは金正恩
      委員長を見直し、青木さん、兄や叔父を手にかけたものの、謎に包まれた金正恩委員長を世界の舞台に出
      した意味は大きく、朝鮮半島の非核化、具体的なものはなく、金正恩委員長の共同会見は意味があっても
      具体的なものはなく、朝鮮半島非核化は金日成氏からのもので、青木さんの取材では、核とロケットはア
      メリカとのことで韓国は関係なかったものが変化は大きく、米朝会談の前座の意味は大きく、30代の金正
      恩委員長がベテランの文在寅大統領と会ったのは大きく、1年前は戦争の機運が、文在寅大統領の努力で対
      話にした功績は大きく、これまでもだまされたというものの、違いは、金大中氏が南北会談の時はクリン
      トン氏も対話に積極的、しかしブッシュ氏で悪の枢軸とされて、トランプ大統領の実務力は疑問視でも、
      アメリカはイラクの核廃棄も迫り、トランプ政権は中間選挙を抱えて、共和国はアメリカと対話するだけ
      で大成果ではあり、これを共和国、韓国、アメリカともに進めたい方向であり、文在寅大統領の努力で突
      破口は出来て、それで日本はどうか?日本独自の外交課題の拉致問題を文在寅大統領やトランプ大統領に
      丸投げ、安倍政権は拉致問題と共和国の脅威が作ったもので、2002年の日朝会談で共和国憎しの世論にて
      安倍総理はこれを悪用して浮揚させて、しかし拉致問題はまったく進展せず、金正日氏は交渉して謝罪し
      て、一部被害者の帰国になり、田中均氏は、交渉は片方のみのメリットでは進まず、拉致問題は犯罪行為
      でも、日本は共和国との賠償問題があり、これで2002年の成果になり、日朝は前進して、金正日氏は日朝
      国交正常化を当時想定して、日本の世論で共和国憎し、金正恩委員長憎しでは何も進まず、日朝が話し合
      い(もう出遅れたが)、日本独自で外交をしないとダメと強調されて、強啓さん、現実の共和国のことを
      理解しての交渉が必要と説かれて、青木さん、安倍政権はアメリカと韓国に頼らない対共和国外交が出来
      ているのかと締めくくられました。以上、青木さんのお話でした。
       

      朝日放送おはようコール(2018/4/30) 伊藤惇夫が南北朝鮮首脳会談で日本は蚊帳の外であることと国際情勢、福田次官のセクハラから財務省の昔からのどうしようもない体質を語る

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        永岡です、朝日放送のおはようコールABCの朝イチ!NEWS、月曜日のコメンテイターは政治アナリストの伊藤惇夫さんでした。司会は横山太一アナウンサー、アシスタントは斉藤真美アナウンサーでした。タレントのナジャ・グランディーバさんも同席です。

         南北朝鮮首脳会談のこと、金正恩委員長が日本との対話の用意があると語り、安倍総理は文在寅大統領と電話会談して、聞かされたことであり、拉致問題、日朝関係での安倍氏の話を文在寅大統領に伝えて、文在寅大統領が南北朝鮮首脳会談の内容を報告、拉致問題も取り上げて、韓国大統領府は、日朝国交正常化について金正恩委員長は日本と対話すると語り、アメリカでも、米朝首脳会談に向けてトランプ大統領も準備して、非核化実現で国民の喝采を浴びて、米朝会談を5月中にするとして、金正恩委員長はアメリカに、ロケットはアメリカを狙いやったものではないとメッセージ、南北朝鮮首脳会談は金正恩委員長と文在寅大統領が軍事境界線を行き来して、二人での対話もあり、金正恩委員長が触れるものは消毒されたというものの、ナジャさん、韓国のラーメン屋さんは行列、兄を暗殺したもの、韓国も大統領経験者の逮捕などを指摘されて、これについて伊藤さん、歴史的な会談であることは間違いないが、目標と言うだけで中身は具体性なし、同じ民族で仲良くするのはわかるが中身なし、それにつけても日本は蚊帳の外、金正恩委員長は消毒よりダイエット?日朝会談は、上から目線であると指摘されて、金正恩委員長は時間の統一と、核実験場の閉鎖を5月中に実行すると提案して、文在寅大統領は拉致問題について伝えて、日朝対話の用意はあり、トランプ大統領は米朝会談は3週間程度でやる、蚊帳の外、アメリカも韓国も優先順位で日本の拉致問題はなく、韓国もアメリカも日本の立場を理解してバックアップしてくれるか、安倍総理のやっているのは伝言ゲーム、トランプ大統領や文在寅大統領に頼むのみ(=安倍総理はなぜ直接朝鮮民主主義人民共和国にアプローチしないのか!)、拉致問題はどこまで取り上げられたか不明で、問題は米朝会談ですべてが決まる、アメリカに体制の保証、日本にお金をもらう、韓国とアメリカにとって日本の拉致問題の優先順位は低い(軍事面より)、安倍総理の外交力が問われると指摘されました。

         今回の南北朝鮮首脳会談により、今年のノーベル平和賞も取り沙汰されて、トランプ大統領は米朝会談を5月中にする、共和国非核化を監視するとして、米朝会談で拉致問題を取り上げるといい、イギリスのブックメーカーで、金正恩委員長と文在寅大統領のノーベル平和賞がトップ、次いでトランプ大統領として、ノーベル賞は同時に3人受賞できて、融和からの平和賞にはスタジオでも異論もあり、1年前は戦争かと言われて、伊藤さん、ノーベル賞は以前からおかしいと言われて、恣意的、世界中のトップは歴史に名前を残したく、金大中氏はノーベル平和賞をもらい、その後はどうか、ノーベル賞の価値はどういうものか、すごく気になるのは、南北が統一したら、そこまで行かなくても共同歩調なら7500万人の日本に対峙する国家が出来て、アジアでの日本との関係は厳しくなると説かれました。

         福田財務事務痴漢((c)松尾貴史さん)のセクハラ認定、テレビ朝日の女性記者にセクハラ行為があったと財務省は認定しても、福田氏は否定、財務省は詫びるだけで、謝って済んだら警察要らんと言いたくなる、福田氏のセクハラ行為はここに書き起こしできないおぞましいもので、しかし財務省は事実解明をこれ以上しない、被害女性に配慮というものの、財務省は福田氏の行為は減給として、退職金を少し減らし、これで調査終了の模様で、テレビ朝日はさらなる調査と、福田氏の謝罪を求めて、テレビ朝日の女性記者はセクハラ行為を認められなかったことは残念とコメント、麻生氏ははめられたとかいい、ナジャさん、若いころからこういうことをやってきて、罪の意識が財務省の官僚にない、悪いと思っていないとコメントされて、これについて伊藤さん、民間企業なら懲戒免職、退職金ゼロ、昔から大蔵省の頃から官僚たちはこのようなセクハラだらけ、矢野官房長は女性に名乗り出ろといい、一昔前の感覚や、飲み屋での感覚のまま、麻生氏に大きな責任があり、連休明けに野党も追求するが、南北朝鮮首脳会談の日に福田氏の処分を公表したのはダメージをコントロール(南北会談のニュースに紛れてこれを隠そうとした)、「国民は財務省の犯罪行為を忘れてはいけない」と説かれました。

         本日の気になる新聞記事、日経4面、金正恩委員長が南北朝鮮首脳会談の際に平壌冷麵に落胆?オリジナルは平壌に来てほしい、晩餐会が遅れたためというものの、横山さん、料理人が心配と言われて、伊藤さん、盛岡に来てもらい日本の冷麵を食べてもらおうと言われて、横山さん、神戸の有名な平壌冷麵店(新長田にあり、そばめしと並ぶ神戸の名品、以前は高齢のオモニが作ることで全国的に有名なお店、27日は香山リカさんが神戸に来られてここに寄られて満足したとツイートされています)に行ってもらったらと締めくくられました。以上、伊藤さんのお話でした。

        署名:アメリカで憲法上軍事力を使うかを決定するのは大統領でなく議会だ

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          sage body

          浅田です。

          南北会談で北朝鮮にアメリカが軍事攻撃する恐れは弱まりましたがアメリカではトランプが中東 特にイランへの軍事行動を行う事への懸念が一層強まっているようです。多分その懸念を背景に アメリカで憲法上軍事力の使用を決定できるのは大統領でなく議会だということを再確認しようという署名:「Make Constitutional War Powers a Litmus Test for Washington」


          https://www.change.org/p/make-constitutional-war-powers-a-litmus-test-for-washington?utm_medium=email&utm_source=petition_signer_receipt&utm_campaign=triggered&share_context=signature_receipt&recruiter=1486651

          で行われています。賛成の方の署名をお願いします。 転送・転載歓迎


          ここにきて安倍首相、河野外相が相次いてイスラエルを含む中東訪問を行うことに懸念しています。先のトランプとの会談で何か示唆されたのでしょうか。
           

          毎日放送ラジオ ニュースなラヂオ(2018/4/30) 南北朝鮮首脳会談 金正恩委員長の思惑、朴一さんのお話&再生可能エネルギーと農業で町おこしの報告

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            永岡です、毎日放送ラジオの、ニュースなラヂオ 第5回、今週も新聞うずみ火代表でジャーナリストの
            矢野宏さんと、フリーアナウンサーの加藤夏海さんの司会で放送されました。…で、矢野さん申し訳あり
            ません、ロサリオ、ええぞ!連敗ストップ、久々に留飲を下げました(野球に興味のない方、広島ファン
            の方誠に申し訳ございません(笑)、矢野さん、今日は天国で黒田清さんが筑紫哲也さんと今頃ロサリオ
            を肴に飲まれていると思うのでご容赦を(笑))。
             5月12日に、大阪弁護士会で映画「第九条」から考える、が上映されます。
            http://www.osakaben.or.jp/event/2018/2018_0512.php
             司会は水野晶子さん、事前に申し込みをしてください。また、毎日放送ラジオの、弁護士の放課後、ほ
            な行こか、300回イベントが6/7にあり、会場は大阪弁護士会館、14時開始、ここは各線の梅田から徒歩10
            数分、地下鉄御堂筋線淀屋橋駅(梅田の一つ南)から徒歩10分です。こちらは 
            https://www.mbs1179.com/hona_p/ をご参照ください。
             世間はゴールデンウィーク、矢野さんは関係なく、27日の歴史的な南北朝鮮首脳会談、矢野さん、戦争
            を避けて非核化に努力するものに感動されて、文在寅大統領は平昌オリンピックから共和国を対話に結び
            付けて、文大統領だからこれが出来たと矢野さん強調されて、矢野さんは第1回の放送時に、済州島の4・3
            事件70年追悼のイベントで文大統領も出席して感動的なメッセージ、文大統領は負の遺産を処理すると語
            り、退席時に近くの市民と握手、矢野さんはカメラを向けて、と文大統領が右手を出して、矢野さんは写
            真を撮るより握手!シャッターを押せず、同行したツアーの方から矢野さんだけ握手して写真を撮らな
            かったことでブーイング(笑)、文大統領は握手した手が暖かく、頼りになると感じを受けられました。
             今週のテーマは予想通り南北朝鮮首脳会談、金正恩委員長は文在寅大統領の握手に臨み、なぜ急に金委
            員長の朝鮮民主主義人民共和国は融和姿勢に応じたか、非核化はすすむか、米朝首脳会談はどうなるか、
            この道のスペシャリスト、大阪市立大学の朴一さんのお話がありました。

             ニュースピックアップは福本晋悟さんの担当でした。
             今治市での受刑者脱走、男を広島で逮捕、8日に刑務所から脱走、尾道市の向島ではなく、容疑者が逃走
            に使った盗難車が向島で見つかり、警察が24時間検問で渋滞、容疑者は海を最短で200m泳いで渡り、どう
            いった状況で泳いだか不明、広島のネットカフェの通報で、路上で取り押さえ、脱走の動機は刑務所の人
            間関係が嫌になったというものです。警察の見立てだと、24日に島の防犯カメラに映り、島を捜索しても
            これであり、詳細は不明です。
             南北朝鮮首脳会談、ポンペオ氏が極秘に共和国を訪れた際に、金委員長が非核化の工程表を示されて、
            非核化は目標でも、具体的なもの、ポンペオ氏は金委員長が前向き、ポンペオ氏は非核化が本当に可能か
            観に行きOKと語り、強硬派オルトン氏は共和国の非核化の証拠を求めるというのです。

             そして、朴さんのお話、朴さんは在日3世、南北朝鮮首脳会談について、日本人と立場は異なり、朝鮮戦
            争で分裂は、当時のアメリカとソ連、中国の大国の利害関係で兄弟、家族が分断させられて、それが交流
            できる、当たり前の環境のできる一歩だと問われて、統一への喜びは、いきなり統一は無理、平和+離散
            家族の交流が必要で、個々に印象に残ったのは、文大統領と金委員長が手をつなぎ軍事境界線を超えて、
            あの光景は涙が出るほど印象に残り、イムジン河、鳥は38度線を超えられて、人間は無理、今回、人間が
            鳥に近づいた。
             リスナーより、アメリカと中国の圧力に金委員長が屈したか、文大統領の努力の結果かと質問があり、
            朴さん、ここまでは金委員長のシナリオ通り、金委員長が世界を動かして、圧力を受けつつ、韓国、アメ
            リカと中国を動かして、金委員長はやり手、矢野さん追い詰められたと語るものの、朴さん、危機をチャ
            ンスにする、経済制裁の中でオリンピックを利用して、共和国の核放棄より、朝鮮戦争の終結、核拡散防
            止に金委員長は乗り出したと、そう共和国では報じられて、日本の報道と異なり、加藤さん、金委員長と
            周囲がどちらがリードしているかと問われて、朴さん、妹のヨジョン氏が設計図を作り、今回も兄のボ
            ディーガードをして、オリンピックもヨジョン氏が行くのを金委員長は反対して、しかしこれで成功では
            あり、ヨジョン氏は策略家。
             非核化、日本だと具体的ではないと報じられているが、朴さん、2000年の南北宣言にとどまらず、次は
            アメリカとのもので、おいしいものはトランプ大統領に花を持たせるものではあるのです。
             矢野さん、ロケット発射の中止、核実験場も閉鎖について、朴さん、核実験場は過去にも破壊して、プ
            ンゲリの閉鎖はその前から決まっており、これ以上継続不可能+中国との国境地帯、中国は環境汚染を懸
            念して、金委員長はこれも利用して核放棄をアピールしている。
             リスナーより、共和国の完全な非核化について、アメリカの求めるリビア方式を金委員長は受け入れる
            かとあり、朴さん、これまで核保有→放棄は南アフリカなどあり、リビア方式は共和国には問題、段階的
            に放棄したらいい、しかし核査察をリビア方式だとアメリカのみ、共和国はIAEAの多国籍でしてほし
            く、アメリカは単独で共和国査察は困難、アメリカの言う通りにさせないが共和国のやり方で、矢野さ
            ん、、朝鮮戦争は休戦協定ではあり、アメリカとの平和協定に行くか、朴さん、板門店宣言では年末まで
            に停戦→休戦、しかし韓国だけでなく、アメリカと中国の了承が必要で、4か国で進めるのはなかなか難し
            く、しかし文大統領はそれまでに平壌に行き、タイムスケジュールはきつい。
             リスナーより、南北朝鮮融和にはアメリカと中国の協力が必要と質問があり、朴さん、その中にロシ
            ア、プーチン大統領も入り、ロシアは中国とともに、経済制裁をやめろとなり、ロシアも入れた5か国、ア
            メリカ対3か国、そして日本は蚊帳の外、東アジアのパワーゲームにどう日本が入るのか、拉致問題は核と
            ロケットと切り離さないとならず、南北宣言の際に、韓国にはロケットを打たない、アメリカも、しかし
            日本はそうではなく、日本に届くロケットはあり、日本は共和国と安全保障について、6者協議に入るべ
            き、日本が取り残される危惧はあり、矢野さん、安倍政権は圧力ばかりで蚊帳の外と問われて、朴さん、
            頼みはトランプ大統領、日米韓の枠組みを維持するとしており、ただし、共和国や韓国の決定で、情報が
            日本に入るのは最後、共和国のインテリジェンスをちゃんと取らないとダメ。
             リスナーより、アメリカも絡んだ核戦争の危機は去ったかと質問があり、朴さん、共和国が核を使うと
            自滅で、核は持っていることでアメリカと対等、核を使えない、核を使うとなると、小型の核をアメリカ
            が決裂時に使うのが恐ろしい、文大統領はこれを阻止して、日本の圧力だけだと、戦争の危機になる。
             矢野さん、首脳会談で、金委員長は豹変したか、昨年兄の暗殺?側近の粛清を問われて、朴さん、共和
            国を研究する学者は200人日本にいて、金委員長は並進路線、軍事+経済、しかし圧倒的に核とロケットに
            なり、昨年アメリカと対抗できるようになり、経済のためにはアメリカと話し合いが必要で、並進路線が
            軍事一辺倒から変わった。
             リスナーより、共和国は経済が困窮していると指摘があり、朴さん、制裁前は中国との貿易が大きく、
            日本が何をやっても意味なし、貿易の9割は中国とのもので、これでエライ目になり、経済制裁をアメリカ
            に解かせるために、オリンピック参加、南北首脳会談である。矢野さん、共和国は中国に依存して追い詰
            められたと言われて、3〜4週間後に米朝会談はあるかと矢野さん問われて、朴さん、共和国から見たら、
            経済制裁を説くために喉から手が出るほどほしい、トランプ大統領は中間選挙で勝つために外交で成果を
            上げないとならず、成功したらトランプ大統領はアメリカ国民の信頼を取り戻せて、両者ともに喉から手
            が出るほどやりたく、しかし場所は、共和国は自分の息のかかったところで、さらに金委員長は飛行機が
            危ないので鉄道ではないとダメ、ウランバートルかシンガポールが落としどころ。
             アメリカと共和国の齟齬はタイムスケジュール、トランプ大統領は任期の2年以内にやりたい、金委員長
            側近はトランプ大統領の再選を見込んで6〜10年かけてやりたい、その間に経済援助を欲しく、しかし完全
            非核化でないとならず、まだ決裂の可能性はあり、10年かかるとトランプ大統領は生きているか分からな
            い?金委員長は生きているが…
             日本は蚊帳の外で、拉致問題もあるのに、拉致問題解決はどうかと矢野さん問われて、朴さん、いい
            ニュース、拉致問題は金正日氏の時代であり、正恩氏には責任はなく、正恩氏はたたえられる人間になり
            得て、正恩氏は逃げる要素はなく、しかし正恩氏はどういう筋書きで解決するか、特定失踪者全部を戻す
            のは困難で、段階的に、小泉氏訪朝の際に帰国者と死亡者があり、第一目標として、共和国から拉致被害
            者、帰国在日朝鮮人、帰国希望者のリストをもらうために日朝会談は必須であるのです、以上、朴さんの
            お話でした。

             その他のニュースも福本さんの担当でした。
             奈良の天理のレジャー施設で男の子がおぼれて、意識不明の重体、奈良健康ランドでは、流水プール
            で、監視員はいても男の子は浮き輪なしです。
             アフガニスタンに首都カブールで爆発、アフガンジャーナリスト安全委員会は8人死亡と報告、AFP通
            信によるとISが犯行声明、カブールでは22日にも自爆テロで57人死亡です。
             天皇制退位まで1年、今上天皇は来年4/30に退位、公務から退き、今年は植樹祭で福島に行き、被災地訪
            問はこれが最後になる可能性もあり、政府は皇室の伝統を語り、新元号は来年2月以降に公表の予定です。

             10分で今を解説、上田崇順さんが再生可能エネルギーで地域再生を報告されました。
             このテーマ、再生からみではなく、再生可能エネルギーはどうなっているか、福島原発事故以降、国が
            再生可能エネルギー買い取りを始めて、太陽光発電は増えて、関電の管内だと、2012年には1%に満たない
            再生可能エネルギーは、2016年には9%と伸びて、資源エネルギー庁だと日本のエネルギー自給率は6%、
            輸入品で発電しているが、太陽光発電は地産地消、その場所で作り、地域おこし、長野県飯田市では公共
            施設の屋根に太陽光パネルで雇用、関西でも吹田市は再生可能エネルギー比率の高い電気を買う、太陽光
            発電する、泉佐野市でも太陽光発電のものを買う、奈良県生駒市は地産エネルギーでもっとやる、自治体
            レベルではなく、兵庫県宝塚市の北部のところ、山奥の西谷地区、人口2500人、西谷ソーラーが始まり、
            個人→10人、太陽光パネル設置に特徴があり、農産物に太陽光が入るように、チェスのボードみたいして
            一部のみ遮り、西谷地区で6カ所の太陽光発電、農業+ソーラーシェアリング、農地で、そのままだと太陽
            光パネルは設置できず、しかしこれだと一時転用になり、小家さん68歳、今は引退されて、後継者は40
            歳、農薬を使わない有機農業、パネルの下でやると、オーナーから借りると転用の危惧があり、簡単に土
            地を変えられる危惧はなく、20年間農業をしないとならず、農業にも好影響で、普段の太陽光は植物には
            強すぎて、少し遮ると良く、一石二鳥、植物にもソーラーシェアリングでレタスが良くなり、豆類の収穫
            量がこれで増えて、夏場の日照時間が減ると良く、地域にも新しい産業が生まれるもので、過疎地、高齢
            化のところに農業を続けられて、若い人に来てもらうものになれて、再生可能エネルギーが地域に仕事、
            産業+農業で意味があり、問い合わせも続いて、過疎対策+エネルギー対策が過疎地に出来るものであ
            り、農業とエネルギーの自給自足には意味があるのです、以上、上田さんの報告でした。

             今週の特集、朴さんのお話、リスナーより質問が殺到して、それぞれも思惑があり、キーパーソンは誰
            かと問われて、朴さん、金正恩委員長とトランプ大統領、しかし橋渡し役の文大統領も大きく、しかし安
            全保障と経済が共和国のポイントであり、安倍氏がどう出るか、日朝国交正常化をして拉致問題に区切り
            をつけるか、歴史に名を遺す総理になりたかったら、共和国を操れるようにしてほしいというものの、矢
            野さん、安倍氏はトランプ大統領や文大統領任せと問われて、朴さん、戦後補償から拉致問題解決になる
            と言われて、リスナーより安倍氏と金委員長の会談はいつかと問われて、朴さん、6月には行われる、モリ
            カケ問題で下がった支持率回復は日朝国交正常化とあり、リスナーより共和国の大切の続く限り拉致問題
            は解決しないのでは、日本はどうすべきかと問われて、金正恩委員長と安倍氏は会って、戦後補償と拉致
            問題解決すべき、安倍外交の勝負どころと言われて、矢野さん、見ものだと締めくくられました。以上、
            今週のニュースなラヂオでした。例により、この内容、いくらでも拡散してください!

            市民社会フォーラムon Twitter

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              23:02
              【告知】イスラーム映画祭3@元町映画館(2018/4/28土〜5/4金)https://t.co/R7FsyKQil3
              22:30
              ■【動画】海外派遣自衛官と家族の健康を考えるシンポジウム(2017/9/10日@大阪) https://t.co/fW6fXDIak4
              22:03
              ■【動画】市民による“ファクトチェック”と“調査報道”〜トランプ大統領と米メディアに触れて〜(2017/11/11土@神戸) https://t.co/jXaUHEz1cq
              21:30
              ■【動画と講演録】李鍾元さん講演「北朝鮮の核・ミサイル問題 非軍事的解決の道を探る」(2017/12/9土@神戸) https://t.co/cZ04xyc34h
              21:14
              The latest デイリー 市民社会フォーラム! https://t.co/SBwn78zkU1 Thanks to @KaitokuUraga @hiiro33 @SEtenshoku #人を動かす文章添削サービス #マスコミ
              21:03
              ■【動画】井手英策×藤井聡 本当に日本を再生できる みんなのための財政政策(18/2/3土@大阪) https://t.co/oIvFwKbqqh
              20:30
              【告知】憲法カフェ 映画「憲法を武器として 恵庭事件 知られざる50年目の真実」上映を記念して(2018/5/20日@元町映画館)https://t.co/S1MuJWEpSB
              20:04
              【市民社会フォーラム協力企画のご案内】前川喜平さん講演会「個人の尊厳を大切にする日本国憲法と教育」(5/26土@神戸) https://t.co/dVB6nDyvaK
              19:45
              【市民社会フォーラム共催企画のご案内】藤井聡×松尾匡〜本当に日本を再生できる みんなのための財政政策 Part2(5/19土@大阪) https://t.co/5w9F7E6BHl
              19:30
              【動画】伊藤真×伊勢崎賢治×山尾志桜里×松竹伸幸 公開討論「安倍加憲論への対抗軸を探る」(2018/3/31@東京)https://t.co/Qb8cf0cVJd
              19:03
              【動画】緊急学習会「森友文書改竄事件をどう見るか」情報公開のエキスパートの上脇博之が語る(2018/3/25日@神戸)https://t.co/Qxy24E3Chm
              18:30
              【動画】緊急学習会「福島県民健康調査における甲状腺スクリーニング検査の倫理的問題」(講師:高野徹・大阪大学医学部講師 2018/04/14土@大阪)https://t.co/a7PDpwdX0n
              18:15
              【動画】『しあわせになるための「福島差別」論』出版記念シンポジウム@京都(2018/2/4)https://t.co/rYDpezn0cS
              18:04
              【レポート】核兵器のない世界へ 何をどのように伝えていくか(2018/2/10土@神戸)https://t.co/e4C0I0fDLW
              17:30
              【動画】足立了平×本田宏「口から見える貧困 健康格差の解消を目指して」(2018/2/1木@神戸)https://t.co/YQlhNqs2jC
              10:11
              【5・5 緊急報告会】 「自衛隊配備が進む南西諸島は今どうなっているのか」 −与那国島からの… https://t.co/RqIztrG293 #jugem_blog
              10:08
              関西大学の不当解雇事件について書きました https://t.co/kL1w9Vh5xO #jugem_blog
              10:07
              毎日放送ラジオ ネットワーク1・17(2018/4/29) 東日本大震災の語り部タクシーのこと、千… https://t.co/CHXCBBbZtc #jugem_blog
              10:06
              6月16日(土)1350から「志願兵」長野市芸術館で上演、500円 https://t.co/c94VPVhoHe #jugem_blog
              10:03
              「沖縄の兵力考え直す時期」 鳩山元首相が神戸で講演 https://t.co/NxmtCCcZJf #jugem_blog
              09:23
              https://t.co/z2XQmWl5Ei ================================ 2018/4/28 23:28神戸新聞NEXT 「沖縄の兵力考え直す時期」 鳩山元首相が神戸で講演 沖縄の基地問… https://t.co/i3iyKQG7Lm
              05:43
              泥憲和全集?? 「行動する思想」の記録  Norikazu Doro’s Living Archive https://t.co/d1N9TeVAYn
              04:30
              【告知】『憲法を武器としてて 恵庭事件 知られざる50年目の真実』&鳩山友紀夫・元首相トーク(2018/4/28土@神戸)https://t.co/tsxWjOn4Oh
              04:01
              【告知】一挙上映&リラン・バクレー監督トーク『ザ・思いやり』『ザ・思いやりパート2〜希望と行動編〜』『トランプのアメリカ〜希望と勇気を探す旅〜(仮題)』 (2018/6/24日@神戸)https://t.co/d4G8Dw22qw
              03:30
              【告知】なぜ政府の「公文書隠し」は続くのか〜公文書管理・情報公開の現状と課題〜(2018/6/30土@神戸)https://t.co/vyIcgYSxmZ
              03:01
              【告知】三木由希子×上脇博之「市民ができる政府監視-情報開示請求の意義」(2018/7/1日@神戸)https://t.co/sP5Rc0MZDA
              02:30
              【動画】高遠菜穂子さんイラク報告会「命に国境はない 人道支援の現場から見た世界と日本」(2018/3/2@神戸) https://t.co/2f6CkYbZdR
              02:01
              ■【講演録】松尾匡×井上智洋「ひとびと」のための経済 そして ベーシックインカム(2017/8/27@大阪) https://t.co/Poyzkw2f9y
              01:30
              ■【動画と講演録】山本昭宏さん講演会 ポピュラー文化からみた「核のイメージ」史(2017/4/15土@神戸) https://t.co/LlUh3qIerW
              01:02
              ■【動画と講演録】原田実さん講演「教育に忍び込む偽史・疑似科学〜『親学』と『江戸しぐさ』を中心に〜」(17/5/28@神戸) https://t.co/Q4tSae0raO
              00:30
              【動画】毎日メディアカフェ「原発事故がもたらした福島差別と 分断を乗り越えるために」(2018/1/29@東京) https://t.co/PGrdUApt3k

              【5・5 緊急報告会】 「自衛隊配備が進む南西諸島は今どうなっているのか」 −与那国島からの報告(4)〜“基地はいらない”への苦悩−

              0

                5・5 緊急報告会「自衛隊配備が進む南西諸島は今どうなっているのか」
                  −与那国島からの報告(4)〜“基地はいらない”への苦悩−

                ■日時:2018年5月5日(土)午後6時30分〜

                ■場所:ひとまち交流館 京都 第5会議室(3階)

                ■参加費:500円

                ■報告:山田和幸さん(「与那国の風」代表)
                (プロフィール)
                府立高校在職中から、ヘ゛トナムや日本各地の木造船(舟)づくりにな関心をもつ。とりわけ南西諸島では沖縄島とはまた異なる文化をもつ宮古・八重山や奄美郡島、トカラ列島に惹かれ、通い続けている。

                ■講演:「与那国島からの報告(4)〜“基地はいらない”への苦悩」

                ■山田和幸さんからの呼びかけ:

                 東アジアは核使用を含む軍事行動の回避へ向けて、対話による歴史的な動きが始まっています。その努力に最も責任をもつべき日本は、核兵器禁止条約に背を向け、対話外交を捨て、むしろ軍事緊張を高める政策に固執しています。その表れが、沖縄本島を含む南西諸島の島々で強行されている、米軍と自衛隊が共同使用する新基地づくりです。台湾からわずか100kmの与那国島で、すでに基地は開設し、新編成部隊が動き出しました。基地開設の翌日2016.3.29、あの安保関連法が運用を開始しました。あれから2年を経た島住民の日々の暮らしと「基地はいらない」へ向けた苦悩の一端を共有できればと思います。

                ■主催:5・5 緊急報告会「自衛隊配備が進む南西諸島は今どうなっているのか」実行委員会

                ■お問い合わせ先:
                戦争をさせない左京1000人委員会
                070-5650-3468
                muchitomi@hotmail.com

                ●イベントページ
                https://www.facebook.com/events/428806847531460/


                関西大学の不当解雇事件について書きました

                0

                  <重複送信ご容赦>
                  ASU-NETホームページの連続エッセイを更新しました。お時間がある
                  ときにご覧ください。

                  http://hatarakikata.net/modules/morioka/details.php?bid=374
                  第348回 関西大学が違法残業で労基署に申告した教諭を不当解雇

                  森岡孝二

                  毎日放送ラジオ ネットワーク1・17(2018/4/29) 東日本大震災の語り部タクシーのこと、千葉さんの報告

                  0

                    永岡です、毎日放送ラジオの、災害と防災を考えるネットワーク1・17 第1118回、今週もMBSアナウンサーの千葉猛さんと、フリーDJの西村愛さんの司会で放送されました。
                     大型連休の放送で、リスナーより、災害関連死について、熊本大地震から2年、直接より関連死の多いこと、救える命をどう助けるかとの声があり、地震でも助かった命が亡くなるのは問題であり、阪神・淡路大震災では家具が崩れ落ちて、脱出し、避難所は満杯、避難の遅れた人は入れず、母の友人は入院して被災して、停電にて肺炎で亡くなったとの声がありました。
                     今回のテーマは東日本大震災の観光しながら災害を考える語り部タクシー、仙台中央タクシーのドライバー、菊池正夫さん(67歳は、震災7年で風化させないために、言葉を詰まらせることもあるが語り部タクシーをされて、取材された千葉さんの報告がありました。
                     ゴールデンウィークで東北に行く方もあると思われて、被災者の震災の記憶を語り継ぐ試み、仙台の語り部タクシー、運転手さんが被災地を走り、東日本大震災の各地にあるものの、千葉さんは仙台のもの、千葉さんは仙台出身、1000人以上関連死を含めて亡くなり、仙台の語り部タクシーについて、最初はドキドキしながら会いに行かれて、菊地さんのタクシー、語り部タクシーは2012年から震災の風化を防ぐために、語り部タクシーの講習会があり、その後活動、仙台では100人ほど活動されて、菊地さんは宮城県生まれ、宮城県育ち、100人以上語り部タクシーに乗せて、被災者には7年前の面影はなく、建物には地震の爪痕はなく、被災した、目で見てわかる建物は少なくなり、写真を用意して説明するもので、写真集で説明されて、菊地さんは自宅は全壊、菊地さんも被災者であり、岩沼市、仙台空港の近くで、家族、奥さんと子供は無事でも、お兄さん夫婦は亡くなり、説明用の写真がラミネート加工されて何枚もあり、仙台駅から、荒浜小学校、震災の遺構、壊れた建物をそのまま残して、菊地さんは車を降りて説明されて、震災遺構、1階は津波で破壊されて、2階の30cmくらいで津波は止まり、海岸から700mのところ、広い平地に震災遺構があり、震災当時、たくさんの家があり、小学校に320人避難して、校舎は震災を伝えるために残されて、津波に2階までやられた状態、窓のサッシは折れ曲がり、3階以上に当時の説明文、資料があり、天気によると屋上に上がれて、景色を見て考えられて、千葉さん土曜日に行かれて、他にも見学者はあり、ここは震災遺構、そして避難ビルを兼ねて、屋上に避難できるようになり、今も小学校の校舎に、津波が来たら避難できる、津波避難ビル、近くに避難できる高台はなく、建物は津波に耐えた実績があり、1,2階は東日本大震災のまま、その後補強されて、荒浜小学校のパンフレットにも説明があり、建物の強度は十分にあり、震災を記憶する建物+現役の避難ビル、これは一人で見に言ったら分からないものを、菊地さんは教えてくれた。
                    さらに、仙台空港近く、家の骨組みと屋根のみ残っているもので、震災遺構を個人の家で残したものがあり、家の家の方が解体せず残して、解体できるが、周りの風景が変わり、周りの中に震災遺構があり、こういう建物もあっても、個人のものでいつまで残せるか分からず、しかしこういうものもあり、2階建て木造、100平米、1階は柱が剝き出しのものではあり、震災遺構として家の周りは再開発、個人の意向で残してある。
                     名取市の閖上地区、津波で800人以上亡くなり、そこでの菊地さん、田んぼは広く、作り直したもので、農業の後継者がほとんどなく、再開に莫大なお金がかかり、一瞬でなくなり、再建に1000万円、トラクター、コンバインなどをそろえると1億かかり、農業法人を立ち上げてやっているもので、農業も、漁業も不安が現地にあるもので、西村さん、閖上を見て再開しても大変と問われて、千葉さん、個人で農業再開は困難で、法人を作り何とかして、漁業も昔から激変して、農業も漁業も未来が見えず、見た目は田んぼは復活しても大変。
                    閖上の小高い丘、日和山、津波が乗り越えたもので、菊地さん、日和山はここのシンボルであり、港の見えるもので、鳥居が破壊されて、石碑のみ残り、しばらく時間が経ち、日和山も変わり、被災地は7年経ち、姿も変わり、計画もあるものの、将来の姿は見えず、これは閖上、仙台空港より少し離れて、仙台中央タクシーの基本的なコース、2時間で回るもので、コースは小型タクシーで13650円、ジャンボタクシーで2万円強、これを割り勘して、小型タクシーなら4人で3000円ほど、語り部の特別料金はなく、石巻、南三陸、気仙沼など、料金と時間でやれて、宮城県の今の状況を聞けて、菊地さんはなぜ語り部タクシーをしようとしたか、被災者の一人として、使命感もあり、最初は戸惑いもあったものの、話をしないと、自分も前に進めないであり、思い出す、言葉に詰まるものもあるが、話をしないといけないと、語らないと前に進めない、日和山公園に、何も知らずに行くより、東日本大震災のことを考える意味があり、被災者に深い話を聞くのは困難であり、語り部タクシー、津波で兄夫婦をなくして、集団移転で、79歳までの返済ローンを抱えて、その中で笑いも入れて、お客さんとして、被災者の話を聞くものとして行ってほしいと、千葉さん締めくくられました。
                     今回の内容、語り部タクシー、旅行には人との出会いがいいと西村さん問われて、千葉さん、被災者を見て回り、東北にはおいしいものもたくさんあり、西村さん、子連れではタクシーのメリットがあり、障害のある方も行ってほしい、団体のものもあると千葉さん締めくくられました。以上、今週のネットワーク1・17でした。
                     


                    6月16日(土)1350から「志願兵」長野市芸術館で上演、500円

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                      sage body

                      http://www.irouren.or.jp/conference/2018/doc/bunkakai2018.pdf

                      「志願兵」若月俊一作 全五幕

                      時=昭和12年春(日中戦争の直前)。
                      所=北満第一戦守備の東京部隊(関東軍所属)。



                      第一幕

                      玄界灘沖の上。輸送船の甲板。
                      汽笛の音。はげしい揺れ。
                      風の音。波の音。
                      暗い海。つめたいしぶき。


                      あれなんだろう。
                      (よろめいて、甲板のさくにつかまって、海の中をのぞき込みながら)
                      サメかね。
                      ほら、あんなに船にとびかかってくる。
                      イルカかな。

                      あぶないですよ。
                      あんまり前へ出ると。
                      ・・・すごい波だなあ。

                      すごいなあ。
                      夜の海ってやつは。
                      なにしろ玄界灘だからなあ。

                      こうやって海を見てると、人間なんて小さいもんだなあ。

                      そりゃそうだよ。
                      人間なんて小さなもんだ。
                      ぼくは、人間てもっと立派なもんだと思っていたけど・・・。
                      軍隊に入ってみりゃ、豚や犬以下だ。

                      もう日本も見えなくなっちまった。

                      ああ。
                      もう、おさらばだよ。
                      いつまた日本に逢えるか。・・・

                      わたしゃぜひもう一度内地へ、東京へ帰らなくちゃならない
                      と思ってるんですがね。
                      ぜひ。・・・

                      そりゃ、誰だって・・・。

                      そりゃ、そうだけど、わたしゃ特に・・・。

                      軍隊へ入りゃ、もう一巻の終わりみたいなものさ。
                      しゃばの理屈は通らないんだからな。
                      ・・・見ろよ。
                      この船の底のすしづめさ。
                      驚いたね。
                      まるでカイコみたいじゃないか。
                      寝返りをすりゃ隣のやつの肩にぶつかる。
                      座ろうとすれば上の棚に頭がぶつかる。
                      夕べなんか、上のやつのゲロが、俺の頭の上にポタポタおっこって来やがって・・・。

                      私もだいぶ吐いちゃった。
                      やっときょうになって少し食えるようになったんですがね。
                      ・・・きのうの使役は辛かった。
                      船に弱いんですね。

                      知ってるよ。
                      きのう荒木上等兵になぐられたんだろう。
                      君、要領が悪いからさ。
                      しかし、あの荒木ってほんとうに悪いやつだね。

                      どういうわけかな。
                      荒木上等兵は何かっていうと私を目の敵にするんですよ。

                      どういうんだろうね。
                      君みたいな善人を目の敵にする必要はないんだがなあ。

                      いや、実はね、アザブ三連隊時代にゃ、いやな思い出があるんです。
                      私の家内が面会に来たとき、おすしを持ってきたんですよ。
                      せっかく一生懸命つくって来たと思ったもんで、つい一つ二つ食べたんですよ。
                      それを荒木上等兵に見つけられてね、なぐられたんですよ。
                      ・・・家内の前でね。
                      あんまり見っともいい図じゃなかった。

                      ほう、ひでえことをしやがんなあ。
                      同じ人間だというのになあ。

                      家内のやつ、泣きだしちゃってね。
                      困りましたよ。
                      ほんとうにあんときは恥をかきましたよ。
                      ・・・家内のやつ、気の弱いやつでしてね。
                      可愛そうなやつなんですよ。
                      ふた親に子どものときから死に別れましてね。

                      ぼくは君の奥さん知ってるぜ。
                      面会所で会ったことがあるよ。
                      ・・・なかなかべっぴんじゃないか。

                      (苦笑して)そんなことはないですがね。
                      いい人間なんですよ。
                      ・・・ね、野沢さん。
                      私たちほんとうに生きて帰れるでしょうねえ。

                      さあ、どうかね。
                      ・・・事によると今度の事変は全面的に発展するんじゃないかな。
                      日本も支那も、どうしてもこのままじゃおさまらないんじゃないかな。
                      歴史ってやつは、個人の希望とは関係なしに、進むからね。

                      私は一介の旋盤工だから、あんたみたいな大学出と違って、
                      世の中のことは何がなんだかちっともわかんないけど、
                      これでこのまま大きな戦争に巻き込まれるんじゃかなわないな。
                      ・・・どうしてももう一度東京に帰って片をつけなきゃならないことがありましてね。
                      ・・・うちの中が複雑なんですよ。
                      家内だって、もう今月で6カ月になるはずなんですがね。
                      まだ正式に籍が入ってないんです。

                      ふーん、そいつはまずいねえ。

                      このまま、もし万一私が戦死でもしてしまったらえらいことになっちまいますからね。
                      どうしてももう一度帰りたいんですよ。

                      なるほどねえ。
                      ・・・まったく戦争なんて罪も恨みもない人間同士を殺すんだから、
                      こんな悪いこと、世の中にないよ。
                      ・・・ま、くよくよしたって仕方がない。
                      ・・・ああ、暗い海だなあ。
                      暗いなあ。・・・

                      野沢さん。
                      私とあんたが隣町同士だなんて、ほんとに運命ですね。
                      隣町同士で住んでいながら、てんで顔も知らないでいたのに、
                      軍隊で、こうして同年兵で知り合うなんて、これもやっぱり人間のめぐり合わせ
                      ってやつじゃないですか。
                      馬鹿だけどよろしくたのみますよ。

                      冗談じゃない。
                      こっちこそたのみますよ。
                      ぼくこそ大学出だと言ったって、なんにも世間のことはわかんないお坊ちゃんなんだ。
                      ぼくはねいま、この軍隊の中でいろいろなことを勉強しようと思っているんだ。
                      命がけで。
                      ・・・しかし、辛いなあ。

                      ほんとに辛いですねえ。・・・

                      おい、こんな寒いところで何話してたんだ。
                      馬鹿だな。
                      そんなとこで煙草なんか吸ってんの見つかってみろ。
                      目の玉が飛び出るほどぶんなぐられるぞ。
                      馬鹿、早く海の中に捨てろ。
                      うわ、寒い。
                      早く船底の豚箱に入って寝ていろ。
                      上等兵に見つかると、うるさいぞ。

                      あの人、いい人ですねえ。

                      ほんとうに人間らしいのは、二年兵じゃあの人ぐらいなもんだよ。

                      だけど、このあいだ聞いたんだけどあの人アカだったそうですよ。
                      だから、あの人、大学出なんだけど、万年一等兵で上等兵になれないんだそうですよ。

                      ほう、そうかい。
                      飯島一等兵、アカだったのか。
                      そう言えば思いあたるとこがあるな。
                      ・・・一方には荒木のようなやつがいるかと思えば、
                      飯島さんのような人間もいる。
                      軍隊ってわかんないなあ。

                      敬礼!

                      こんなとこで何をしとる。

                      はい。
                      甲板の便所からただいま帰るところであります。
                      終り。



                      第二幕

                      第一幕より約一カ月後。
                      満州(現中国大陸東北部)の関東軍兵舎の班内。
                      夕方。


                      おい山田。
                      貴様二年兵にこんな汚い襦袢を着せて、それでいいと思ってんのか。

                      はいっ、申しわけありません。
                      うっかりしておりました。

                      なあに?
                      うっかりしてた?
                      ・・・なるほど、頭のいいやつは違ったもんだ。

                      馬鹿!!
                      何をしてんだ!
                      早く支度しろ。
                      ・・・貴様、きょうは徹底的にしぼってやるからな。
                      演習最中に銃口蓋なんか失くしやがって。
                      ・・・それをまたボヤボヤしてやがるから、中隊長にまでわかっちゃったじゃねえか。
                      貴様みたいな馬鹿、ありゃしねえ。
                      おかげで、我が第二班の面目、まるつぶれじゃねえか。

                      上等兵殿、申し訳ありません。

                      何?
                      申し訳ありません?
                      この野郎、こっちへ来い!!
                      申し訳ないで済みゃ軍隊はいらねえんだ!!
                      早く支度しろ。

                      班長殿に飯を持って参ります。

                      ようし、持っていけ。

                      藤田二等兵、班長殿に飯を持って行ってまいりました。

                      ようし。
                      皆、席につけ。
                      ・・・「五カ条」始め。

                      一つ、軍人は忠節をつくすを本分とすべし。
                      一つ、軍人は礼儀を正しくすべし。
                      一つ、軍人は武勇を尚ぶべし。
                      一つ、軍人は信義を重んずべし。
                      一つ、軍人は質素を旨とすべし。

                      よし、食べてよし。

                      くそ!
                      山田の野郎、何やらしても一番遅れやがる。
                      もたもたしてやんなあ、まったく。
                      早く食え。
                      軍隊では昔から早めしに早グソってきまってるんだ。
                      そんな甘いことで匪賊討伐ができると思ってんのか。
                      そんなこっちゃ、逆に匪賊にのされちゃうぞ。

                      班長殿の食器を下げて参ります。

                      班長殿の食器を下げて戻りました。
                      石塚上等兵殿、
                      しばらくしたら班長殿の下士官室に来るようにとのお言葉がありました。

                      下士官室へ?
                      もういけねえ。
                      きょうは班長にこってりお目玉だ。
                      実際、うちの初年兵はたるんでやがるからな。
                      きょうの演習で三人も落伍しやがった。
                      まったくあきれかえってものが言えやしねえ。
                      おまけに山田の野郎、何をもたもたしてるかと思や、
                      「班長殿、銃口蓋をなくしました」なんて。
                      ほんとうにまぬけな野郎だよ。
                      銃口蓋なんかなくしたら、かまうこたあねえ、すぐ他の班から員数(いんずう)
                      つけて、知らん顔してりゃいいんじゃねえか。
                      おかげで、こっちはこれから班長さまに大目玉だ。
                      今晩は、てめえたちあとで少しばかりすじ金入れてやるから、ゆっくり待ってろよ。

                      上等兵殿、きょう、うちからこんな慰問袋がまいりました。
                      古兵の皆さんで召し上がってください。

                      なんだ。
                      ふーん。
                      お、こりゃあうまそうなチョコレートがあるじゃねえか。
                      どうだい一つ。
                      こいつはちょっといただける。
                      お前も食え。

                      はっ。
                      自分はいいであります。
                      古兵殿にあげろと書いてありました。

                      ふーん。
                      なかなか話せるな。
                      誰だ、そりゃ。

                      はっ、自分の妻であります。

                      何?
                      妻?
                      貴様かかあ持ちか。
                      へええ、そんな若いくせに。
                      けしからんな・・・。
                      そいじゃ、この班じゃ、かかあ持ちが二人いるわけか。

                      山田の野郎とな・・・。
                      あんなやつのとこへくる女の気が知れねえよ、まったく。

                      そりゃお前、「たで食う虫も好きずき」って言うからな。
                      人のことはどうだっていいやな。

                      いくらたで食う虫でも程度があらあな。

                      藤田。
                      てめえのうちは商売何してるんだ。

                      はっ、料理屋であります。

                      ほう、料理屋。
                      なるほどいいたまだ。
                      そいじゃ、いい娘(こ)たくさんいるか。

                      はっ、たくさんいるであります。

                      ふーん、そうか、そりゃてえしたもんだ。
                      除隊したら遊びに行くぜ。

                      はっ、ぜひ遊びに来ていただいたいと思います。

                      よせよ。
                      除隊できると思ってんのか。
                      いまに支那と全面戦争だ。
                      除隊どころのさわぎじゃねえよ。

                      いやな野郎だな。
                      わきからつまらねえこと言いやがって。

                      あああ、俺も早くかかあもらってやりてえな。
                      八日八日の外出に「満州ピー」買うんじゃどうにもなんねえや。
                      ああ実につれえ。

                      おい。
                      いま笑ったのは誰だ。
                      ・・・誰だよ。
                      ・・・すこし甘いこと言や、いい気になりやがって。
                      ・・・よし、みんなここへ並べ!
                      総ぴんただ。
                      さあ、皆集まれ。
                      整列。
                      気をつけ!
                      おや、笑いやがったな。
                      野沢。
                      山田。
                      こっちへ来い。

                      自分は笑ったりなどしません。

                      やかましい。
                      軍隊じゃ、言い訳は通らねえんだ。

                      なに。
                      二年兵の話がおかしくて笑った?
                      なめるんじゃねえよ。

                      よせよせ。
                      そんなことおこったってしょうがねえ。

                      貴様は黙っとりゃいいんだ。
                      てめえら、初年兵のくせに二年兵をなめやがって、
                      それですむと思ってんのか、この野郎。

                      やれ。
                      見せしめだ。
                      徹底的にやれ。

                      てめえたちに関東軍独立守備隊の味を味わわしてやる。
                      内地とはちいっとばかりちがうぞ。
                      銃をもって来い。
                      ・・・気をつけ!
                      捧げ砲!
                      ・・・五分間。
                      ばか!
                      なんだそのざまは。
                      かかとをあげ、なかば膝を曲げ!
                      なんだ、そのざまは!
                      この野郎、ふざけやがって!
                      この野郎。
                      内地たあちがうんだぞ この野郎!!

                      今度は俺が鍛えてやる。
                      なめやがって。
                      野沢!!
                      貴様だいたいふだんから態度が大きい。
                      大学出だなんて大きなつらしやがって。
                      この野郎。
                      さ、貴様ら二人、「ウグイスの谷わたり」10回だ。
                      始め!
                      始めったら始め!
                      早くやれ!

                      はい。
                      「ウグイスの谷わたり」10回やらせていただきます。

                      山田、てめえまた笑ったな。

                      いえ、わ、わ、笑ったりなどしません。

                      何をこの野郎、言い訳するか。
                      山田、「ウグイスの谷わたり」もう10回!!

                      山田二等兵、「ウグイスの谷わたり」10回やらせていただきます。



                      第三幕

                      第二幕よりさらに二カ月後
                      「馬占山高地」で演習中。
                      禿げ山の各所に草むらのかげができ、すでに春の面影がただよっている。
                      遠くから班長の号令。
                      上等兵たちの叱咤する声。


                      おい「止まれ」だぞ、あの草むらがいい。
                      あー、ちきしょう。
                      もうだめだ。
                      ぶったおれそうだ。

                      ちきしょう。
                      犬や猫じゃあるまいし、まったく。
                      朝から走らせ通しじゃねえか。
                      もうだめだ。

                      あーあ、まいった、まいった。
                      おいどうした、山田?
                      ばかに苦しそうじゃないか。
                      馬鹿だなあ。
                      もっと要領よくやるんだよ。
                      馬鹿正直に、匍伏前進なんか続けて来るやつがあるか。
                      見えないところはインチキするんだよ。

                      はあ、第五班がやられてるな。
                      ・・・おい。
                      しめた。
                      おい。
                      みんな第五班のところへ行っちゃたぞ。
                      おい。
                      鬼のいない間に、ちょっと洗濯といこうじゃないか。
                      遮蔽物を利用してね。
                      ここなら向こうから見えない。
                      ちょっとひと休みだ。

                      ちきしょう。
                      ほんとうにまいったね。
                      あーあ。

                      まいったよ。

                      おや。
                      おいおい。
                      あれ、ヒバリの声じゃないか・・・。
                      そうだ、たしかにヒバリだ・・・。
                      なつかしいなあ。
                      久しぶりだなあ。

                      いつのまにか、もう春なんだなあ。

                      東京じゃ、いまごろ、もう桜も満開だろうな。
                      ちぇ、ビールで一杯やりたいな。
                      新宿あたりで。
                      ちきしょう・・・。

                      あっ、たしかにヒバリの声だ。
                      ああ。
                      ・・・おい山田。
                      大丈夫か。
                      お前、どこか悪いんじゃないか。

                      私は前に、「腎臓脚気」とかになったことがあるんですよ。

                      「腎臓脚気」じゃない。
                      「心臓脚気」だろう。
                      そりゃ、たしかおっかない病気だぜ。
                      どうして診断してもらわないんだ。

                      いや診てもらったんだけど。
                      ・・・なんともないって、軍医さん言うんですよ。

                      だって、たしかになんともあるじゃないか。

                      ・・・あのへっぽこ軍医に何がわかるもんか。
                      なんだってかんだって、みんな「異常なし」なんだ。
                      ひでえもんだ、まったく。
                      それに自分は酒ばかりくらいやがって。
                      夜は芸者買いだ。

                      それも日本人の芸者だそうじゃねえか。
                      それにくらべて俺たちは、なんの因果でこんなところへ来ちまったのかなあ。
                      これも前世の因果かなあ。

                      これも誰ゆえ・・・「天皇陛下のため」か。
                      冗談じゃねえや。

                      この間の上靴(じょうか)ぴんたにゃまいったね。
                      まだ耳がガンガンしてやがる。
                      まったく目から火がでるってほんとうだね。
                      ピカリでやがった。

                      ちきしょう。
                      上等兵のやつらまったく人間じゃねえや・・・。
                      いまに見てやがれ。
                      弾玉(たま)は前から来るとばかりはきまってねえんだからな。

                      そうとも。
                      いまにみてやがれ。
                      おとなしくしてりゃ図にのりやがって・・・。
                      おっと、いけねえ。

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