J−WAVE JAM・THE・WORLD(2019/4/30) 青木理vs田原総一朗 平成はいい時代であったか?戦後の象徴天皇制を考える、劣化した安倍自民党の末路を説く!
永岡です、J−WAVEのJAM・THE・WORLD、火曜日のニューススーパーバイザーはジャー
ナリストの青木理さんでした。
性犯罪の件、被害者を守るため、無罪判決の続いている件への刑法改正を求める署名が行われていま
す。
http://hrn.or.jp/news/15792/
20時現在で、平成は終わる件、青木さん、元号は支配者が時間を支配するためのもの、天皇は国民の総
意に基づくもので、改元を喜ぶのは悪いことではないが、青木さんは関心なしと説かれました。
ニュースについて、各紙の夕刊について退位で埋め尽くされて、これを考えるしかない、昭和→平成の
際にグローバーさんは小学生、記憶があり、青木さんは大学4年生、異様なムード、昭和天皇、60年以上在
位、昭和天皇はその戦争責任は別として、大東亜戦争を象徴する人物で、天皇制反対のものもあったが、
崩御で日本中は自粛ムード、テレビもCMなし、バラエティ番組なし、町中で飲み会アウト、車のCMで
お元気ですか、が自粛になり、戦前の天皇制、右に倣えの日本社会であり、一人の人間の死んだことに、
社会全体がこんなことになるのに驚き、今回は今上天皇生前退位、次の代は悠仁さんしかいない、天皇は
国民の総意に基づく象徴天皇制、天皇に親しみを持つは史上最高だが、それを維持するのに、悠仁さんし
かなくて大丈夫か?法の下の平等だと、世襲で特権階級を作るのは憲法違反、最近、皇族の結婚でてんや
わんやだが、憲法では両性の合意に基づくものなのに、平成最後、令和初のお祭り、昭和天皇の自粛の裏
返し、皇族と国民はどう向き合うべきかと説かれて、グローバーさん、天皇陛下の活動を問われて、青木
さん、象徴とは何か?敗戦時に天皇制は廃止されず、占領軍はこれを利用して占領政策をして、象徴天皇
制とは何か?具体的に何か答えなし、それを今上天皇が作り上げて、多くの国民が支持しているので親し
みを感じるが、新天皇はどうすべきか、お祭り騒ぎではなく冷静に考えるべきと説かれました。
UP CLOSE、平成はいい時代であったか、青木さんとスペシャルゲスト、ジャーナリストの田原
総一朗さんのお話がありました。今上天皇と田原さん同い年、85歳で、平成について、青木さんは元号で
時代を切るのは疑問だが、多くの方はそう考えて、89年に冷戦終結→ベルリンの壁崩壊、日本はバブル、
田原さん、世界は希望にあり、中曾根氏は、平成は神が人類に与えた休暇といい、希望に満ちて、青木さ
ん、89年には大学4年、新聞記事を志向して、東西冷戦が終わり世界はいい方向と思い、田原さん、アメリ
カとソ連の管理体制が破綻して、イラクで中東を自分のものにしようとして、フセインの軍隊がクウェー
ト侵攻に、ソ連も参加して、初めて国連安保理でアメリカとソ連が一致した。
青木さん、日本国内では、平成はバブル崩壊が91年、札束の乱舞するもの、山手線の土地でアメリカが
買える→30年でダメになり、田原さん、89年は世界のトップ企業に日本企業だらけ→今はトヨタだけ、89
年には一人当たりGDPは4位→今は25位であり、青木さん、産業構造の転換に日本は失敗して、時価総額
はアメリカと中国のみ、かつては全く入っていない中国がITでランクイン、田原さん、日本はサラリー
マン経営者、3代目、大企業では大きな仕事は常務しかいない、敵になるから(笑)チャレンジしなくなった
というもので、青木さん、かつては年功序列と終身雇用でどうして破綻したかと問われて、田原さん、松
下幸之助氏を取材したら、失敗だらけ、経営者が社員を見て、むつかしい問題に面白がってチャレンジす
る、ソニーの盛田氏は、日本にないものをつくる、ホンダもそうで、青木さん、新しいイノベーションを
起こす経営者がかっていたが、今はいない、田原さん、雇用は、非正規雇用が4割で、アメリカやヨーロッ
パは正社員もリストラする、日本は非正規でリストラして、アメリカ、ヨーロッパは優秀な人間を日本の
10倍の給与で雇う。
青木さん、企業は内部留保をためてチャレンジしないと問われて、こういう状況の企業より、こうさせ
た政治の責任を問われて、田原さん、平成で非自民政権ができて、昭和の歴代総理は反戦平和だが、平成
で二つの意見があり、冷戦時はソ連が敵、それで対米従属、冷戦後、日本は自立すべき→保守は冗談では
ない、冷戦時はアメリカが日本を守り、しかしソ連がなくなり、アメリカにまともに相手にされる国、保
守論陣がまともに相手にされる、冷戦時はアメリカに頼り、片務性→集団的自衛権、北岡氏らが安倍氏に
やらせて、昭和は戦争しない、専守防衛→いずもを空母にするもので、青木さん、自民党でも反戦平和、
戦争体験がありあんなバカなことを、という痛切な悔い、反省と説かれて、田原さん、戦争を知る政治家
は戦争しないと角栄氏がいい、小泉氏は知っているが、安倍氏はそうではなく、青木さん、今の日本の政
治の問題点は、角栄氏、中曾根氏は1世、政治家になるためになりあがった創業者、その後2世3世だらけ、
田原さん、政治家になり覚悟をかつては決めていたが、安倍氏、麻生氏は覚悟なしと言われて、青木さ
ん、企業経営と相通じるが、新しいイノベーションより、安全運転と説かれて、田原さん、安倍晋三氏は
素直で、岡崎市、北岡氏のことを聞く。
青木さん、安倍氏に寿司を食べさせてもらっていたものは称賛して、田原さんはなぜ批判するか、田原
さん、安倍氏の3選で、自民党は中でモリカケ問題を語らない、安倍氏のゴマスリだけであり、それは良く
ないと田原さん説くと、これを二階氏、菅氏に提言したら困っていて、今の安倍氏の勝手気ままは野党が
弱く、政権奪取の気概なし、田原さん、枝野氏に経済で提言しろ、それで国民は仕方なく自民党に入れ
て、そして自民党の中は安倍氏のイエスマン、マスコミは自主規制。
田原さんはメディアに半世紀以上いて、青木さん、マスメディアはどうして根性が亡くなったか、田原
さん、コンプライアンス、昔はクレームが電話で放送局に来て、今はファックス、メールでスポンサーに
来て番組は潰される。
青木さん、記者はどうしてあんなに安倍氏をヨイショするのかと問われて、田原さん、記者たちは政治
に興味を持たず、憲法改正は本気かと問うと、田原さんは本気ではない、下村氏がやれない、憲法改正す
るなら、自民党の全議員が、国民の生活が良くなると言うべきなのに、自民党の議員はそれから逃げて、
青木さん、安倍氏が憲法改正から逃げている、自衛官がかわいそうというもの、田原さん、安倍氏は憲法
を変えた総理として名を残したい、青木さん、祖父の岸氏のためと問われて、田原さん、安倍氏の応援
団、日本会議や百田尚樹氏らがあり、田原さん、本気で憲法を変えるなら相談しろというのに、誰も発言
せず、マスコミもダメ、田原さんは、青木さんのサンデーモーニングを評価されて、田原さんはベテラン
でタイムリミットきっかりに終わったことを青木さん評価されました。
青木さん、田原さんは一時期政治に近づきすぎと思ったが、言論の自由は主張されて、秘密隠蔽法や共
謀罪に反対するのを評価されました。
なかなかいい内容でした。以上、青木さん、田原さんのお話でした。
- 2019.04.30 Tuesday
- テレビ・ラジオ情報
- 23:18
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