永岡です、西谷文和、路上のラジオradio on the street第10回、今週は阪南大学の桜田照雄さんがゲストで、大阪の博打場(カジノ)がテーマでした。https://www.radiostreet.net/news/221/ 忖度も自粛もなくやるもの、リスナーより、離島におられる方の評価の声がありました。桜田さんは経営学の専門家、大阪夢洲カジノ誘致に反対、万博誘致も批判されています。
9/8にお二人で夢洲取材、埋め立て地、産廃で埋め立て、六価クロム、PCB、ダイオキシンなど、法律で規制されているが、有害物質、カドミウム、ベンゼンなどあり、大阪湾は河川の運んだ土砂により作られたもので、明治以降阪神工業地帯、住友化学、住友電工などのものがあり、戦前は有害物質を排出、規制は60年代終わりに公害問題が叫ばれて、67年に美濃部都政、71年の黒田知事も公害対策して、公害はしかし69年まで、明治維新から規制なく垂れ流し、大阪湾は有害物質の堆積で、湾は深くするために定期的に浚渫しないとならず、有害物質の入った海を埋め立てての夢洲、豊洲もベンゼンなどあり、食べ物のところにはだめだが、夢洲はそれに加えてアスベスト、建設残土に入り、現場は汚染水の極み、夢洲の中に大きな池があり、それを万博会場=6年後なのにまだ池であり、廃棄物処理場で法規制があり、それを免れるために夢洲は大問題、いくつもの区分があり、小さい池は産廃処理場、雨で地下に有害物質が入り、福島原発事故の地下水と同じ、1日400トンの地下水と同じものが夢洲にあり、たまった汚染水は万博会場の一番大きな池に流し、処理しておらず、上澄みの水を大阪湾に流すが、この池は埋め立ての必要があり、全部は埋め立て間に合わず、専門家から見てこんな汚染環境で万博はできず、何が埋まっているか分からず、大阪府のヒアリングを調べて、当時の法律に従うと言うが、夢洲の埋め立ては85年開始(護岸は77年)、2025年まで40年埋め立ての予定が、法律に基づくというものの、法律は2006年までかかり、浚渫土砂について、21年分は規制されず、産廃処分法の適用を受けず、海洋汚染防止法での規制、浚渫土砂は不要物ではなく、法の抜け穴。
95年の阪神淡路大震災の時、アスベストが出で、それも入り、東日本大震災のがれきは橋下知事が受け入れたが、汚染を受けた場所で処理すべきで、なぜ拡散するのかと批判を押しのけていて、万博予定地はまた埋め立てに950億円かかり、それも一部、まだ足りない=万博で浪費、しかし業者には仕事が増えて、オリンピックと同じ、少ない予算を言って膨れ上がり、業者は維新の支持者で維新ウィンウィン。
夢洲にトンネル、地下鉄を通さないといけないが、トンネル+橋だけでは適用できず、3000万人来るというもので、外国人150万人来ると言うが、実際は200〜300万来る、近畿圏でたくさん来て、大阪は今でもホテルが取れず、ホテルは万博だと足りず、花博、愛知万博に匹敵して3000万人は来る。
万博の前にカジノを作るが、コンテナヤード、大型コンテナの入る際に合理的にするのには、コンテナの数だけトラックを並べないとならず、トラックの数珠つなぎ、ベルトコンベヤーみたいに使う=1車線は大型トレーラーでふさがれて、往復2つ潰れる。3車線の道路も工事用車両で埋め尽くされて、周辺住民の健康問題が出る、夢洲には住民はいないが、周辺地域の環境問題があり、万博は夏にやると台風の懸念があり、昨年の台風21号で大阪はエライことになり、夢洲、咲洲は台風に弱いと西谷さん説かれて、桜田さん、コンテナは現場では3段にして欲しいのに、5段にしないと採算は取れず、風速60mにて耐えられず、クレーンも大変、万博パビリオンは目立つ+取り壊しやすいものにしないとダメで、台風の直撃だと建物は大変なことになり、万博では跡地利用が問題になり、愛知万博は住宅地にするとしてクレーム、しかし吉村氏は博打場にすると名言してしまい、しかし主催は国であり、オリンピックは都市が開催するものの、万博は国でまだゴタゴタがあり、万博+カジノは危うく、こういうことを想定していない、工場を作るなどのための夢洲+地盤が緩い+アクセスも悪く、人口島は地盤沈下、さらに土地の使途を変えられず、人口島は用地利用が決められて、問題がは山積みであり、このままだとエライことになるのです。
うずみ火ラジオ、矢野さんによる今回のテーマは、空襲被害者の補償問題です。矢野さんの伝えたいこと、空襲、太平洋戦争末期、軍事工場から民家を狙った無差別爆撃、5大都市はやられて、続いて中小都市も空襲に会い、米軍は東京〜熱海まで番号を付けて爆撃して、総数70万人殺されて、障害を負った人もあり、新聞うずみ火読者の藤原真理子さん、大阪大空襲の2時間前に生まれて、出産即母子ともに防空壕、そこに焼夷弾、ゼリー状のガソリン、粘着性のある殺人兵器、防空壕は火の海、藤原さんの産着も火がついて、母親は助けを求めて、家の前を通った青年に助けてもらい、父親が帰還して藤原さん病院、しかし薬は赤チンのみ、足に障害、左右の足の長さが違い、隠すためにズボンをはかないとならず、藤原さんそれに気づいたのは5歳、銭湯で変な足と言われて、あんたも悪いことしたらあんな足になるとその親に言われて、体育は見学、今も義足であり、藤原さんのような被害者、民間の被害者には国から一銭も補償なし、戦前はあったのに、1946年に廃止されて、サンフランシスコ条約で独立、軍人恩給は復活、今まで60兆円支給されて、しかし民間の空襲被害者の補償はなし、広島、長崎、シベリア抑留者はわずかでも補償されているのに、被害者は空襲被害救済を求めて、しかし国会で全部廃案、国は雇用関係なしというものの、戦争を国が始めないと被害はなし、真っ先に補償すべき、敗戦国のドイツも、戦勝国のイギリス、フランスも救済、ドイツにいたポーランド人も救済。
戦争被害の受忍論、戦争被害は我慢しろ、しかし軍人などは補償されて、民間のみ救済なしは憲法14条に違反、被害者は裁判に訴えて、東京、大阪ともに敗訴なものの、当時の国の政策で空襲被害を大きくした=防空法、逃げたらダメで被害+司法ではなく立法の場で救済しろであり、自民党〜共産党まで超党派でやるものの、補償は障害を負った人のみ、さらに政府の謝罪なし、また戦争になると藤原さんは思い、敗戦74年、藤原さんは空襲被害の救済を求めて今も街頭に立たれていると矢野さん締めくくられました。
後半、そもそも博打も万博もするな、どちらも利権、カジノは9300億円の仕事がゼネコンに行き、利権の塊、万博も莫大なお金で、建設費1200億、経済波及効果4000億、金のなる木が利権+夢洲駅に高層ビル=ピサの斜塔、大阪メトロは利用者低迷、しかし土地開発能力なし、営業利益の85%は御堂筋線、しかし地下鉄延伸が必要で、そんな中で年間の儲けの20%を駅ビルにしたら破綻、WTCの二の舞。
なぜカジノか、であり、西谷さん、トランプ氏がカジノ王と説かれて、桜田さん、インドのマハラジャはカジノを作り過ぎて破綻、引き継いだ会社も事業をやめて負債150億、トランプ氏のカジノは破綻、アデルソン氏、トランプ氏に30億献金したひと、ラスベガスサンズの経営者がトランプ氏とズブズブ、それで大阪は裏切られて、アデルソン氏は大阪を裏切り、横浜に行き、林市長はカジノ白紙から推進、やらないと言わなかったものの、横浜は、夢洲カジノはできたら3800億、マカオ(3000億)を超えるが、横浜は8000億!それだけカジノは横浜で儲かり、そして林氏の後ろ盾に菅官房長官がいて、さらに苫小牧、長崎にカジノであり、8000億の粗利=10兆円博打の売り上げがいる(粗利7%)=博打に10兆円かけないとダメ、残り9.2兆円は胴元などに行き、カジノでギャンブル依存症量産、ラスベガスは入場3000円、マカオ5000円、マカオにVIPルーム、大王製紙の社長は1回150万かけていて、つまりそれだけ負けている人がいる=泣いている人がいる。
吉村氏など、高校生に博打の手引き、将来ギャンブルにのめりこまないように!であり、ギャンブル依存症対策を高校生に配るのは、そんなことをするならカジノを作るな、なのに9万分税金で配り、博打の問題点は書いてあるものの、最良の対策のギャンブルに手を出すなは書いていない、高松で問題になり、桜田さん聞いて、ギャンブルする人はバクチに価値を認めて、それを国が規制するのはおかしいというもので、ギャンブルについてこの始末であり、要するにギャンブル依存症を大量生産して、カジノで儲ける、しかし高校生はパチンコ、競馬はできないのに、本来、ギャンブルを禁止すべき。
この法案でカジノ業者は儲ける、1千万円の札束は10kg、10億100kg、マカオだと一晩に何億負けるので、現金は運べず、予め金を貸す、しかし貸金法、銀行法はバクチには適用されず、10億借りて、利子が付き、2ヶ月は猶予、しかしその後延滞料は莫大なもので、貸金法では、カジノでは信用調査の情報を利用しないとならず、住所氏名etcのデータが丸裸+マイナンバーカードの情報紐付き、情報を売るものもあり、顔認証システムがあり、顔でその人がどれだけ勝っている、負けているがわかり、そばに行き甘い言葉を囁けであり、マンションを持つ人にそれを担保に貸す、債権を闇勢力が彼らの世界では1%で売買して、要するにカジノ+闇勢力で、延滞金もあり、締め上げる必要はなく、そして腎臓売れ、肝臓売れという話が出てくる、家も失い、家庭崩壊、カジノを作ればこういう悲劇をいくらでも拡大することになり、高校生のパンフレットで、9回続けて赤なら、次は黒とあるが確率的におかしい、これをやっているのが維新と、安倍官邸。
安倍官邸は憲法改悪で、カジノを認めるためにバーターでカジノを作り、大阪の、関西の人たちが不幸になり、想定外と関西、大阪府民を巻き込む。
西谷さん、維新は大阪で強いが、有権者は考えないと地獄行きと説かれて、桜田さん、短期的な利益か、長期的な視点か考えるべき、維新を勝たせて大阪を沈没させるのはいけない。
10/22の祝日、カジノあかんの集会をエル大阪でやるもので(http://www.anti-casino.net/data/item_goods/5d5b8782_179cf.pdf )、西谷さんも参加、桜田さんは大学の講義があるが、カジノを許せば大阪全滅なのです、これで時間になりました、以上、桜田さんのお話でした。
路上のラジオはこれからも市民目線でやる、リスナーから、応援してあげるものが必要です。以上、第10回の内容でした。
続いて、27日の荻上チキセッション22、高浜町助役→関西電力の問題、お馴染み崎山敏也さん、関西電力本店前から報告されています、TBSラジオクラウドで公開されています、https://radiocloud.jp/archive/ss954/
デイリーニュースセッションセレクト、関電会長らが高浜森山元助役から3.2億受け取り、岩根社長の弁明は支離滅裂であり、見返りなしというものの、菅原大臣は事実なら言語道断というものの、チキさん唖然、TBSラジオの原発担当の崎山さん、本店ビルの前、中之島はたくさんビルがあり、7,8階と最上階は灯り、高浜は1,2号機40年以上であり、原発反対の市民も抗議して、ここは緊張しているもので、夕方はピリピリしても、夜の22時は静か。
関電と元助役の件は、金沢の国税、高浜原発、大飯原発の建設業者の税務調査をして、森山氏→3億、所得として申告なし、2012〜2017年に金額未定ながら、関電20人に3.2億、お金+金品、しかし具体的なものは公表されず、これを国税の指摘で発覚、追徴課税もした。
金品の中身は、社長だと就任祝い、しかし高額過ぎると役員も指摘して、しかし森山氏は高浜原発に尽力したので、返さず預かったものの、もらった時点でアウト、違法性がなくてももらうことはダメ、拒絶する、突き返すべき、就任祝いとしては破格であり、この7年間は福島原発事故の後で、関電は高浜原発を動かしたい、3,4号機は比較的新しく、規制基準に合うもので、建設業者を儲けさせるために3.2億。
現金からどうしたか、確認されず、関電の発注プロセスは適切と言うので、賄賂をもらって見返りなし、関係者の処分など不明、関電は説明せず、社内調査を1年したのに、関電は説明する気はなく、原子力マフィアは今までえげつないことを多々して、これで済むわけはない。
誰が処分されたか不明、国税の調査、追徴課税もあり、検察も動くべき、見返りなしでも、こういういかがわしいこと、岩根氏は日本の電力業界のトップで、他の電力会社もやっている可能性があり、地元の有力者との関係は、通常の商行為でも問題、原発は適切に運営されているのか、関電は答えるべき。
原発再稼働、立地からお金をもらえるとなると問題であり、地元の行政、福井県知事は当時と交代であるものの、原発は地元の同意がいる、法的なものではないが、紳士協定であり、過去には犯罪行為もあったが、ここまで露骨なことがあったら、検察も介入すべき。
高浜原発は今3,4号機は相対的に新しく、今は動いているが、テロ対策で止まる可能性があり、1,2号機は40年を超えて、工事が必要で、高浜原発で作業員が一酸化炭素中毒、審査に間に合わせるためか、ともかく急がせていて、30日はJCO臨界事故20年、現場に教えず核物質を扱わせていたためで、核の世界は無茶苦茶、無理を続けていてとんでもないこと。
高浜原発の再稼働は地元議会などの合意が必要で、崎山さん森山氏と面識があり、森山氏の自宅の前に正月は関電の車だらけになり、森山氏の権限は不明だが、受注させた企業にとんでもない金額を送り、地元の同意を前提に動いているのは問題。高浜以外にも有力者がいて、彼らの意のままに原子力マフィアは動き、核に必要な透明性が確保されない。
問題だらけ、高浜町では前町長は再稼働イケイケ、その背景に森山氏も存在があり、高浜町は合併なし、大飯町は合併もあり、原発の理論的なものだけでなく、地元は恩恵もあるが、チェックしないと、核を一部の利権が決めていたら大変なことで、都会の人間もチェックすべき。
今回の詳細は分からず、大阪地検も動かないとダメ、これを機に原子力行政の不透明なところを糾さないといけないのです、以上、崎山さんの報告でした。